第4章 最適化の時代

参照

1997-

DENSO VISION 2005

DENSO VISION 2005のめざす姿

デンソーグループの目指す姿は「可能性のドアを開く企業」である。そして、これを実現するための基本戦略として、ビジョンは3つの活動の柱を挙げている。

まず、活動の柱Ⅰ「世界と未来に向けた活動の場の拡大」は、「社会やお客様の可能性のドアを開く」ことを目指すものである。デンソーグループの存在価値は、社会やお客様の可能性を阻むものを、独創的な技術を柱に皆の力でブレークスルーすることにある。活動の柱Ⅰには、創業の原点である「時代を先取りし、より多くの人により多くの新しい価値を提供することによって貢献しよう」という志が込められている。このような志を現実のものとするため、世界と未来に向けて活動の場を拡大していこうというのである。
次に、活動の柱Ⅲ「開かれた会社、生き生きとした人づくり」は、「社員の可能性のドアを開く」ことを目指すものでる。デンソーグループは、社会の共感を得られる企業行動をしてこそ、その存在意義がある。そして、社会の共感を得るには、まずは社員の可能性のドアを開くことによって、社員の共感を得られることが大前提なのである。確かに、これまでもデンソーグループは「企業は人なり」という考えの下、一人ひとりを大切にし、それぞれの持てる力を余すところなく発揮できる機会の提供に努めてきた。それによって、歴史の節目節目で、当時としては常識破りとも思われるような行動を可能にしたのだと言える。しかし、21世紀においては、これまで経験しなかったような複雑な問題に幾つも直面することが予想される。こうした未来においても、従来と同様あるいは従来以上に、社員をはじめデンソーグループに関係する人々の共感が得られる企業でなければならないという思いが活動の柱Ⅲには込められている。
最後に、活動の柱Ⅱ「グローバルなグループ経営」には、これらの可能性のドアを開くために必要な実力、すなわち人々の幸福に貢献する新しい価値を世界中に提供できる実力を、デンソーグループの総力を挙げて獲得していかねばならないという思いが込められている。

DENSO VISION 2015

デンソースピリット

デンソーグループ企業行動宣言の概要

「デンソーグループ企業行動宣言」の策定にあたって

1949年の創業以来、脈々と受け継がれてきた「新しい価値の創造を通じて世界の人々の幸福に貢献する」ことを、私たち(株式会社デンソーおよびグループ会社)は経営理念『デンソー基本理念』に定めて実践してきました。
私たちは、今後とも真のグローバル企業を目指して、ステークホルダーを大切にする地域に根ざした事業活動に取り組みます。
そのために、すべてのステークホルダーに信頼されその期待に応えるよう、企業の社会的責任(CSR: Corporate Social Responsibility)を実践して、より質の高い経営を行います。
そこで、CSRへの取り組みを『デンソーグループ企業行動宣言』として定め、グローバルに共有し実践することにより社会の持続的な発展に貢献します。
また、私たちはこのような趣旨が仕入先に支持され、行動に繋がることを期待します。

2006年4月 株式会社デンソー 取締役社長 深谷紘一

宣言文

私たちは、社会の持続的な発展に率先して貢献します。

  • 経営トップのリーダーシップのもと、誠実な事業活動をグローバルに遂行します。法令とその精神を遵守するとともに倫理的行動を実践します。
  • 各国の文化歴史を尊重して人を大切にする経営に努め、オープンでフェアな情報開示と対話を実践します。
  • 変化を先取りして、新しい価値の創造にチャレンジします。そして、現地現物を重視しカイゼンに努めて最高の品質を実現します。
  • コミュニケーション、チームワークを大切にして、人材の育成に努めます。
お客様とともに :
私たちは、お客様に信頼され満足していただけるよう、新しい価値の創造に努めます。
社員とともに :
私たちは、社員を大切にして、個々人が生き生きとして働けるよう努めます。
株主とともに :
私たちは、企業価値の向上に努めるとともに、対話を大切にします。
仕入れ先とともに :
私たちは、自由・公正・透明な取引に努めます。
国際社会・地域社会とともに :
私たちは、環境と調和ある成長を目指して、企業行動全般にわたり環境保全活動に率先して努めます。
私たちは、社会との共生を目指して、事業活動を行うあらゆる地域で社会貢献に努めます。
私たちは、各コクの競争法を遵守し、健全かつ公正な事業活動に努めます。

構造改革検討の日の概要

1. 狙い
  • 全従業員が会社の厳しい状況構造改革方針をしっかり理解する
  • 全社一斉に実施すること、職場全員が一緒に議論することで、一体感の醸成を図る
  • 職場レベルで議論した結果を全社施策に反映させ、構造改革をより強固なものにする
2. 進め方
3. 概要

デンソーエコビジョン2005の概要

当社は、93年に「デンソー環境行動指針」および「デンソー環境行動計画(第一次)」を制定し、96年にデンソー環境行動計画を改定(第二次環境行動計画)しました。
既に現在の環境行動計画が達成できていることと、社会やお得意先の環境問題への要求が大きく変化していることから、環境委員会では、05年に向けて、新しい指針と行動計画を策定しました。名前は「デンソーエコビジョン2005」です。従来の方針と比べ、①デンソーグループとしての取り組みの強化、②環境に配慮した製品開発・設計、③対外連携の強化に力を入れていきます。

