開発に関わった車が街やメディアに
好きな車の仕事に携わる喜び

学生時代は交通インフラ、河川、橋、都市計画などを学んでいました。就職活動時に軸としていたのは、福利厚生、通勤時間、通いやすさ、残業時間、車関係の会社、転勤の有無などです。

対面の2日間のインターンシップに参加し、仕事内容や社内の雰囲気が自分自身に合っていると感じたため応募しました。開発車両の開発の一部に携わることができること、福利厚生など就職の軸としていた部分が合っていたこと、また、社員同士の会話の雰囲気から、温かみや魅力を感じたため入社を決めました。

業務は大きく3つあります。まず、OBD (オン・ボード・ダイアグノーシス)という、故障診断の制御開発です。車両が故障した場合に、自己診断をして確実に異常を検出できるようにすることを目的としています。また、走行時に車から排出される排気ガス濃度を計測し、法規で決められた排気ガス濃度以下となるように、試験、解析を行う業務、さらに、走行時の燃費値を計測し、お客様からのニーズに答えられる燃費性能の検証も行っています。

計画、試験、解析、報告資料作成、納期までにお客様へ報告、というのが一連の仕事の流れで、このフローに合わせて、一日の仕事内容が変わってきます。

社内の雰囲気は良いと思います。私の部署では、業務以外の話で盛り上がることも多く、明るい雰囲気で仕事をしています。オフィスは全ての部署が一つの部屋にあり、席も近いため、気軽に部署間を越えて交流を持てている印象です。

また、社内イベントとして年に数回、BBQ、ミニゲーム大会、抽選会、忘年会、新年会などのイベントが開催されており、会社全体として仕事と交流のメリハリがある会社だと感じています。学生自体に参加したインターンシップで感じた印象と実際に入社してからの印象で大きな変化はないと思います。

自分が開発の一部に携わった車を街中で見かけた場合や、テレビやYouTubeで車が発表された時にやりがいを感じました。私自身、車が好きなので、業務を通じて車の知識が増えることに喜びを感じます。

一方で上手くいかなかった経験もあります。試験前の計画が甘く、試験時に試験条件を誤ったまま試験を行ってしまった結果、再計測となり計画外の業務を行ってしまったのです。計画を正確にしっかりと立てることが、後の業務工程の進めやすさに大きく関わるため、計画の時点でお客様へ報告するまでの工程を準備しておくことを先輩から教わり、次から失敗がないように心がけています。