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パワーデバイス技術部 室長稲葉 祐樹Yuki Inaba
博士(工学)課程修了後、米国で宇宙開発や半導体材料開発に従事。前職で磁気記録媒体、太陽電池、車載・産業向け半導体パッケージ開発を経験。2018年にデンソーへ入社。パワーデバイス技術部 技術企画室の室長として、車載向け半導体モジュール・デバイス開発を推進。部員が心地よく働ける環境づくりに注力している。
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パワーデバイス技術部 担当係長坂根 宏樹Hiroki Sakane
2011年にデンソーへ入社。パワー半導体デバイスの研究、製造プロセス開発、構造設計・電気検査開発に従事。8か月の育児休暇を経て、2024年より担当係長としてパワー半導体デバイスの社外拡販を推進。素子戦略室にて外販戦略検討や欧州OEMへの窓口として、各拠点と連携をしながら顧客に向き合っている。
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パワーデバイス技術部 担当安部 瑛美夏Emika Abe
2019年にデンソーへ入社。車載向け半導体モジュール開発で電気特性・検査を担当後、データ管理システム開発や部内業務効率化に従事。現在は車載向け半導体デバイス開発の検査を担当。高品質・低コストでの検査・評価実現に向け、設備導入や設備評価などを推進。デンソーの部活動である自動車部でも活動を行っている。
自動車業界が変革期を迎える中、要となるパワー半導体の開発を担うパワーデバイス技術部。多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集うこの組織には、年次や役職に関係なく挑戦が歓迎されるカルチャーと、個を尊重した働き方が浸透しています。新卒入社とキャリア入社の3名がそのリアルを語ります。
この記事の目次
多様な人財と共に切り拓く、パワー半導体の未来
──パワーデバイス技術部の事業内容とミッションを教えてください。
稲葉:パワーデバイス技術部は、2024年に再編された組織です。EV(電動車)の心臓部とも言えるパワー半導体の設計・開発から拡販までを一貫して担っています。パワー半導体は、モーターを駆動・制御するインバーターの中核部品であり、エネルギー効率の向上を通じて、燃費や電費の改善に貢献しています。
さらに、EVにおける各種パワートレインに応じたパワー半導体の最適化が、コストダウンの鍵となります。私たちは、技術の力でEVの社会実装を後押しし、カーボンニュートラルな未来の実現に貢献することをミッションとしています。
──パワーデバイス技術部にはどのような特徴がありますか?
稲葉:この部門には、デンソー入社の社員だけでなく、トヨタ自動車からの転籍者や、私のようなキャリア入社のメンバーも多く在籍しており、多様なバックグラウンドを持つ人財が集まっています。
そのため、年次や役職に関係なく意見交換しやすい雰囲気があり、コミュニケーションも活発です。また、若手社員が主体となって職場の課題を話し合い、改善策を検討する場や、部長が入社1~3年目の社員と直接意見交換を行う場など、現場の声を吸い上げる仕組みを整えています。
実際に、私が現場メンバーから出た業務改善のアイデアを部長に共有したところ、前向きに検討され、すぐに実行に移されました。現場の意見を大切にする姿勢が感じられる、働きやすい組織だと感じています。
三者三様のキャリアと、実感する成長とやりがい
──坂根さんと安部さんは新卒入社、稲葉さんはキャリア入社ですが、それぞれデンソーを選んだ理由を聞かせてください。
坂根:学生時代から「技術で社会に貢献したい」という想いがありました。とくに環境・安心の観点から自動車業界に興味を持ち、特定のカーメーカーに縛られず、幅広い企業と関われるデンソーの立ち位置に魅力を感じて入社を決めました。
安部:インターンシップで出会った社員の方々の技術力の高さと、真摯な姿勢に感銘を受けました。デンソーのタグライン「Crafting the Core」に込められた、“人に寄り添い、幸せの本質とは何かを考えることで、めざす未来のコアをつくりあげていく”ということが、現場で本当に体現されていると感じ、ここでなら深く学び、成長できると思い入社を決意しました。
稲葉:前職では材料開発に携わっていましたが、その材料がどのようにクルマに搭載され、社会に貢献していくのかをもっと広い視野で見たいと考えるようになり、デンソーへの転職を決めました。
──現在の仕事の内容と、やりがいを教えてください。
坂根:入社以来、技術開発に携わってきましたが、2024年からはパワー半導体デバイスの拡販業務を担当しています。主に欧州のお客さまを対象に、現地メンバーと協働しながらニーズの収集や戦略立案を行っています。これまで関わる機会の少なかった方々と協働する中で、新たな視点や考え方に触れられることに、やりがいを感じています。
安部:私は半導体デバイス用の評価・検査設備の開発導入を担当しています。高品質な製品を保証する設備を開発するためには、設計や製造に関する深い知識が求められます。問題が発生した際に、解析を通じて原因を特定できたときには、達成感があります。
稲葉:現在は技術企画室の室長として、メンバーが力を発揮しやすい環境づくりに取り組んでいます。業務の効率化や情報セキュリティ施策の企画・運用などを通じて、メンバーの成長や前向きな姿勢を感じられることが、仕事の励みになっています。
自分らしく成長できる場所──個を尊重するキャリア形成と働き方
──キャリアアップの機会やスキルアップのための支援について教えてください。
稲葉:デンソーでは、節目の年齢ごとにキャリア研修の機会が設けられています。私も40歳の時に受講しましたが、自分では当たり前だと思っていたことを、同じ研修に参加していた他部署の参加者から「それは稲葉さんの大きな強みだ」と言われ、価値があることに気づかされました。他者の視点を通じて、自分の可能性を再発見できる場となっています。
また、職種別・階層別の研修も充実しており、専門性の強化やマネジメントスキルの習得など、めざすキャリアに応じて成長できる環境が整っています。
安部:全社員を対象に、上司と1対1で話し合うキャリアデザイン面談では「将来どうなりたいか」を問われることが多く、自分の意思をしっかり持つことの大切さを実感しています。
その他にも、個別にキャリア相談できる制度や、キャリア形成セミナーの開催など、社員の成長を支える仕組みが豊富に用意されており、非常に充実した印象です。
稲葉:自らの意思で異動希望を出しやすいのも魅力です。私自身、要素技術担当として入社しましたが、仕事のフェーズが変わり「こんなことに挑戦してみたい」と声を上げたところ、上司が「あの部署に行けば挑戦できそうだ」と後押ししてくれ、設計部門への異動が実現しました。
異動後には、新しい知識を学ぶための教育プログラムもオンライン・オフラインともに充実していて、それらを意識的に活用することで、業務に必要な知識を着実に習得することができました。
──ワークライフバランスや働きやすさはいかがですか?
