DENSO F-IoT ひとを幸せにするモノづくり

デンソーの取り組み

IoT時代の競争力は、
“いかに非定常に迅速に対応できるか”
“いかに総智を活用し新たな価値を創造できるか”
このふたつにかかっています。
デンソーは、人と機械、人と人がIoTで結ばれることで成り立つ
「真の共創」によって、これらの課題に挑戦します。

人と機械の共創

~加速するカイゼン~

IoTで人と機械が結ばれ、お互いを高め合い、
かつてない速度でカイゼンが生まれていく。
その実現のため、3つの領域に注力しています。

IoTで人と機械が結ばれ、お互いを高め合う3つの領域のイメージ

センサ

IoTの出発点は、データを集めるセンサです。 5M1E(*)が刻々と変化する工場で、いかに有効なデータを捕えるか。ポイントは、センサの性能と配置です。デンソーでは、モデル工場に車載センサ開発から生まれた自社製センサを張り巡らし、変化をもらさず捕える網をかけました。そこで蓄えた実績をもとに、IoT時代に相応しいセンサの在り方を探っていきます。 5M1E:Man(作業者)、Machine(機械・設備)、Material(原料・材料)、Method(作業方法)、Measurement(計測)、Environment(環境)

AI

集められた大量のデータは、AIにより整理されて初めて有用な情報となります。Big DataのAI解析は日進月歩。より良質な情報を生み出すために、ディープラーニングによる予知・予兆など先端技術の取り込みにも積極的に挑んでいます。 しかし私たちは、機械が導き出す答えだけで終わらせたくはありません。欧米ではAIの答えは設備に戻されるケースが多いのですが、デンソーはあえて現場の人に返します。想定しえない「非定常」に対応できるのは人の知恵。また、1つのカイゼンを別の事象に当てはめて応用するような創造性もAIからは生まれません。知恵や創造性の発揮を通じてこそ、人は成長していきます。また、生まれた知見はAIにもフィードバックされ、アルゴリズムの進化も促します。IoTの輪の中に人が入り、人も機械もこれまでにない速度で成長を続ける工場を目指します。

Human Interface Device(HID)

カイゼンの中心は、生産現場の人の気づきにあります。AIの情報をいかにタイムリーかつ効果的に伝えるか。AR、ウエアラブルデバイス、BIツールなどを組み合わせた先端技術の応用・開発により最適解を検証しています。理想は、人に寄り添い、創造力を引き出すパートナーとなりえるツールです。集積された情報から、一人ひとりの個性をフルに活かす情報を手元に届け、ベテランも新人も、日本の仲間も海外の仲間も、力を100%発揮しDiversityを武器にしていける。そのためには、ハードウェア・アプリケーションとも自在に組み合わせられる、柔軟性あるプラットフォームの構築が課題です。現場の人が親しみをもって活用し、今より一段高いレベルで力を発揮、成長・貢献を実感できる。モノづくりを心から楽しめる、そんなツール作りに挑戦します。

人と人の共創

~1つ屋根の下で共に成長~

デンソーの情報を一元化するイメージ

ナレッジコミュニケーション

38カ国223拠点にまたがるデンソーの情報を一元化し、国境や時間を越え、いつでもどこからでも仲間の知見を共有できる基盤を構築します。目標とするのは単なる統合データベースではありません。ナレッジの収集から活用まで先進技術で革新を生み、これまでにない質と量の知見が世界のあらゆる場所で日々活用されていく、そんなナレッジコミュニケーションの仕組み全体を構想していきます。

各地で自動的に収集される情報は、AIによるエンジンがデンソーの現場ノウハウを反映したタグ付け・クラスタリングなどの処理を行いナレッジへと昇華されます。現場の管理情報はもちろん、ウェアラブルデバイスなどから得られる働く人の言動まで自動的に収集。数字に表れないUser Experienceまで共有することを狙います。これにより、現場の改善活動によるベストプラクティスが日々吸い上げられ、グローバルで共有できるナレッジがリアルタイムで成長を続けていく、そんな基盤を作ります。将来的には、蓄積されたナレッジの活用方法にも革新を生みたいと考えています。例えば、新たな製造を試みるとき、仮想環境でシミュレーションを行い、全社の知見と照らし合わせた結果がその場で確認できる世界。人の好奇心や向上心を刺激し、圧倒的スピードでの成長を促します。世界の仲間の力が融け合い、現場一人ひとりのカイゼン・成長を支えていく、そんな姿を目指していきます。

IoTの検証・開発テーマが今後も増え続けていくイメージ

IoTは、まだまだ先例の少ない領域です。検証・開発テーマは多岐にわたり、今後も増え続けていくはずです。私たちは、Factoryという名のデンソーのキャンバスに、自由にイメージを広げ描いていきます。そして、モノづくりに関わる人が心から楽しいと感じ、社会に幸せを届けられるFactory IoTをつくっていきます。