トップメッセージ
- 役職
- デンソー北米地域CEO
- 名前
- 荒川 智之

過去を振り返り、そして前へ
開拓者。
これは、デンソーの日本と北米における最初の社員たちを語るのに最も適した言葉です。
約40年前、片岡晃 (アンディ) 氏は夢とスーツケースひとつで北米に降り立ちました。
片岡氏は「この偉大な国に立った時、私には夢があった」と話しています。「それは、お客様との信頼関係を構築することによって、デンソーの事業を世界最大の自動車市場で大きく育てる、ということでした」。
デンソーは、海外の自動車メーカーが進出する前に、北米に営業所を設置した最初の日本の大手自動車部品メーカーでした。デンソー首脳陣の英断と言えます。彼らは、北米がデンソーの継続的な成長と成功にとって重要な地域となるであろうことを認識していました。
1966年に最初の営業所がシカゴに設立され、ロサンゼルスに支店が設立されました。1975年にはデトロイトに営業拠点を移し、1984年にはバトルクリークで初の本格的な海外生産拠点を、1985年にはミシガン州サウスフィールドのデンソー・インターナショナル・アメリカ (DIAM) にデンソー初の海外テクニカルセンターを構えました。
デンソーは、社員の努力と献身により、北米のお客様から信頼を得ています。当初の2拠点からアメリカ、メキシコ、カナダで23社を展開するまでになり、売上も110億ドルを超えました。
現在、北米はデンソーの海外地域の中で、最も長い歴史を持ち、最も多くの製品をお客様に納入し、最も多くの社員を抱えています。言い換えれば、北米の我々がお客様、パートナー、社員、社会に対して最も大きな責任を負っているということです。
モビリティ業界は大変革の真っ只中にあり、デンソーは今後75年間、ますます複雑化と不確実性に直面するでしょう。その渦中では、我々もミスを犯すことにもなるでしょう。しかし、何かに挑戦し、それがうまくいかなくても、一緒になってミスを正せばよいのです。
ステークホルダーのニーズ、我々の哲学と理念に基づいた事業戦略と生産戦略を通して、我々は事業ポートフォリオを変革し続けていきます。そして、「環境」と「安心」という2つの大義を通して、より良い世界の実現に貢献し続けます。
私はこれからの機会と挑戦に心を躍らせています。
将来に目を向け、我々を偉大にするもの、すなわち、イノベーションへの情熱、前向きな変化を生み出す意欲、より良い世界を創造することへのこだわりなどに、焦点を絞りましょう。我々の次の章は、さらに多くの成長、機会、インパクトに満ちています。