5. 川が流れるところにはデンソーのボランティアが行く

より環境に優しく、よりクリーンで、より安全な地域社会を作るために、創立以来、世界中のデンソー社員が時間と労力をささげてきた。デンソーの赤いシャツに身を包んだ大勢の人々が、環境を守るために協力してゴミを拾い、木を植え、公園を美化し、川に入って清掃する姿を目にすることが、珍しいことではなくなった。
20年以上にわたって何百人ものデンソーのボランティアたちが、デンソースピリットの価値観である挑戦と総智・総力に基づき、ミシガン州サウスフィールドの敷地近隣で「ルージュ・レスキュー」の清掃活動を支援してきた。社員、家族、そして友人たちが、流れを妨げる有害な流木を川から取り除き、ゴミを拾い、ニンニクガラシやハナダイコンなどの外来種を駆除してきた。

一人一人の力で健全なルージュ川を維持
北米の地域統括拠点であるデンソー・インターナショナル・アメリカは、サウスフィールドのルージュ川氾濫原の近くに位置している。これが長年にわたってデンソーが川の回復に携わってきた理由の一つである。

ルージュ川は単なる地元の川であるという以上に、ミシガン州で最も人口密度が高く都市化された地域の真ん中に広がる生態系全体の中心でもある。サウスフィールド市の約90%はルージュ川流域に位置しており、市内を流れる川の長さは26.2マイルに及ぶ。総面積467平方マイルのルージュ川流域は47のコミュニティにまたがり、最後にはデトロイト川へと流れ込む。

流域の50%以上が都市化され、川の生態系もこの影響を受けている。デンソーはボランティア活動、寄付、教育プログラムを通じて「ルージュ川プロジェクト(Rouge River Project)」を支援しており、川の健全性を保ち、浸食を減らし、魚と野生動物の生息地を生み出すことに貢献している。

今も続く伝統
15人を超えるデンソーのボランティアが、敷地に近い地元の公園に協力のために再び集まった。在来の植物と野生動物が繁栄できるチャンスをもたらすために、グループは25袋を超える外来種を回収した。