トップメッセージ
- 役職
- デンソー韓国COO
- 名前
- 恩田 吉典

変化を導いていくのは我々自身
デンソー設立75周年を迎えるにあたり、デンソー・コリアの地域史を編さんすることになりました。
まずは、これまでデンソー・コリアを支えていただいた全てのステークホルダーの皆様に感謝を申し上げます。
さて、デンソー・コリアは、1976年当時日本電装との合弁会社設立をきっかけに、2000年代以降に積極的な投資により事業拡大を図り、2013年DNKA、DNKE、DIKR設立などを経て、2018年に3社を統合し現在のデンソー・コリアが誕生しました。
これまでの事業の歴史を振り返ると、韓国自動車産業の発展とともに、デンソー・コリアが著しく成長した時期もありました。一方で、全社員が一丸となって、激しい環境変化を乗り越えた時期もありました。これら全ての変化に対して、自らが変化してしなやかに対応してきたことが、デンソー・コリアの成長の糧となっていると考えます。
そして、今、自動車産業には、CASEに代表されるように、これまでにない大きな変革が起こっています。デンソー・コリアが今後さらに飛躍するためには、幾多の変化の波を乗り越えてきたデンソー・コリアの歴史から知見を学び、先人のマインドを後世に引き継ぐことが必要です。そのため、「デンソーらしさ」とは何か、「デンソー・コリアらしさ」とは何かをこの地域史にまとめることで、全員で共通の価値観を共有し、自分たちで新たな未来を切り開いていきたいと考えます。
DNKRはデンソーの増資や三社統合により、異なる考え方や業務プロセスの違いを融合してきた経験があります。さらに、顧客の海外進出を支援するために、DNJP/DIAM/DNEU/DICHなどへ出向・出張した経験を持つ社員も多く在籍しています。つまり、私が考えるデンソー・コリアらしさ(=強さの源泉)とは、韓国特有の文化を基盤として、韓国料理 ビビンパのように、多様な個性や経験を持つ社員が交じり合うことで、より強いチームとして進化し、変化にしなやかに対応し続けていることだと確信します。
最後に、デンソーとデンソー・コリアを応援してくださるすべての方々にもう一度感謝を申し上げます。これからも、デンソー・コリアは、お客様と社会から信頼され必要とされ続ける会社であるために、全社員が一丸となって挑戦を続けていく覚悟をお伝えし、ご挨拶とさせていただきます。