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デンソー、「第11回農業Week」に出展

2021年10月6日

株式会社デンソー(共同出展:株式会社デンソーアグリテックソリューションズ)は、2021年10月13日(水)から15日(金)まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される日本最大級の農業・畜産の総合展「第11回農業Week」に出展します。

現在、就農人口の減少や、気候変動による不安定な農業生産などが、世界的な食農分野の課題となっています。デンソーは、それらの課題解決に向けて、これまで自動車分野で培ったセンシング技術や生産技術などの工業化技術を食農分野に生かしながら、フードバリューチェーン全体へ新しい価値を提供していきます。今回の展示では、持続可能な農業生産の実現に向けどのように取り組んでいるのかを、自動灌水システムや自動収穫ロボットのデモ機など、各種展示物を通して紹介します。

〈出展内容〉

◇「自動灌水システム」
デンソーは、熟練の農業従事者のノウハウに頼らない、扱いやすい農業システムを構築し、農業界の持続的な発展に貢献することを目指しています。今回デモ機にて紹介する自動灌水システムは、センシング技術を活用して新たに開発した、高い精度と耐久性を備えた土壌センサーを用いており、作物に最適な水ストレスを把握し、適切なタイミングで適切な水量を自動で作物に灌水します。また、水量の微調節を可能にするバルブや水圧をモニターする圧力センサーが組み込まれており、高低差のある農作地でも均一な灌水が可能です。

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    自動灌水システム

◇「自動収穫ロボットFARO(ファーロ)」
収穫作業をはじめ、農作業には多くの人手と労力が必要です。デンソーは、ロボットを活用した農場の24時間稼働を目指しています。本展示会で紹介する自動収穫ロボットFARO(ファーロ)は、搭載されたカメラで収穫物を認識し、AIを用いた熟度判定を行い、適切な熟度の作物を自動で収穫・搬送します。昼夜を問わず稼働することで、人の収穫作業をサポートし、人と機械の協働に貢献します。

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    自動収穫ロボットFARO(ファーロ)

◇「トレーサビリティおよび物流管理システム」
食の安心・安全への関心が高まるとともに、食材が誰に、どのように作られ、運ばれてきたのかを知りたいというニーズも大きくなっています。今回の展示では、デンソーが開発したQRコードを用いた、食のトレーサビリティシステムを紹介します。また、RFIDとQRコードを組み合わせ、それらを自動検品や物流の可視化、帳票出力に活用することで、デンソーが物流効率化にどのように取り組むのかをお伝えします。

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今後もデンソーは、食農分野への新たな価値の提供を目指し、フードバリューチェーンビジネスの構築に取り組んでいきます。