
キャリア座談会#02:仕事を深める
専門性を高め合う、チーム力の好循環。
個の学びが組織の価値を創造する。
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経理サービス室 経理1課
2019年入社 Y.I
社会福祉法人での経理業務を経て入社。グループ会社の決算・税務業務などを担当。
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デンソー給与サービス室 社会保険課
2006年入社 Y.H
派遣社員として入社後、正社員登用。社会保険業務の法改正対応などを担当。
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グループ給与サービス室 給与計算課
2015年入社 R.K
人材サービス会社での営業職を経て入社。グループ会社の給与計算業務とシステム開発などを担当。
テーマ01
みなさんは異なる経歴から入社されていますね。その経験がどのように今の専門性につながっているのか、これまでの歩みをお聞かせください。

私は入社前、人材サービス会社で営業職として働いていました。当時は「コミュニケーション力を高めたい」と思い、あえて営業の道を選んだんです。さまざまな企業の経営者との商談を重ねていくうちに、少しずつ自信がついていきましたね。
でも次第に「もっと専門的なスキルを身につけたい」という気持ちが湧いてきまして。得意な数字を活かせる仕事につきたいと考え転職しました。入社後は給与計算の実務だけでなく、システムの改善や新人教育にもたずさわる機会をいただき、やりがいを感じています。
でも次第に「もっと専門的なスキルを身につけたい」という気持ちが湧いてきまして。得意な数字を活かせる仕事につきたいと考え転職しました。入社後は給与計算の実務だけでなく、システムの改善や新人教育にもたずさわる機会をいただき、やりがいを感じています。

私は高校卒業後、地元の社会福祉法人で経理の仕事をしていました。2年ほど基本的な経理実務を経験していたところで、結婚を機に愛知県への転居が決まりました。夫もデンソーグループの社員で、休日を一緒に過ごせることも魅力に感じ転職を決意したんです。
現在は複数のデンソーグループ各社の決算や税務申告を担当しています。業務の規模は以前より大きく、求められる専門性も高度です。でも、先輩方の丁寧なサポートのおかげで、着実にスキルアップの機会に恵まれていますね。
現在は複数のデンソーグループ各社の決算や税務申告を担当しています。業務の規模は以前より大きく、求められる専門性も高度です。でも、先輩方の丁寧なサポートのおかげで、着実にスキルアップの機会に恵まれていますね。

大学卒業後、派遣社員として入社し、その後正社員として登用されました。最初は雇用保険の届出業務からスタート。2007年に産休・育休を取得し、4年間の育休を経て復職。復職後しばらくは短時間勤務を活用していましたが、現在はフルタイムで働いています。
復職以降は「仕事と育児の両立」という前提に向き合う中で、業務改善にも自然と目が向くようになりましたね。現在は法改正への対応や電子化の推進など、効率化の取り組みを積極的に進めているところです。
復職以降は「仕事と育児の両立」という前提に向き合う中で、業務改善にも自然と目が向くようになりましたね。現在は法改正への対応や電子化の推進など、効率化の取り組みを積極的に進めているところです。

Y.Hさんのようにワークライフバランスを意識することで、かえって業務改善の視点が磨かれるのかもしれませんね。

そうそう、日々の業務の中から改善のヒントって見つかりますよね。私も入社当初、システムに関する手順書の必要性が課題にあがり、チームで話し合いながらマニュアルの整備に取り組んだことがあります。

お二人の話を聞いていると、専門知識を深めることって、自分の成長だけじゃないんだなってあらためて感じます。それぞれの立場で工夫を重ねることが、チーム全体の力を高めることにもつながっているのかもしれませんね。
テーマ02
専門性を高めるための自己研鑽と、それをチーム全体の力にしていく取り組みについて、具体的にお聞かせください。

給与計算の専門性を高めるため、入社後まず「給与計算実務能力検定」の取得からスタートしました。その後、「ファイナンシャル・プランナー」の資格も取得し、税務や保険に関する知識も着実に深めていますね。

R.Kさんは資格による専門知識の習得だけでなく、教育手法の研究も熱心にされていますよね。

ありがとうございます。最近は脳科学の知見も取り入れながら、より効果的な学習方法を模索しているんです。特にうれしいのは、教育体制の改革ができたこと。以前は特定の人が教育を担当していましたが、それでは教える側の負担が大きくなってしまう。
そこで私は「全員が教育担当になる」という新しい仕組みを提案しました。年末調整や労働保険など、専門的な分野はその知識を持つ人が新人に教える。その結果、チーム全体の教育レベルが向上し、新人の受け入れ体制も整ってきたんです。
そこで私は「全員が教育担当になる」という新しい仕組みを提案しました。年末調整や労働保険など、専門的な分野はその知識を持つ人が新人に教える。その結果、チーム全体の教育レベルが向上し、新人の受け入れ体制も整ってきたんです。

