DRIVEN BASE

上林選手 引退のお知らせ

2025年10月1日

日頃よりデンソーオルカリスを応援いただきありがとうございます。
この度、上林選手が引退することになりましたので、お知らせします。

上林選手からのご挨拶

  • 上林選手

    上林 さくら 選手

この度、わたくし上林さくらは、2025シーズンをもちまして現役を引退することをご報告申し上げます。

デンソーに入社してからボート競技を始め、まったくの初心者としてスタートした私にとって、最初の一歩は不安と戸惑いの連続でした。右も左も分からず、自分に自信も持てず、毎日が手探りで、正直なところ「自分にできるのだろうか」と悩む日々が続いていました。
練習では思うように成果が出ず、周囲と自分を比べては落ち込むことも多く、楽しいより苦しいが勝っている時期もありました。何度も「もうやめようかな」と思ったこともあります。
そんな私に転機を与えてくださったのが、三本監督の「俺はあなたのことを、本気でスターだと思っている」という言葉でした。自分自身を信じることができなくても、三本監督の言葉は信じられる。そう思い、少しずつ自分の考え方を変えていきました。「スターと言ってくれているのだから!」と自分に言い聞かせ、前向きな気持ちで練習に取り組むようになりました。考え方が変わると、行動も変わり、その変化は練習の質にも表れ、少しずつ結果が出始めました。

特に印象に残っているのは、2024シーズンの社会人選手権です。全日本選手権へのチーム内選考も兼ねたこのレースでは、スタートから自分を信じて集中して挑むことができ、クォドルプルのシートを勝ち取ることが出来ました。この経験は、私にとって大きな自信となりました。その後の全日本選手権に向けては、自分の強みだけでなく、クルーの良さにも目を向けながら、クルーとしての一体感を大切にし、自分自身の成長にもつなげることができました。結果は惜しくも2位で、目標としていた優勝には届きませんでしたが、これまでの自分の努力に対して初めて「100点」をあげることが出来ました。ここまで成長できたのは、OGをはじめとするチームの仲間の支え、そして社員の皆様からの温かいご声援があったからこそです。どんな時でも、皆様の言葉が私の背中を押し、最後までやり通すことができました。心より感謝申し上げます。

デンソーオルカリスで過ごした7年間は、私の人生においてかけがえのない時間でした。
競技を通じて得た経験、共に戦った仲間との日々、そして何よりも自分自身と向き合い続けた日々は、これからの人生を歩んでいくうえで、大きな糧となると思います。
これまで関わってくださったすべての皆様に、心より御礼申し上げます。
本当に、ありがとうございました。

上林さくら