デンソーグループで省エネ大賞 3案件が受賞

2020年12月25日

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、「高精度樹脂成形部品の製造工程最適化による省エネルギー活動」をはじめ、デンソーグループにおいて3案件が「2020年度省エネ大賞」を受賞しました。
表彰式は2021年1月27日(水)に東京ビッグサイトにて開催される予定です。

「省エネ大賞」は、一般財団法人省エネルギーセンターが主催し、企業や自治体などにおける優れた省エネ活動や、技術開発などによる先進型省エネ製品などを表彰しています。
今年度の省エネ大賞では、デンソーグループとして、「資源エネルギー庁長官賞」1件、「省エネルギーセンター会長賞」2件、計3案件が受賞しました。
これで、当社の省エネルギー大賞は、2009年から11年連続の受賞となりました。

デンソーは、今後も全社で徹底した省エネ活動に取り組み、地球環境の維持および持続可能な社会の発展に貢献していきます。



■受賞事例・製品の概要

1. 〈省エネ事例部門 資源エネルギー庁長官賞〉
「高精度樹脂成形部品の製造工程最適化による省エネルギー活動」(パワトレインコンポーネント製造部/大安製作所)

車の軽量化により需要が増している、車載用樹脂部品生産ラインの立ち上げに際し、使用中の寸法変化及び残留応力*1を緩和するために常識とされていた熱処理(アニーリング)を廃止することで、エネルギー低減を実現した省エネ活動です。
具体的な取り組みとして、①製品設計段階からの最適形状検討・工法開発、②メカニズム(樹脂材料の結晶化・残留応力)にまで踏み込んだ廃止可否検証を実施しました。これらの取り組みにより、原油換算値 31kL/年、生産ライン全体エネルギーの53%を削減することができました。
この新生産技術は、社内の各部門を巻き込んで、企画などの上流側と設計・製造の下流側とが協調することにより生み出されたものであり、他業種へも広く活用でき、産業分野の省エネに貢献できることを高く評価いただきました。

2. 〈省エネ事例部門 省エネルギーセンター会長賞〉
「水冷ヒートポンプ有効活用による純水加温蒸気量1/2への挑戦」(セミコンダクタ製造2部/本社工場)

半導体工場における純水加温プロセスにおいて、従来は蒸気加温が業界の常識でしたが、当社では加温効率の良い水冷ヒートポンプを導入しました。その際、設置位置やクッションタンクによる制御方法を詳細に検討することにより、水冷ヒートポンプの効果を最大限引き出し、加温エネルギーの大幅な低減を達成しました。
その他、負荷分散化によるクリーンルーム空調の消費電力低減や、純水槽における補給水の間欠化を実現し、これらの活動により、原油換算量303kL/年の削減を達成することができました。
削減目標達成に向けて、工程全体におけるプロセスの位置付け・目的まで戻ることにより省エネを実現した点において、高く評価いただきました。

3. 〈製品・ビジネスモデル部門 省エネルギーセンター会長賞〉
「全館空調システム『スマートブリーズ・エース』」(株式会社デンソーエアクール)*2

株式会社デンソーエアクールは、三井ホーム株式会社と共同で、ライフスタイルが変化・多様化する中においても、より快適な室内環境と省エネを両立させる全館空調システムを開発しました。
厚みのある壁や高性能サッシの採用等による住宅の高断熱化に加え、オフィスビルで使用される「個別風量制御機構」を空調機に適用することにより、快適性を損なわずに不要な時間の運転風量を抑制しています。また、冬期の暖房連続運転による乾燥対策として加湿機能を標準搭載としたことで、室内環境の快適性を高次元で実現することができました。同システムには、「在宅エコ運転」、「外出エコ運転」に加え、デンソー製HEMSと連携した「季節協調運転」等の省エネモード設定や各種運転制御も搭載しています。
住宅断熱性能は、UA値*30.48(W/㎡・K)が実現されており、暖冷房1次消費エネルギー量は2015年製品と比べ、約50%の省エネを達成していることが評価されました。

*1部材が持つストレス
*2三井ホーム株式会社と連名受賞
*3UA値は住宅の断熱性能を表す指標で、数値が小さいほど高性能となります。お客様のご希望プランや仕様により数値は異なります。

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デンソーは事業活動を通じた社会的課題の解決により、SDGsへ貢献します。

ご参考:デンソーエコビジョン2025特設サイト(リンク)
https://www.denso.com/jp/ja/about-us/sustainability/environment/ecovision/