
先輩社員紹介
S・Hさん 2013年入社
化成技術(金型生産準備)
――仕事の内容を教えてください。p>
私の担当は、金型の生産準備です。金型は樹脂製品の品質を左右する重要な要素で、新しい金型を量産レベルの品質に仕上げることが主な業務です。生産準備に加え、製品の検討も行います。具体的には、試作品の品質を確認し、不具合の修正を重ねながら、最適な形状に改良していきます。最善の準備を整え、製造現場に引き渡すことが私たちの役割です。また、より高品質かつ効率的に加工できる金型への変更提案も行います。例えば、図面通りでは最適な品質が出せないと判断した場合、取引先に形状の変更を提案することもあります。
――シミズ工業の魅力は何ですか?
シミズ工業の魅力は、業務内容の幅広さです。樹脂成形や金型製作だけでなく、製品設計から成形、工程設計まで、ものづくりの多様なノウハウが社内に蓄積されています。そのため、多くの部署で経験を積むことができます。また、スキルアップを目指す人には「チャレンジ制度」という昇級制度もあります。自分で目標を設定し、課題を見つけ、計画を立てて取り組む制度です。この過程を通じて、技術力だけでなく、業務に対する考え方やマインドも成長できる点が魅力だと感じています。
S・Nさん 2018年入社
生産準備
――仕事の内容を教えてください。
カーエアコンや冷却装置の工程設計チームに所属し、新製品の生産準備を担当しています。具体的には、製品の生産に必要な治工具・設備の仕様を決定し、必要な資材の手配や調整を行います。特に新製品の場合は、納入先(デンソー)の生産開始日に合わせて生産ラインの工程を設計します。納期の遅れは自動車メーカーにも影響を及ぼすため、納期厳守は必須。業務に関わる責任の大きさを日々実感しています。
――学生時代の経験はどのように活きていますか?
学生時は電気電子系を専攻していましたが、就職後にその知識を活かせるのか不安もありました。しかし、実際に仕事をする中で意外と活用する場面が多いと感じています。工作ロボットの操作にはプログラミングの知識が必要ですし、センサ配線や設備の不具合対応では電気回路図の知識が役立ちます。現在は治工具や設備の準備が中心ですが、今後は3DCADを活用した設備設計にも挑戦したいと考えています。
Y・Tさん 2020年入社
型設計
――仕事の内容を教えてください。
射出成形用の金型設計を担当しています。金型は、樹脂製品を加工するうえで欠かせないものであり、射出成形機と組み合わせて使用されます。主な業務は、新しい金型の設計と立ち上げですが、試作段階で設計に修正が必要となることもあります。不具合があれば金型の構造に問題がないかなどを検証し、改善策を講じます。社内で解決できない場合は、金型メーカーと協力しながら最適な方法を模索します。金型の設計は、製品の性能やコストに直結する重要な業務です。理想的な構造を追求しながら設計・修正を進めることで、シミズ工業のものづくりを支えているという実感があります。
――シミズ工業に入社した決め手を教えてください。
大学ではシステム工学を専攻し、プログラミングやデータ解析を中心に研究に取り組んでいました。一方で、プラモデル製作を趣味としており、ものづくりにも興味がありました。進学か就職かを迷っていた中、シミズ工業のインターンシップに参加する機会があり、入社を決意しました。インターンシップを通じて実感したのは、この会社なら理論的なデータ解析や情報技術に加え、樹脂加工の工程を通じたものづくりの実務も経験できるということです。私の興味とマッチする要素が多く、仕事の魅力を強く感じました。
H・Tさん 2020年入社
生産管理
――仕事の内容を教えてください。
生産管理の仕事は、主に毎日の生産計画の立案です。受注に応じて最適な流れで製造し、納期内に出荷することが重要な役割です。具体的には、製造部門への指示や進捗管理、工場で使用する部材の発注、設計変更時の切り替え指示、在庫管理など、多岐にわたる業務を担当しています。
――仕事を通じて実現したいことは何ですか?
将来的には、完璧な生産計画を立案することが目標です。受注状況に応じて柔軟に対応しながら、日々の生産工程をスムーズに進めることが理想です。現在は手入力の作業が多いですが、学生時代から使っていたExcelなどのツールを活用し、自動入力の項目を増やしてミスを減らす工夫をしています。経験を積みながら、業務改善を進め、一歩ずつ成長していきたいです。シミズ工業は、金型から製品をつくり、「プラスチック樹脂加工のプロ」として高い技術力を誇っています。これからも生産管理の視点から、シミズ工業のものづくりを支えていきたいと思います。
K・Hさん 2019年入社
製造
――仕事の内容を教えてください。
製造部門で成形加工ラインの段取りオペレーターを務めています。担当するのは、エアコン系部品のエラストマドア、ギア付スライドドア、ISSカバー、リアモジュールなど、多岐にわたる製品の成形加工ラインです。加工する製品が変わるたびに金型を交換する必要があり、その切り替え作業を担当しています。また、設備に異常が発生した際の対応も重要な役割の一つです。金型交換はクレーン操作で行いますが、成形機に効率よく金型を切り替え、設置する技術には個人差があります。安全を最優先にしつつ、短時間で正確に作業を行うことが求められるため、常に工夫しながら取り組んでいます。
――職場の雰囲気はどうですか?
ものづくりの最前線で働く先輩方からは、作業の危険性や効率的な方法について実践的なアドバイスをもらうことが多く、いつも助けられています。職場には面倒見の良い人が多く、安心して仕事に取り組める環境です。仕事をする上では、「待ちの姿勢」ではなく、自ら積極的に行動することが大切だと感じています。やりたいことや挑戦したいことを伝えれば、周囲も後押ししてくれる職場なので、自分の成長を実感しながら働ける環境だと思います。