第2章 勢いを蓄える(2003~2018年)

5. 電装汽車零部件(天津)有限公司(DSCH)の設立

2004年8月、中国自動車市場の成長とともに、アフターマーケット製品の需要が拡大した。デンソーは事業の運営体制をいち早く整えるため、販売代理店と製品ラインアップを拡充し、中国市場の売上をさらに伸ばすため、日聯汽車零部件貿易(天津)有限公司(以下、JWCH)を合併し、全額出資子会社とした。JWCHの傘下にはサブブランド「J-WORKS」があり、さまざまなお客様の多様なニーズに応えることができた。ロゴの「J-WORKS」のJはJapanのJを表し、WORKSは一流の匠(たくみ)が心を込めてつくった製品であることを表している。同年9月、北京事務所を開設、2007年1月には北京支社を開設した。

2011年、JWCHは組織体制の改革を行った。持株の変更後、電装(中国)投資(DICH)が最大の出資者となり、改革後のJWCHはデンソーからより大きな支援を受けられるようになった。

2014年1月、JWCHは10周年の祝賀式典を開催し、同時に「相伴10年 共創輝煌(10年ともに歩み、ともに光り輝く) J-WORKSシリーズ2014年度ディーラー大会」も開催した。2月、電子商取引販売ルートの継続的な開拓の下、Tモール(天猫)デンソー旗艦店、J-WORKSブランド旗艦店が同時にサービスを開始した。

2019年12月、日聯汽車零部件貿易(天津)有限公司(JWCH)は電装汽車零部件(天津)有限公司(DSCH)に社名変更した。2022年10月、市販事業拡大のため、電装(中国)投資有限公司(DICH)と統合した。