身近な家族・友人を想って、安全製品を生産し世界中に届ける

「横一列に並び、みんなゴールが見えている」そんなチームを目指して

仕事がバリバリできる憧れのあの人も、仕事中にはちょっと近寄りがたいあの人も、一歩オフサイトに出て、様々な壁を取りのぞいて話をしはじめると、すごく悩んでいたり、ピュアな願いが見えてきたりするもの。

社員インタビュー「実現力リレートーク」では、リラックスダイアログを通じて、多彩なプロフェッショナルたちの仕事の根幹にある原動力やwill(夢・志)に迫ります。

今回ご登場いただくのは、AD&ADAS製造部 2工場 生産3課の田中 大介さんです。現在、GSP3*ミリ波レーダーの生産ラインの早期安定に向けたカイゼン業務を担っています。入社以来、GSP1ミリ波レーダーのラインの立ち上げや生産業務、そして中国拠点(TDE)での生産業務育成支援と、次々に新しい環境でキャリアを積み重ねてきた田中さん。

* GSP:Global Safety Package

どれだけ環境が変わっても、“マイルール”は変わらないと言います。

「大切なのは、後輩・上司・同僚・海外のナショナルチームなど、相手によって“目線を変える”こと。きちんとコミュニケーションが取れていれば、どこに行ってもできない仕事はないと思います」

「全ては、安全製品を世の中に届けるために。後輩とはあえて友人のような距離感で接し、育成に努めています」

会社の未来・次世代の育成────。そこには、先々を見据えながらチャレンジし続ける、芯の強さとやさしさを兼ね備えた、大きな背中がありました。

「後輩の成長が、一番の原動力ですね」と、はにかみながら話す田中さん。
彼が大切にしたい、“身近な人を想う働き方”について、じっくり耳を傾けてみましょう。

この記事の目次

    新しい環境へ飛び込む楽しさ。後輩育成・会社の未来も見据えて

    ───まず最初に、田中さんが取り組んでいるプロジェクトについて教えてください。

    田中:生産課に所属をしながら、GSP3ミリ波レーダーの生産ラインの早期安定に向けたカイゼン業務を担当しています。GSPは、歩行者やクルマとの衝突を回避したり、車線の逸脱を防止したりすることで、交通事故低減に貢献するシステムです。その3世代目となる製品がGSP3です。そういった安全製品を高品質に量産するために、設備の点検・処置といったカイゼン業務を、関係部署と一緒に進めるのが私の仕事です。

    ───これまで一つのチームに留まることなく、GSP1ミリ波レーダー・GSP3ミリ波レーダーの生産ラインの立ち上げ、中国拠点(TDE)での生産業務育成支援にも参画したと伺いました。

    田中:そうですね。環境を変えながら多様な経験をさせてもらいました。きっかけは、GSPシリーズの生産ライン立ち上げプロジェクトに、メンバーとしてアサインされたことです。これまでの生産業務とはやることが全く違う業務だったのですが、そこで新しいことにチャレンジする面白さに気づきました。以降、他の部署や他の製品ラインの立ち上げを覗いたり、チャンスがあれば自分から手を挙げて上司に掛け合ったり、積極的に動くようになりました。

    ───田中さんの中で、どのような変化があったのでしょう?

    田中:今までやったことのない業務に挑戦すること自体が、純粋に楽しかったです。一歩外にでて、これまで接点のなかった部署の方と話してみると、全然違う視点で製品を見ているんです。色々な人と話し合いながら仕事をすることで、知らなかったことを知り、できることが増えていく。そこに喜びを感じました。

    また今後、どんどん海外拠点も増えていくでしょう。そう考えたとき、私が先に海外での業務を経験しておけば、次を担う後輩たちにもアドバイスがしやすくなります。自分自身の成長もそうですが、先々を見据えてチャレンジしている節もありますね。

    ───すごい…!会社や後輩のことまで考えてチャレンジする選択は、田中さんならではの視点だなと感じました。

    まずは身近な人から。そして、世界中へ安全製品を届ける

    田中:ちょっとかっこよく言い過ぎたかもしれません(笑)。どちらかと言うと、大きな規模で考えるというより、「身近な人を大切にしたい」という気持ちが起点になっているので。

    ───ほお!詳しく伺いたいです。

    田中:例えば、会社の目標である交通死亡事故ゼロに対しても「家族や友人が事故に遭ってほしくない」という想いを一番大切にしています。自分がOKを出した製品で、不良が見つかり、大切な人が傷つくようなことがあったら嫌ですよね。妻が事故に遭えば、両親も悲しむ。友人が事故に遭えば、友人の友人も悲しみます。

    人は、人とつながって生きているから。まずは自分の大切な人に安全製品を届けること。それが結果として、日本中・世界中の人に安心・安全な製品を届けることにつながると信じています。

    ───たしかに。今日も元気に「ただいま!」と帰宅できること。それは私たちの暮らしにおいて、何より大切なことですよね。

    田中:はい。その当たり前な安全が、当たり前に続くように。日々生産の仕事に向き合っています。

    ───そういった価値観は、最初からご自身の中にあったのでしょうか?