私も税務の分野で日々、知識のアップデートを心がけています。税制改正があった際は関連する部分を見直したり、業務中に気づいた疑問点をネットや専門書で調べたり。税務に詳しい先輩方に相談させていただくこともありますね。

そうやって積極的に学ばれているんですね。

はい。経理実務の経験を重ねる中で、「なぜそうするのか」という理解も深まってきました。デンソーグループ特有の前提や、一般的な会計処理との違いなども含めて、新しく入ってこられた方々に分かりやすく説明できるよう意識しています。

社会保険の分野も常に最新情報のキャッチが欠かせませんね。厚生労働省のホームページや社会保険労務士の情報を定期的にチェックしているんです。制度改正の際は、できるだけ早い段階での情報収集を心がけています。
早めの情報収集と準備が重要なので、システム改修なども含めた対応を計画的に進めています。収集した情報はチームで共有し合う文化が根付いているんですよ。
早めの情報収集と準備が重要なので、システム改修なども含めた対応を計画的に進めています。収集した情報はチームで共有し合う文化が根付いているんですよ。

その情報共有って具体的にはどんな感じなんですか?

国からの正式な通達は施行直前になることも多いので、それより前から情報を収集して準備を始めます。専門的な制度の内容を、現場で使いやすい形に整理して共有するという感じですね。

なるほど。個人の学びを組織の力に変えていく。そこに私たちの専門性の真価があるのかもしれませんね。
テーマ03
これからのキャリアについて展望をお聞かせください。どのような学びや成長を目指されているのでしょうか。

私は数年前から、年間300冊ほどの書籍から知識をインプットするようになりました。給与関係の専門書だけでなく、コミュニケーションや論理的思考力、歴史など幅広い分野を学んでいます。動画投稿サイトでも学習内容を発信し、自分の理解を深めているんです。

300冊というのはすごいですね。何かきっかけがあったんですか?

はい。学びの環境には3つのゾーンがあるとされています。快適だけど成長が少ない「コンフォートゾーン」、適度な刺激で新しいスキルの獲得や個人の成長が促進される「ラーニングゾーン」、そして過度なストレスがかかる「パニックゾーン」。私は常に「ラーニングゾーン」で仕事をしていきたいと考えています。

「ラーニングゾーン」というのは、具体的にどんな状態を指すんですか?

そうですね。たとえば、今担当している新人教育。最初は不安もありましたが、チャレンジすることで自分自身も成長できる。そういった、少し背伸びをしながら新しいことに挑戦できる領域のことです。この経験を通じて得た知識を、今度は後輩の育成にも活かしていければと思っています。

私も法改正への対応を通じて、常に新しい学びがありますね。制度の理解を深めながら、実務に即した運用方法を確立していくことが大切だと感じています。

その視点、とても参考になります。

ありがとうございます。これからはチーム全体のレベルアップにより一層力を入れていきたいですね。一人ひとりが成長することで、組織全体の対応力も高まっていくと信じています。

これからの経理には、より広い視野が必要だと感じています。私自身、まだまだ知識は不足していると思うのですが…。

目標にされている先輩はいらっしゃるんですか?

はい。税務関係の知識が深く、デンソーグループの特性も理解され、世間一般的な知識も豊富な先輩方がいらっしゃいます。そういった方々を目標に、日々学びを重ねているところです。ただ、知識を深めるだけでなく、給与計算から決算までの業務プロセス全体を理解することで、より良い提案ができるようになるのではないでしょうか。

なるほど。全体を見渡す視点は確かに重要ですね。

その中で自分の経験や知識を後輩にも共有していければと考えています。先輩方から学んだように、次は私たちが橋渡し役になっていく番なのかもしれません。

みなさんのお話を聞いていると、個人の成長がチームの成長につながり、それがまた個人の学びを促進する。そんな好循環が生まれているのを感じますね。

その通りです。個々の仕事を深めることは、結果的にチーム全体の価値を高めることにもなる。それが私たちの目指す姿なのかもしれませんね。この会社には、一人ひとりの挑戦を支援し、共に成長していける環境があります。これからも新しい価値の創造に向けて、みんなで挑戦を続けていきたいと思います。
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