プラグの飛火と着火

飛火

着火

着火

放電電圧の変化

放電電圧は、さまざまな条件により、著しく変化します。
特に影響が大きいのは、プラグギャップ、圧縮圧力および混合気温度の3つです。

プラグギャップ

プラグギャップ

プラグギャップが広すぎると、高い放電電圧が必要となって、コイルの性能の限界を超え放電できなくなり、失火しやすくなります。
プラグは使用を重ねると電極が消耗して、少しずつプラグギャップが広くなります。

プラグのギャップ(火花すき間)調整

  • 中心電極が丸くなったり、接地電極が偏って磨耗している場合は新品に交換してください。
  • 白金プラグやイリジウムプラグなど電極の細いプラグでは、中心電極を傷めることがありますので、ギャップ調整は行わないでください。

圧縮圧力

圧縮圧力

放電電圧は圧縮圧力に比例して高くなります。
圧縮圧力が高くなる時は低速・高負荷の時であり、特に発進時の急加速時などはこの条件に当てはまり、高い電圧が必要になって失火しやすくなります。

混合気温度

混合気温度

放電電圧は混合気温度が高くなると低くなります。
エンジン温度が低いほど高い電圧が必要になるので、低温時に失火が起こりやすくなります。