第3章 躍進(2018年~)

5. 電装(上海)自動化技術有限公司(DNFS)の設立

社屋
社屋

1995年、東北パイオニア株式会社は中国におけるスピーカーの生産基地として上海先鋒電声器材有限公司(以下、SPS)を設立した。2004年、SPSはFA用の新工場を建設し、FA生産部が業務を開始した。2020年3月、デンソーが100%出資し、電装(上海)自動化技術有限公司(以下、DNFS)を設立、同年6月に、SPSがFA事業をDNFSに譲り渡し、DNFSが正式に操業を開始した。

南側組み立て試運転エリア
南側組み立て試運転エリア

DNFSは中国におけるナンバーワンのラインビルダーになることを目標とし、日本の品質と2004年の中国進出以降に培った技術と経験を結集させ、顧客の立場からの生産システムソリューションを提供することを目指す。上海での事業展開は、日本の顧客の中国現地調達の意向をより満足させるためであった。DNFSは設計から製造、アフターサービスまでを含むトータルな技術系企業として、顧客ニーズに応じてFAシステムを提供する。一貫して「低コスト、省スペース、シンプル」を理念とし、顧客の視点から考えることを最も重視している。全従業員の知恵を結集させ、顧客を満足させる最高品質のシステムを構築するために力を尽くしている。