デンソー基本理念
経営・会社情報
1994年、21世紀に向け更なる飛躍を期するため、新たな企業像を構築する必要があり、「社是」と「企業行動の基本方針」を包括し、現代語で平易に表した「デンソー基本理念」を制定。これは『いつの時代も変わらぬデンソーの原点(社是)』と、『行動規範』で成り立っている。

デンソーでは、企業とは単に利益を追求していけばよいというものではなく、社会に対して有益な価値を提供するため存在し、その期待に十分に応えて、信頼を得ることで存在を許されると考える。
こうした考えを常に意識していくためには、ありたい姿を簡潔に表したものが「デンソー基本理念」であり、「会社の使命」「経営の方針」「社員の行動」の3つの構成で、その方向性を示す。
会社の使命 日本電装が企業として果たす使命
世界と未来をみつめ
新しい価値の創造を通じて
人々の幸福に貢献する
世界と未来に向けた大きな視野を持つ。
世界の経済、文化に広く目を向け、常に時代をリードし、理想の未来社会づくりと次の世代の繁栄をめざす。
社会に役立つ新しい価値を創造する。
自動車関連分野はもちろんのこと、自動車で培った技術を活かして事業領域の拡大を図り、新しい価値創造に取り組む。
新しい発想、独自のコンセプトを大切にし、一層の快適さ、安心感、楽しさなど、新しい価値を持ったハード、ソフトづくりに努める。
当社を取り巻く人々、そして世界中の人々の幸福に貢献する。
事業の成果を通じて、社員、お客様、取引先、株主など、当社を取り巻く人々の幸福に貢献し、さらに世界中の人々の繁栄に寄与する。
経済的な豊かさだけでなく、心の満足感、ゆとりといった面での幸福感をも大切にする。
経営の方針 会社の使命を果たすための「経営」の基本方針
①魅力ある製品で
お客様に満足を提供する
お客様の多様な要望に的確に応える優れた製品をつくる。
市場の動向を的確に把握し、お客様の要望に沿った魅力ある製品を開発する。
確かな物づくりのため、開発・設計から生産に至る分野で、常に世界最高水準をめざす。
製品はもちろんのこと、広くサービスまで含めてお客様の要望に応えるものを提供する。
②変化を先取りし
世界の市場で発展する
将来の経営環境の変化をとらえ、それにふさわしい経営戦略をいちはやく導入する。
技術動向を先取りし、将来に目を向けた製品関発に努める。
思い切って変革を図り、若々しい企業風土を保つと共に、常に経営基盤を強化し、着実な事業成長をめざす。
経営資源の最適な配分を考え、世界で効率の良い経営をめざす。
各国各地域に根ざした事業活動を展開し、それぞれの国の産業、経済、生活の向上に貢献する。
国内外の取引先に広く門戸を開放すると共に、国際感覚に優れた人材の育成、登用、交流を図る。
③自然を大切にし
社会と共生する
すべての事業活動において、地球環境の保全のために最大の努力を払う。
工場立地から生産、流通に至るすべての事業活動において、環境保護に配慮する。
環境保護に係わる基礎技術の強化と技術革新に積極的に取り組む。
公正で誠実な企業行動に努めることにより、国際社会から信頼される企業となることをめざす。
社外の意見に謙虚に耳を傾け、社会との調和に努め、社会の発展に貢献する。
④個性を尊重し
活力ある企業をつくる
社員の個性を尊重し、能力を引き出し、活力あふれる企業風土を育てる。
社員各自が持つ専門能力や独創性を十分に発揮できる体制を確立する。
率直なコミュニケーションを促進することにより、チームワークを高め、企業の活性化を図る。
社員にとって働きがいのある職場づくりをめざす。
社員各自の価値観、勤労観に配慮し、生産性と快適性を両立させた職場づくりに努める。
社員の行動 会社の使命を果たすための「社員」の行動
①大きく発想し
着実に実行する
全体の姿を踏まえ、長期展望を持って発想する。
固定観念にとらわれず、新鮮な頭で柔軟に考える。
目標を決め、それに向かつて確実に努力する。
成果を得るまで、粘り強く続ける。
②互いに協力し
明日に挑戦する
さまぎまな能力、考え方、立場の人々と協力し、チームワークを活かして大きな力を生み出す。
上下、部門を越えて率直に対話し、知恵を出し合う。
将来の飛躍に向けて、新しい事業、未知の分野に果敢に挑戦する。
理想を高く掲げ、可能性を見極めて前向きに取り組む。
③自己を磨き
信頼に応える
プロとしての誇りを持ち、幅広く情報を収集し、最先端の技術、能力の蓄積に努めると共に、人格を高めるべく努力する。
過去の経験のみにとらわれず、常に自己研鎖と自己革新を図る。
上司、部下、同僚、お客様、取引先など、自介を取り巻く人々からの期待と信頼に応える。
相手の立場に立って考え、誠心誠意、努力する。