第67回全日本社会人選手権大会
2017年6月25日
2017.6.24~25に埼玉県戸田ボートコースにて「全日本社会人選手権」(競漕距離2000m)が開催されました。本大会には、日本代表活動中の山領選手と中条選手を欠く中、チーム在籍12年目のベテラン末廣選手と能力の高さを買われてデンソーに来てから競技転向したチーム在籍3年目の若手の庄司選手が組み、ダブルスカルに出場しました。また、今年入社した新人の上総選手がローイングフォーム改造に取り組む中、シングルスカルに出場しました。
結果は、ダブルスカルは昨年の全日本選手権クオドルプルで優勝した明治安田生命の2チームに次いで3位入賞、また、シングルスカルは9位でした。上総選手にとっては1年振りの2000mのレースでしたが、予選・順位決定戦と徐々に調子を上げ、本人も手応えを感じることができました。
また、末廣選手は社会人チーム代表者会より、女性選手としてはただ一人『永年選手功労賞』を受賞しました。この賞は、社会人という高い競技レベルにおいて、10年以上チームの成績と発展に寄与し、また、社会人ボートの発展にも貢献したことを評価し、感謝の意を込めて贈賞されたものです。
末廣選手は、在籍12年の間に全日本クラスの大会で計8回の優勝、日本代表として2度の世界選手権に出場、また、アジア大会銀メダル獲得など、常に日本ボートの中心で活躍してきました。
末廣選手コメント
今回、永年選手功労賞をいただきましたこと、感激にたえません。私が12年間も続けることができ、喜びを得ることができたのも、信頼できる仲間、監督、コーチに恵まれたおかげです。本当に心から感謝しています。この12年間、ガムシャラに無我夢中で夢・目標に向かってきました。そんな自分の人生を誇りに思い、本当に幸せだと感じております。
長く取り組むことは、オリピックや日本一と同じぐらい素晴らしいことです。この日本ボート界に長く取り組む選手がもっと増えるといいなと思います