第3章 躍進(2018年~)
6. 超力集団(CCEA)の設立

重慶超力電器有限責任公司は2003年5月に設立、重慶超力高科技股份有限公司の全額出資子会社であった。2021年8月、重慶超力高科技と電装(中国)投資(DICH)が共同出資し、重慶超力電器有限責任公司を再編した。従業員は1,200人余り、本社を重慶市両江新区に構え、上海、南京、青島、烟台、寧波、柳州、重慶涪陵などに研究開発センターと製造基地を開設した。
重慶超力電器は一貫して自動車のサーマルマネジメントシステムの研究開発・製造・販売に力を入れ、中国国内、海外市場向けに強い競争力をもつ製品を提供し、中国の自動車部品産業の発展に寄与している。その研究開発力は高く、研究開発者120人余りで、他にも外国人のスペシャリスト7人を擁する。またSAP、MES、PLMなどの情報管理システムを導入し、IATF16949(自動車産業向け品質マネジメントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO45001(労働安全衛生マネジメントシステム)の認証も取得。整備された人材育成方式と報酬体系を備え、この20年近くの発展を経て、今では西南地区の主要な完成車用サーマルマネジメントシステムの企業となっている。