キャリア座談会#05:仕事のマネジメント
メンバーの働きやすさと成長をバックアップ。
マネジメントが紡ぐ、組織の未来。

  • 調達サービス室 調達課

    2008年入社 H.O

    スポーツ用品メーカーでの営業を経て入社。デンソーへの出向後、現在は課長として調達管理やマネジメントを担当。

  • 経理サービス室 経理1課

    1993年入社 M.K

    デンソー経理部で経理業務を担当後、デンソーシェアードサービスに出向。現在は課長としてグループ会社向けの経理サービス業務を統括。

  • グループ給与サービス室

    1998年入社 Y.S

    デンソー人事(西尾製作所、本社)での勤務を経て、現在は室長としてグループ会社向け給与サービスを統括。トヨタグループへの出向経験を持つ。

テーマ01

それぞれ異なる分野でキャリアを積み上げてきたみなさん。まずは入社からこれまでの歩み、そして現在の立場に至った経緯についてお聞かせください。

H.O
入社前は、スポーツ用品メーカーでカジュアルシューズの営業を担当していました。ただ、前線で顧客や数字と向き合う営業職よりも、その後方支援的な立場で働くことに自分の適性を感じていて。家庭の都合もあって転職を考えていたところ、デンソーユニティサービスと出会いました。社内に必要な物品の購買や発注を担う調達の仕事は、自分の適性にぴったりでしたね。
入社後はパソコンやディスプレイといった汎用的な間接材の調達からスタートし、デンソーへの2年間の出向では電気工事や通信工事など大型案件も経験。その後、出向から戻ってからは経営企画部門で新規ビジネスの発掘も担当し、現在は調達部門でマネジメント業務を担当しています。
M.K
私は地元である愛知県での就職を考え、デンソー経理部に一般職として入社しました。入社後は会計部門で債権債務管理などを担当。そんな中、当時では珍しかった総合職への転換の機会があり、応募することになって。転換後は、決算業務や原価計算なども担当することになり、幅広い経験を積みました。
その後は、新会計システムの導入プロジェクトも経験し、現在はデンソーシェアードサービスで、グループ会社から受託している経理業務のマネジメントを担当しています。
Y.S
私は就職活動中から人事部門での採用を希望していたんです。きっかけは、大学のゼミで、どの会社にも必要な「人事」という仕事に興味を持ったこと。最初の配属はデンソー西尾製作所で、本社人事の制度や施策を現場に適合させる調整役を担当していました。
本社人事部では、労務管理や勤務制度の企画などを6年にわたり担当。グループ会社に出向し、人事・総務全般に5年間従事しました。その後給与部門への異動を経て、トヨタグループに出向。現在はグループ全体の給与サービスの統括を担当しています。
H.O
M.Kさんは経理を一貫して担当されてきたんですね。
M.K
はい。当時は一般職から総合職への道筋がまだ整備されていない時代でしたから、その転換の機会をいただけたことは大きな転機でしたね。
Y.S
そうだったんですね。H.Oさんの異動や出向は、ご自身の希望だったんですか?
H.O
私からとくに希望をしていた訳ではありませんが、振り返ると会社の計らいのおかげで多岐にわたる経験をさせていただけましたね。異動や出向を重ねながらさまざまな部門の仕事に触れる。そんな幅広い経験を通じて、調達という仕事の面白さに気づくことができました。
Y.S
たしかに、新しい視点が得られますよね。私もこれまで経験のない給与部門への異動やトヨタグループへの出向など、現在までに多くの経験を積むことができました。

