環境への取り組み
デンソーでは、グループがめざす「環境経営」に向けた長期のコミットメントおよび環境方針として「デンソーエコビジョン」を10年ごとに策定しています。
またエコビジョンに定めるコミットメント・環境方針を具体化するために「環境行動計画」を5年ごとに策定しています。
環境方針(デンソーエコビジョン2025)
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コミットメント
デンソーグループは、全ての企業行動を通じて、環境・エネルギー問題の解決と自然との共生を図り、2050年の持続可能な地域・社会に向けた、新たな環境価値を創造し、地球を守り、次世代に明るい未来を届けます。
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環境方針
コミットメントのマイルストーンとして、2025年に達成すべき新たな目標「ターゲット3」として、「エネルギー1/2」、「クリーン2倍」、「グリーン2倍」を定めました。
また、この3つの目標を「製品」「工場」「社員」「経営」のそれぞれの段階で実現するため、10個の具体的行動「アクション10」を推進していきます。
【ターゲット3】
(1)エネルギー1/2
地球温暖化やエネルギー・資源問題を解決する技術で、地球環境の永続的な維持に貢献します。
(2)クリーン 2倍
全てのステークホルダーの皆様に安心して頂けるよう、順法はもとより、
継続的改善を進め社会と共に成長する企業であり続けます。
(3)グリーン2倍
豊かな自然を次世代に引き継ぐため、自然との共生を目指した企業活動を通して、
自然の叡知・恩恵を分かち合う社会を実現します。
【アクション10】
「エネルギー」「クリーン」「グリーン」の3軸で10のアクションを定め、
製品・工場・社員・経営の視点から全ての事業領域で取り組みます。
当社の取り組み エネルギーの地産地消 人と環境にやさしい工場
地球と地域の環境維持・改善への貢献
屋根に敷きつめた約4800枚の『太陽光パネル』で2000kWの発電を行い、必要なエネルギーを自ら生み出し工場を稼働させています。
屋根の備えた『トップライト (採光窓)』を用いて太陽光を工場内に取込み、照明エネルギーの低減に努めています。
工場外周や大型広場を緑地帯として整備し、地球環境の改善に貢献しています。
敷地内に降った雨は緑地帯や『雨水地下浸透層』で一時的に貯水し、周辺地域の浸水を低減します。
PHV(プラグインハイブリッド車)を蓄電池として使用する『PHV蓄電』設備で有事の停電に備えています。
長時間停電の備え 避難場所を地域へ提供
有事の際は従業員のみならず、地域住民の避難にも協力します。
多目的広場と称して広大な緑地帯を整備、有事の際は避難場所として活用します。
停電時はPHV(プラグインハイブリッド車)を電源として使用することで電気を供給することができます。
災害時の炊き出し対応可能な「かまどベンチ」、その燃料として間伐材を活用した「エコベンチ」を整備しています。
工場内空調制御にチャレンジ CO2削減への取り組み
工場内の換気方法を工夫して、空調に用いるエネルギー削減≒CO2削減に取り組んでいます。
自然の力を借りて風を導き夏は涼しく、冬は設備から出る排熱を有効活用して暖かさを維持しています。