坂根:私は2人目の子どもが生まれた時に、8カ月間の育児休業を取得しました。子どもの成長を間近で見守ることができたのは、かけがえのない経験です。育休取得にあたっては、上司の協力もあり、仕事の引き継ぎもスムーズでした。
さらに、育休中に昇格したことは、育休前の成果を評価してくれていたことの証明だと感じています。育児とキャリアの両立を応援してくれる環境に感謝をしています。
安部:私の所属組織では、年に1度、3日連続で有給休暇を取得する文化があります。1日単位の休暇とは別に、まとまった休暇が推奨されているため、気兼ねなくリフレッシュできます。私もこの制度を利用して北海道へ旅行に行きました。
自分の業務に責任を持つ真面目な社員が多いからこそ、組織全体で「やるべきことをやって、しっかり休む」という文化が根付いていると感じます。
稲葉:私自身も、上司として柔軟な働き方を率先して実践しています。持ち家が長野にあり、愛知に単身赴任しているのですが、金曜の午後には長野の自宅へ早めに退社することもあります。周囲は温かく送り出してくれますし、その姿を見せることで、メンバーも自分の意思で休みを取りやすくなるのではないかと考えています。
また、子どもの学校行事や家庭の用事でフレックスタイムや在宅勤務を活用しています。
挑戦を歓迎する環境で、共に新たな価値を
──皆さんが考える、デンソーで働く魅力を教えてください。
稲葉:私が感じる魅力は2つあります。1つめは、挑戦を前向きに受け入れるカルチャーです。入社して間もない頃、社内の技術討論会に参加し、受賞する機会がありました。社歴に関係なく、アイデアや意見が評価されたことに驚きつつも、励みになりました。
2つめは、風通しの良い組織風土です。こちらも入社初期の経験ですが、業務効率化の提案をした際に、柔軟に受け入れてもらい、実際に改善につながりました。より良い技術や製品づくりに真摯に向き合う姿勢が根付いているからこそ、理にかなった意見であれば年齢や社歴に関係なく受け入れる文化があると感じています。
安部:新人向けの技術教育や仕事の進め方に関する研修、展示会への参加、論文の読み合わせ会など、学びの機会が多く用意されています。技術的に困ったときも、社内には頼れる専門家が必ずいるという安心感があります。
──社内の人間関係はどうですか?
安部:社内にはさまざまな部活動があり、私は自動車に関する知識や技術を共有し、趣味や交流を深める「自動車部」に所属しています。
ある大会で好成績を残した際には、部署を超えて多くの方々から祝福の言葉をいただきました。別部署の方から「あの安部さんですよね?」と声をかけられ、そのつながりが仕事に発展したこともあります。
坂根:私も同じ印象です。人柄の良い方が多く、面識のない方でも親身に話を聞いてくれる文化があります。一見厳しそうに見える方でも、話してみるととてもフランクで、困ったときに誰にでも相談できる安心感があります。
──最後に、皆さんから新たな仲間に向けたメッセージをお願いします。
坂根:自動車業界は今、大きな変革期を迎えています。知識やスキルよりも、難しい課題に向き合い、やり抜く意志と周囲を巻き込む力がある方にぜひ来ていただきたいです。新しい挑戦が増えている今だからこそ、皆さんが活躍できる場面は確実に増えます。この変革期をチャンスと捉え、一緒に挑戦したいです。
安部:デンソーはノウハウと知識の宝庫です。それらを貪欲に吸収して仕事に活かしていく意欲があれば、確実に成長できます。どんな仕事も「新しい挑戦」と前向きに捉え、変化を楽しめる方と一緒に働きたいです。
稲葉:何かひとつでも「尖ったもの」を持っていて、それを恥ずかしがらずに発信し、活躍したいというマインドを持った方が来てくれると嬉しく思います。もちろん、多様な価値観を受け入れ、チームとして柔軟に動ける協調性も大切です。
パワーデバイス技術部には、挑戦を望む方にとって成長の機会が豊富にあります。あなたの経験や想いを活かして、ぜひ一緒に新たな価値を創り出しましょう。
※ 記載内容は2025年10月時点のものです
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