テーマ02

マネージャーの立場として、チーム運営やメンバーとの関わり方について、それぞれの工夫や印象に残るエピソードをお聞かせください。

H.O
調達部門では、以前は注文に応じて品物を手配するという受け身の業務が中心で、紙の書類や電話でのやり取りなど、アナログな対応に多くの時間を費やしていました。でも、この3~4年で大きく変わってきましたね。
M.K
具体的にどんな変化があったのですか?
H.O
たとえば「こちらの新製品の方が性能が良いですよ」「まとめて購入すればコストを抑えられますよ」といった提案ができるようになり、付加価値の高い業務へと進化してきました。メンバーそれぞれが「調達のプロフェッショナル」として、自分なりのテーマを持って業務改善に取り組むようになったんです。
昨年は、より良い商品の提案や効率的な購入方法の見直しなど、それぞれが見出した改善点について社長にプレゼンする機会も設けました。みんながアイスブレイクを取り入れたり、効果的なジェスチャーを使用したりしながら、工夫を重ねて社長と自然なコミュニケーションをとっている姿が印象的でしたね。
メンバーに対して、ときには厳しいことも言わなければなりませんが、「気付かされました」と前向きに受け止めてくれる姿を見ると、「しっかり指導して良かった!」と仕事に対するやりがいに感じますね。
Y.S
その話を聞いていると、私も若い頃の経験を思い出しますね。リーマン・ショック時の労使交渉や春闘で、上司が時間を惜しまず解決策を一緒に考えてくれたんです。だから今は私も「メンバーが悩んでいたら一緒に解決策を考える」ことを大切にしていますね。まず本人の考えを聞いて、それをもとに議論を重ねていくようにしています。
M.K
メンバーの成長を実感できる瞬間は特別ですよね。私の場合は、まず全員が疎外感を感じることなく働ける環境づくりを心がけています。
Y.S
具体的にどのような工夫をされているのですか?
M.K
人によって違う「成長のペース」を認めることですね。日々の声かけや、困っているときの「大丈夫?」という一言など、小さなコミュニケーションを大切にしています。
Y.S
同感です。日常的なコミュニケーションも通じてメンバーからは上下関係を強く意識されすぎることなく、フラットに相談してもらえる関係を目指したいですね。
H.O
それは素晴らしい。本当の意味での「ワンチーム」を目指しているということですね。
M.K
「私はここで働いていていいのだろうか?」という不安を抱えながら働くのは辛いことですから、みんなが安心して働ける雰囲気づくりを心がけたいですね。

テーマ03

変革期を迎える中、マネージャーとしてどのようなチームづくりを目指し、どのようにメンバーを導いていきたいとお考えですか。

Y.S
デンソーグループは、良い意味で“議論が好き”な社風だと感じています。上司から「これを進めておいて」と指示を簡単に済ませるのではなく、「あるべき姿」や「なぜそうするのか」について徹底的に議論する。そんな文化が根付いていると感じます。
H.O
そうそう。マネージャーからメンバーへ思いや会社方針を伝えたり、現場の声を上に伝えたり。この文化はこれからも大切にしていきたいですね。
調達部門では、商品知識や数字への理解も大切ですが、何より重要なのは前向きな姿勢。私たちが扱う多種多様な商品について、自ら興味を持って情報を集め、探究心を持って取り組めるような「考える力のある人材」が必要だと感じています。
M.K
経理部門も同じような状況ですね。正確な金銭処理や決算書の作成は、基本中の基本です。従来型のスペシャリストだけでなく、ITシステムやAIの導入による業務のデジタル化が加速していく中で、業務改革や効率化を進んで提案できる人材が必要になってきています。
H.O
変革期ならではの課題ですよね。
M.K
検討しながらも、従来のやり方に慣れている方々の不安に配慮しつつ、少しずつでも変化をしていけたらいいなと思っています。
Y.S
私たちも給与計算といった基本サービスだけではなく、ITを活用しながら新しい価値創造に挑戦しているところです。
M.K
なるほど。給与が正確に振り込まれることは、もはや“当たり前”と捉えている方は多いかもしれませんね。
Y.S
その通りです。だからこそ蓄積したデータを活かして、従業員一人ひとりに合わせたプラスアルファの提案ができるかもしれない。それには、自ら考えて解決策を見出せる人材が必要になってきますね。
H.O
成長意欲のある方が増えてくれると、より良い会社になっていきますよね。私自身、これまでポジションにはこだわりませんでしたが、期待を超える価値を提供できる人間でありたいと思っています。メンバーたちに「一緒に働けてよかった」と思ってもらえるように、成長の機会を提供していくことが私たちマネージャーの大切な役割。これからも一人ひとりを支援できる環境づくりに力を入れていきましょう。

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