
キャリア座談会#01:仕事を極める
仕事を極め、グループの未来を創る。
磨き抜かれた実力が拓く確かな価値。
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グループ給与サービス室 給与計算課
2010年入社 S.K
通信会社での営業経験を経て入社。社会保険労務士の資格を活かし、グループ会社の給与計算業務を担当。
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ライフサポート室 住居支援課
2011年入社 K.G
不動産会社での営業経験を経て入社。宅建士の資格を活かし、不動産仲介業務に従事。現在デンソーに出向中。
テーマ01
専門性を活かした現在のお仕事について、これまでのキャリアの歩みとともにお聞かせください。

私は新卒で大手インフラ会社に入社。個人向けの営業からスタートし、その後は営業企画部門でプロモーションや販促企画なども経験しました。
ただ次第に、ゼネラリストとしてのキャリアに不安を感じるように。「専門性を身につけたい」と考え、人事・労務分野に興味を持ち始めたんです。それから仕事終わりや休日の時間を使って社会保険労務士の勉強に打ち込みました。
ただ次第に、ゼネラリストとしてのキャリアに不安を感じるように。「専門性を身につけたい」と考え、人事・労務分野に興味を持ち始めたんです。それから仕事終わりや休日の時間を使って社会保険労務士の勉強に打ち込みました。

新卒の就職活動では、業界問わずいろいろな企業の説明会を見て回っていました。そんな中で出会った不動産会社の土地活用ビジネス。学生時代は縁のなかった不動産の世界に、新鮮な魅力を感じたんです。
不動産会社への入社後は電話営業からのスタート。そこから徐々に経験を積み、土地オーナーへの提案営業を任されるように。土地活用というのは、土地オーナーにとって一生に関わる大きな決断です。だからこそ“単純な営業”ではなく、土地の持つ可能性を最大限に引き出す提案を心がけました。24歳でチーフに昇進し、その後は営業課長として、自身の営業活動に加えて部下の育成にもたずさわることになりました。
不動産会社への入社後は電話営業からのスタート。そこから徐々に経験を積み、土地オーナーへの提案営業を任されるように。土地活用というのは、土地オーナーにとって一生に関わる大きな決断です。だからこそ“単純な営業”ではなく、土地の持つ可能性を最大限に引き出す提案を心がけました。24歳でチーフに昇進し、その後は営業課長として、自身の営業活動に加えて部下の育成にもたずさわることになりました。

営業経験を経て専門職への転向、私も同じ道を歩みましたね。資格取得から転職活動まで約1年。その努力が実を結び入社しました。入社後は、デンソーグループ会社3社程度の窓口として給与計算業務を担当することになりました。

私は休みが少なく拘束時間の長い業界での経験から、長期的なキャリアを見つめ直すように。そんな中、リーマン・ショックの影響で会社の経営状況も大きく変化し、転職を決意。「地元の西三河で働きたい」という思いと、培ってきた不動産の実務経験を活かす、その二つの願いを叶えることができました。

入社から数年が経過する中で、業務の幅も広がっていきました。Accessツールの改修や開発に携わるようになり、業務改善や標準化活動にも取り組むように。さらには法改正対応や制度改定のプロジェクト推進、年金制度やシステム導入のサポートなど、より幅広い業務を経験させていただきました。

私の最初の5年間は、デンソーグループ従業員向けの不動産売買仲介がメイン。その後、これまでの経験を買われて、用地買収案件も手がけることに。土地オーナーによって、売却に対する考え方はさまざま。「今すぐに手放す気はない」という方から「条件次第」という方まで、一人ひとりの意向を丁寧に確認しながら案件をまとめていきました。

現在はマネージャーとして、実務とマネジメントの両立に挑戦の日々。これまでの経験を活かしながら、チーム全体の成長にも貢献していきたいですね。

私も今はデンソーの不動産管理を担当する部署へ出向し、デンソーグループ全体の不動産取引・管理におけるグループ会社支援策の検討に取り組んでいます。「一つひとつの経験が、今の仕事につながっているんだな」と実感する毎日です。
テーマ02
それぞれの専門分野で、どのように知見を深め、実践されているのか。具体的なエピソードをお聞かせください。

給与計算の仕事には、「制度」「運用」「システム」という三つの要素が密接に関わっています。運用の見直しが行われる際には、まず現行の法律や制度と照らし合わせて内容を正確に理解する必要があります。その上で、現場での運用方法を検討し、システムへの反映方法を考えていくんです。