    田中:いえ、上司の影響が大きいですね。一番最初に安全製品の生産に携わったときの上司が、何よりも品質を優先させる熱い想いを持った人でした。「不良を1つでも出すくらいなら、ラインを止めてしまえ!」という声が工場に響き渡ることもありましたね。

    私たちが扱っている製品は、交通事故を未然に防止するものです。だからこそ、それが故障すると事故につながってしまう。私たちにとっては、たくさん生産するうちのたったひとつの不良でも、使用する方にとってはそのひとつが全て。世の中に良いものを届け、安全を守っていくために、慢性的にならず、細部に敏感になれと。仕事の重要性を丁寧に教えてもらいながら交通死亡事故ゼロに対する考え方も徐々に身についていきました。

    相手の目線に合わせるコミュニケーションが、質の良い仕事につながる

    ───ご自身に影響を与えた上司との巡り合い、素敵ですね!生産課は、チームで動くことが多いと伺いました。コミュニケーションも大事になってくると思うのですが、田中さんが意識されているマイルールはありますか?

    田中:そうですね。上司・後輩、ひとりひとりの目線に合わせて、コミュニケーションの取り方を変えるように意識しています。

    例えば、ひと回り歳の離れた後輩が入社してきたとき、自分がふだん当たり前に使っている専門用語や考え方をそのまま話しても、なかなか伝わらないと思うんです。まだ右も左もわからない後輩には、どれくらい目線を下げれば円滑なコミュニケーションが取れるのか。また逆に上司と話すときは、上司の頭の中を想像しながら「その考え方を、私にも教えてください」という学びの姿勢を示しながらコミュニケーションを取っています。

    ───大事なことと思いつつ、なかなか実践するのが難しいですよね。何かきっかけがあったのでしょうか?

    田中:私自身、新人の頃はわからないことだらけで、職場の人たちの会話を理解するのに時間がかかりました。自分が苦労したからこそ、後輩の気持ちがわかる。まだ価値観の固まっていない新人には、まずは身近な話から始めて、成長段階に応じて何をどう伝えるのか、目線を調整しながら話しています。

    ───なるほど…!ご自身の原体験が今に活きているのですね。

    田中:人それぞれ自分の中に“正解”があって、大切にしている価値観も異なる。でも相手を尊重しながら話せば、お互いの意見をミックスさせる糸口が見つかりやすくなります。

    ───後輩育成だけでなく、どんな人と仕事をする上でも当てはまる普遍的な要素のように感じました。具体的に、相手の目線に合わせたコミュニケーションによって得られた成功体験があれば知りたいです。

    田中:後輩から、よく相談されるようになりましたね。距離も縮まったおかげか、下の名前で敬語を使わずに話しかけられます(笑)。学生時代の部活の先輩・後輩のような、友人のような。気兼ねなく何でも話してくれる仲になっています。

    ───すごいですね!後輩にとって田中さんは、本当に頼れる存在なのですね。

    田中:最近は後輩もどんどん成長して、チームを持つようになって。今度は後輩が、相手の目線に合わせてコミュニケーションを取ったり、意見が言いやすい職場づくりに努めたりしている姿を見かけるようになりました。自分を目標にしてくれているのかな、と思うと嬉しいです。後輩の成長が何よりの原動力になっていますね。

    ───素敵なエピソードをありがとうございます。一方で、上の立場の人には遠慮して言いたいことが言えないなど、距離を縮めるのが難しいという人もいると思うのですが。

    田中:そうですよね。でも人間誰しも、伸び伸びと主体的に働く方がパフォーマンスも上がると思うんです。一番良くないのは、小さいミスを言い出せずに不良が隠れてしまうこと。言いたいことが言えなかったり、言えないがゆえにやりづらい作業を我慢してしまっていたり…。

    その結果、不良を招いてしまっては元も子もありません。一つの不良も許されない業務だからこそ、個人の働きやすさは、巡り巡って高品質な安全製品を世の中に届けることにつながる。そう信じて、風通しの良いチームをつくることは重要だと捉えています。

    縦ではなく、横一列で。みんなゴールが見えている状態にしたい

    ───なるほど。相手の目線に合わせたコミュニケーションも、働きやすい環境づくりも、全ては「高品質な安全製品を世の中に届ける」という目標に向かうためでもあるんですね。
    そんな田中さんが描くWill(夢・志)についても教えてください。

    田中:チーム全員で同じ方向(目標)に向かえる職場を目指したいです。

    そのためにはメンバーが自分で考えて動けるよう、常に仕事の目的や背景を共有するコミュニケーションが必要だと感じていて。やはり同じ作業でも、上司から指示をされた仕事をただこなすのと、共有された意味や目的を踏まえて自分なりに工夫しながら進めるのとでは、仕事の質が変わってきますよね。

    ゴールがわからないと、同じ方向(目標)には向かえませんから。
    なぜ目指すのか?この作業が何につながるのか?トップだけが情報を持っているという状態をつくらない。縦ではなく、横一列に並んでみんなゴールが見えている。そんなチームをつくっていきたいです。

    もし、内に秘めているWill(夢・志)がある人は、どうか職場に「仲間」をつくってみてください。学生時代、友人との時間が楽しくて学校に通っていた記憶がある人も多いと思います。それと同じで、自分の夢や志を聞いてくれる、応援してくれる仲間の存在が、きっと毎日を踏ん張る力になってくれますよ。

    登録はこちら

    「できてない」 を 「できる」に。
    知と人が集まる場所。