①デンソーグループとしての取り組みの強化

連結経営に対応し、すべての連結対象会社がデンソーエコビジョン2005の基本方針と行動指針を共有します。具体的な行動計画はその会社に適した計画をそれぞれの会社に適した計画をそれぞれの各社で立案してもらいます。

②環境に配慮した製品開発・設計

モノづくりの段階だけでなく、製品企画から販売、市場での使用、廃棄に至る総合的な環境負荷削減を目指します。環境に配慮した企業から環境負荷の少ない材料・部品を購入するグリーン調達も推進します。

③対外連携の強化

より大きな環境負荷削減の成果を得るために、社内だけでなく、業種などの枠を超えた対外連携に努め、対外的なコミュニケーションも強化します。

デンソーエコビジョン2005
Ⅰ. コミットメント

株式会社デンソーは、環境に配慮した経営が、21世紀の新しい企業活動スタイルの創造をもたらすとの認識のもと、加速する循環型経済社会の実現に向け、常に環境のトップランナー企業であり続けるため、デンソーグループの総力をあげて、環境との調和をめざした研究・開発と持続可能な環境の保全に努めることを宣言する。
なお、デンソーエコビジョン2005ならびに第三次環境行動計画は、2005年度までの5ヵ年計画として展開を図る。

Ⅱ. 基本方針
  1. グローバルな視点から、デンソーグループの総力をあげて、環境マネジメントの強化に努める。
  2. 製品の製造、市場での使用、廃棄に至るすべての段階において、トータルな視点で、環境に配慮した開発・設計・生産活動を行う。
  3. 業種などの枠を超えた対外連携ならびに情報発信に積極的に取組むとともに、すべてのステークホルダーとのコミュニケーションに努める。
Ⅲ. 行動指針
  • 3-1 連結経営に対応した環境マネジメントの強化
    • (1)デンソーグループとしての環境取組みの強化
      基本方針ならびに行動指針については、デンソーグループのすべての会社で共有し、展開を図る。
    • (2)環境マネジメントシステムの拡充
      環境マネジメントシステムをより強固にし、外部への透明性を高めるため、国際規格であるISO 14001の認証取得に努めてきた。今後は連結経営のさらなる基盤強化に向け、引き続き、デンソーグループ各社のISO 14001認証取得の拡充をめざす。
    • (3)推進組織の充実
      環境問題を経営の最重要課題として位置づけ、その対応をトータル的、一方的に審議・決定する場として、「環境委員会」組織の充実と効果的な運営を図る。
  • 3-2 環境に配慮した開発・設計
    • (1)環境配慮設計の充実
      製品の開発・設計段階において、燃費・排出ガス、リサイクル、環境負荷物質などの環境影響を事前に評価できるデザインレビューのシステムを構築し、推進する。
    • (2)グリーン調達の推進
      購入材料・部品を含めた製品トータルの環境負荷低減を図るため、サプライヤーとのパートナーシップにより、環境に配慮した企業から、環境負荷の少ない材料・部品が購入できるグリーン調達を推進する。
  • 3-3 環境負荷の削減強化によるクリーン工場の実現
    • (1)生産活動における省資源・省エネルギーなどの環境負荷の更なる削減を図る。
    • (2)より自主的な管理目標の設定と継続的な削減が図れるシステムの構築により、クリーンな工場の実現を図る。
  • 3-4 環境行動に関する対外連携の促進と情報発信の充実
    • (1)新たな環境活動の創造のため業種の枠を超え、さらに学会・行政などとの対外連携に努め、環境に配慮した製品・ビジネスを通じて社会に貢献する。
    • (2)すべてのステークホルダーに対し、積極的な環境情報の発信に努めるとともに、地域社会とのコミュニケーションの充実を図る。

デンソーエコビジョン2015の概要

「エコビジョン2015」

持続可能な社会の実現に向け、環境との調和と社会との共生をめざす」という「エコビジョン2005」の基本方針を継承しながら、グローバルでの活動の展開をより強化し、10年後のあるべき姿を定めたもの。エコビジョン2015は「コミットメント」「環境方針」「2010年環境行動計画」の3項目で構成されている。

Ⅰ. コミットメント

デンソーグループは、環境を重視した経営が、21世紀の新しい企業活動スタイルの創造をもたらすとの認識のもと、持続可能な社会の実現と、社会との共生に向け、常に環境のトップランナー企業であり続けるため、デンソーグループの総智・総力を結集し、環境との調和をめざした研究・開発と自然環境の保全を通じて、人々の幸福に貢献することを宣言する。

Ⅱ. 環境方針

デンソーエコビジョン2025の概要

Ⅰ. コミットメント(~2050年)

デンソーグループは、全ての企業行動を通じて、環境・エネルギー問題の解決と自然との共生を図り、2050年の持続可能な地域・社会に向けた、新たな環境価値を創造し、地球を守り,次世代に明るい未来を届けます。

Ⅱ. 環境方針(~2025年)

コミットメントのマイルストーンとして、2025年に達成すべき「ターゲット3」を定め、具体的な10分野の取り組みである「アクション10」を推進します。

「ターゲット3」
「アクション10」

「エネルギー」「クリーン」「グリーン」の3軸で10のアクションを定め、製品・工場・社員・経営の視点から全ての事業領域で取り組みます。

2020年長期方針