三つの要素を同時に見ていくのは、かなり難しそうですね。

そうなんです。大きな法改正が行われるときなどは、とくにその難しさを実感します。制度の理解はもちろんですが、システム面での対応も重要になってくる。「要件定義」から「改修内容の検討」まで、実務を担当する私たちが細部まで確認していく必要があるんです。一つの判断ミスが現場に大きな影響を及ぼすこともあり、三つの要素をバランスよく見ていくことで、できる限りトラブルを未然に防ぐよう努めています。

私が担当する用地買収の案件では、複数の土地オーナーと同時に向き合うことも少なくありません。一人ひとりの資産活用への考え方や将来のプランをじっくりと伺い、時には数年という長い時間をかけて信頼関係を築いていくんです。

そういった調整は大変そうですね。

大切なのは、「土地オーナーの立場に立って考える」こと。資産に関する相談は繊細な内容ですから、信頼関係の構築が何より重要です。「どのような活用方法が最適なのか」「将来に向けてどんな可能性があるのか」。そういった本質的な部分まで踏み込んだ提案ができるよう心がけてきました。

先ほどの法改正の例のように、私たちの仕事は待ったなしの対応が求められます。法令遵守を前提に、現場の実態に即した運用方法を提案していくことも大切なポイント。「法の趣旨を理解した上で、実務に即した解釈と運用方法を提案していく」。そのバランス感覚が求められますね。

現在の私の仕事でも同じように、現場の実情に寄り添うことを大切にしています。デンソーグループの会社はさまざまなバックオフィス業務を兼任されている方が多く、不動産の専門家を配置できている会社がそこまで多くないのが現状です。そこで私たちは、不動産取引の基準の検討や整備をしながら、必要に応じて専門的な支援ができる体制づくりを目指しています。各社の事業特性や実情をしっかりと理解した上で、より安全で適切な不動産管理の実現をサポートしていければと考えています。
テーマ03
お二人の知見は、デンソーグループ全体の価値向上に大きく貢献されていますね。今後の展望についてお聞かせください。

デンソーシェアードサービスという組織の強みは、一人ひとりの専門性を活かし合える点にあると感じています。一人ですべての領域に精通することを目指すのではなく、それぞれの得意分野を持つメンバーが連携することで、より質の高いサービスを提供できる。そんな環境づくりを進めているところです。
特に人材育成の面では、最初から実務知識にこだわる必要はないと感じています。知識は後からでも身に付けられますが、大切なのは「物事を深く考える力」と「周囲を巻き込む力」。「なぜそうするのか」を考え、納得するまで追求できると同時に周囲を上手く巻き込んで一緒に成し遂げていく。そんな人材が、これからのデンソーグループの発展には欠かせないと考えています。
特に人材育成の面では、最初から実務知識にこだわる必要はないと感じています。知識は後からでも身に付けられますが、大切なのは「物事を深く考える力」と「周囲を巻き込む力」。「なぜそうするのか」を考え、納得するまで追求できると同時に周囲を上手く巻き込んで一緒に成し遂げていく。そんな人材が、これからのデンソーグループの発展には欠かせないと考えています。

私も今、新たなチャレンジの真っ最中です。デンソーへの出向という形で、2年という期限の中で成果を出すことが求められている。不動産取引・管理におけるグループ会社支援という視点では「完璧な形を目指す」というより、まずは大きな方向性を示していくことが大切だと考えています。

デンソーシェアードサービスの役割も、着実に変化してきていますよね。給与計算の分野では、会社を取り巻くさまざまな環境変化からグループガバナンスへの期待がより一層高まっています。デンソーグループ全体で統一された基準で業務を進めていくことが求められる中、私たちにできる価値提供の形も進化してきているんです。

私たちの分野でも、新しい組織としての可能性を感じています。これまでの実務経験を活かしながら、各社の実情に寄り添った支援ができる。そんなデンソーシェアードサービスならではの価値創造に取り組んでいるところです。

まさに変革期を迎えているんですね。私たちの専門性が、より大きな価値を生み出せる時期に来ているのかもしれません。

そうですね。仕組みづくりは簡単ではありませんが、その分やりがいも大きい。だからこそ、新しい価値を生み出せる仲間を増やしていきたい。一人ひとりが仕事を極めることで、きっとグループ全体により大きな貢献ができるはず。そんな手応えを感じながら、これからも挑戦を続けていきたいと思います。
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