社会貢献

サステナビリティ

当社は、1994年にボランティア支援センターを開設し、社会貢献活動を本格化させた。しかし、当社の本格的な社会貢献活動は、1984年3月のデンソー太陽株式会社の設立、同年秋に協賛を開始したオペレーション・ローリーに始まる。1997年には「社会貢献基本方針」を策定し、障がい者福祉、青少年育成、環境保全の3分野を中心に活動を進めてきた。

1999年にはデンソー創立50周年を機に、アジアを対象にした障がい者福祉に関する新しい国際プログラムとして、日本とタイにそれぞれアジア車いす交流センター(Wheelchairs And Friendship Center of Asia=WAFCA)、アジア車いす交流センタータイランド(Wheelchairs And Friendship Center of Asia〔Thailand〕=WAFCAT)を設立した。WAFCAは、企業が社会貢献の一環としてNPOの設立に関与した、全国でも初めての例である。アジアでの活動母体となるWAFCATは財団法人として設立され、当社の現地法人のデンソー・タイランド社(DNTH)が活動を支援している。

「社会貢献基本方針」は、社会課題や会社を取り巻く環境を考慮し、策定後に2回見直しを行い、現在は「デンソーグループ社会貢献活動基本方針」として、3つの重点分野(1.環境との共生、2.安心安全な街づくり、3.人づくり①青少年育成②障がい者福祉)に取り組むとともに、社員参加の風土づくり社員のボランティア活動支援に取り組み、社員が自主的に社会貢献活動に参加する風土づくりに努めている。

1973~
刈谷少年少女発明クラブ 支援
1984~
デンソー太陽(株) 設立

障がい者の自立支援を目的とするデンソー太陽は、身体に障がいのある人たちも高品質の製品製造ができるのだということを広く世に知らしめた。

デンソー太陽(株) 設立
1984~'87
イギリス科学探検協会の「オペレーション・ローリー」(Operation Raleigh)への協賛を開始

英国の探検家ウォルター・ローリー卿の功績を記念して英国科学探検協会が企画した国際イベントで、世界の若者の交流を目的とした地球一周の科学・奉仕・冒険プロジェクトである。「フェイズ」と呼ぶ約3ヵ月の冒険ツアーは、ジャングルや山岳地帯、洞窟などでの生態系調査やキャンプ、航海訓練、そして世界各地での社会奉仕活動や異文化との触れ合いの旅で、帆船「ゼブ号」が各地をめぐって話題を提供した。

イギリス科学探検協会の「オペレーション・ローリー」(Operation Raleigh)への協賛を開始
1991~
経団連1%クラブ 加盟
大分国際車いすマラソン大会 支援
1991~'98
社会貢献活動委員会 発足
1992~
デンソーカップサッカー 協賛

日本と韓国の大学選抜で行われるDENSO CUP SOCCER 大学日韓(韓日)定期戦および、大学サッカーの地域別対抗戦デンソーカップチャレンジサッカーを支援

海外支援衣料回収活動 開始
1994~
ボランティア支援センター 設置
1997~
社会貢献基本方針の策定
デンソーハートフルクラブ 設立
ちょボラ活動 開始
1998~'18
マッチングギフト制度 開始
1999~
NPO法人「アジア車いす交流センター(WAFCA)」 設立

車いすや教育の支援活動を通じて、アジアの障がい児を取り巻く社会的課題に取り組む特定非営利活動法人(Non-Profit Organization: NPO)を設立

特定非営利活動法人 アジア車いす交流センター(外部リンク)

2001~'20
デンソーECOレンジャー21 開始

「環境」×「教育」の新発想で、子ども対象の環境教育プログラムが考案された。「ecology/環境」「ranger/森の番人」という二つのキーワードを組み合わせた「ECOレンジャー」。プログラムの特性は「体験型」の「フィールド学習」で、楽しく行えるフィールド学習を通じて、環境保護に関する啓発教育を実施することを目的とした。

2004~'19
ボランティア表彰制度 開始
2005~
デンソーグループはあとふる基金 開始

社員有志から毎月の給与・賞与の100円/口を天引きし積み立て、地域団体や社員企画への寄付、自然災害義援金などに活用する制度。

東日本大震災の被害が大きかった福島県、宮城県、岩手県の被災遺児・孤児への生活・就学支援を行うほか、被災地にあるNPO団体への助成を行った。

デンソーグループハートフルデー 開始
2006
デンソーグループ社会貢献基本方針 策定
2006~'12
DECOポイント制度 開始
2007~
デンソー緑のプロジェクト 開始
2011~'17
小水力発電コンテスト 開始

中部地区の高等専門学校生徒が、1年間かけて現地調査・設計・製作を行い、地域の皆さまに喜ばれる電力を生み出す。デンソーは、使用発電機として「デンソーマグネト」を提供するとともに、製作費支援および社員による技術支援を行った。

2011~
デンソーサイエンススクール 開始

子どもたちに理科の面白さを伝える活動として、小学校5年生にデンソーが得意とする分野でもある「電磁石とモーター」の授業を開始。授業要領に沿った形で進行しながら、デンソーが実際に製品で使用しているエナメル線を使って電磁石をつくるなどの授業を行う。当社社員・OBが「特別講師」として小学校に出向き、理科の正規授業の中で特別授業を行うことは、学校のニーズに合致するだけでなく、当社の取り組みについて、より深く理解してもらうことにつながった。

デンソーグループハートフルフレンド 開始
東日本大震災 復興支援

寄付や救援物資の搬送のほか、デンソー東日本(現・デンソー福島)の避難所として開放、のべ674名による被災地で復興支援活動、冷凍コンテナの貸与など被災直後から活動のほか、東北応援ツアーや「かりや3.11を忘れない~キャンドルナイト~」を継続的に開催した。

デンソーグループ 東日本大震災 復興支援10年史(PDF)

2011~'21
デンソーグループハートフルまつり 開始
2013~
社会貢献基本方針 重点分野見直し
2014~
みつばちプロジェクト 開始
2016~'19
デンソープロボノプログラム 開始
2016~
(株)デンソーブラッサム 設立
2017~
パラスポーツ支援 強化
2018~
被災地支援活動 強化
2021~
ボランティア休暇制度 開始

参照:地域社会とともに DENSO - 株式会社デンソー / Crafting the Core /