第4章 ビジョン 未来に向けた新たな挑戦 2018~
1. デンソー・コリア・オートモーティブ株式会社、デンソー・コリア・エレクトロニクス株式会社、デンソー・インターナショナル・コリア株式会社を合併したデンソー・コリアのスタート
② 一社化プロジェクトの推進
韓国デンソーの拠点3社は、2012年から競争力強化のためにお互いの長所を学び、課題を共有する業務別の分科会活動を実施してきた。
2015年10月には「韓国デンソー統合社報」を発行し、3社の経営現況、様々な社内活動などを全社員が共有し、「ONE DENSO」という統合キーワードを実践した。3社の全社員が心の距離を縮めて意識の方向を合わせ始めたのである。
2016年には、徐々に主要機能を統合して運営をし始めた。当時、全社の組織を機能軸と事業軸に分けて統合運営を検討し、デンソー・コリア・エレクトロニクスとデンソー・コリア・オートモーティブの機能部門の一部である「総合企画、財経、IT、人事、購買、品質、法務」がまず統合された。その後、2017年に「技術企画」「安全環境」が追加で統合された。
2018年1月にはデンソー・インターナショナル・コリアも合併され、韓国デンソーの拠点3社の組織を機能中心に統合した。これを通して、「小さく」「強く」「スピードのある」経営体制の確立を推進した。また、当時発表した新組織は、キム・ギョンソプ社長以下、七つの総括グループ、15本部、31室、二つの海外子会社で構成された。
デンソー本社の個別採算構造に合わせて、事業軸に該当する営業、設計、生産、原価企画は総括事業グループとして運営されるが、その運営は各事業の特徴を生かしたものとなった。