もっと安心して運転するには?

運転中、オーディオやカーナビを操作するためにハンドルから手を離してヒヤリとした経験はありませんか?
車載機器がますます多機能化・複雑化する時代においても、安心して運転を楽しんでほしい。
デンソーが考える新しい予防安全技術をご紹介します。

増え続ける車の機能と情報

技術の進化に伴って、運転席でさまざまな機能を操作できるようになりました。オーディオ、エアコン、カーナビなどはもちろん、今後は他車やインフラとつながり、外部から情報を取り入れることもできる時代になります。一方で、車が多機能になり、扱える情報量が増えれば増えるほど、ドライバーが行う機器操作は複雑になります。

「安全」と「便利」を両立したい

あるデータによると、脇見運転による死亡事故は全体の約10パーセントを占めるといいます。運転中、いかに操作のために脇見をする時間やハンドルから手を離す時間を減らすか。運転が不慣れな初心者や高齢者にも、安全で快適な運転を提供したい。その思いをかなえるのが「タッチレスインプットシステム」です。

顔の向きや視線の検知率向上が最も重要

このシステムは、スイッチやタッチパネルなどに触って機器を操作するのではなく、操作画面をヘッドアップディスプレイに映し、顔の向きや目線で操作できるようにします。そのためドライバーの顔の向きや目線をカメラで検知する技術がとても重要。あらゆる方向を見ている顔を撮影・収集して膨大なデータベースを作成し、アルゴリズム※を改良しながら、車載環境でより正確で快適な動作を目指します。

※問題を解決するための方法や手順

コラム

車ならではのオートキャリブレーション

人間の視線を高精度で検知するためには、一般的に事前に眼球の形など個人差による違いを測定する「キャリブレーション」を行う必要がありますが、そのために対象者は指定された場所を順番に見つめるなど一定の作業が必要です。
今回のシステムでは、ドライバーが乗車すると数秒で自動的にキャリブレーションを行い、作業に手間取ることなく、スムーズに車を発進させることができます。デンソーの技術で車載用ならではのキャリブレーションを実現しているのです。

小西 敏之さん
Human Machine Interface開発技術者

「タッチレス操作ならデンソーだ」と言われるように

人とつながる車で安心を届けたい自動運転も見据えて

タッチレスインプットシステムを通じて、運転中の機器操作や脇見が原因で起こる悲しい事故を無くしたい。同時に、私たちが見据えているのはその先のモビリティ社会です。自動運転が当たり前になっても、顔の向きや視線を使った情報入力方法は、ドライバーが車で快適に過ごすための大切な技術となるはず。
人と車がつながることで、もっと安心して車に乗れるように。私たちは未来を見つめて開発を進めていきます。