DENSOコーポレート刊行物
表紙・裏表紙デザインレイアウト
概要
デンソーの企業価値を正しく伝えるため、かつ一貫性のある刊行物デザインを制作するために、デザインを構成する重要な要素を示します。
表紙
タグライン付きコーポレートマーク
タグライン付きコーポレートマークを規定のアイソレーションを考慮してページ上部に配置します。
Dクロス
表紙にはDクロスを使用してください。
裏表紙
タグライン付きコーポレートマーク
裏表紙には以下の要素を入れてください。
・社名(社名ロゴタイプ)
・住所
・電話番号
表紙デザインの一例を示しています。「刊行物デザイン 基本デザイン要素」のルールに従い、コーポレートマーク・Dクロスを取り入れ適切に制作してください。
表紙デザイン(A4サイズ)
表紙デザイン(USサイズ)
表紙デザインの一例を示しています。「刊行物デザイン 基本デザイン要素」のルールに従い、コーポレートマーク・Dクロスを取り入れ適切に制作してください。
表紙デザイン(正方形サイズ)
表紙デザインの一例を示しています。「刊行物デザイン 基本デザイン要素」のルールに従い、コーポレートマーク・Dクロスを取り入れ適切に制作してください。
中頁デザインレイアウト
概要
刊行物の中頁をデザインする上で、紙面の情報料が多すぎて煩雑にならないよう、文字情報・写真等の説明的な要素は十分な余白をとり、ゆとりあるレイアウトにしてください。ユニバーサルデザインに関する重要なポイントも参照ください。
中頁デザイン(Dライン)
Dラインは関連性と効果がある場合のみに使用します。中頁デザインにおけるDラインに関する一例を示しています。ブランドアイデンティティをさりげなく表現するためタグラインやキービジュアルと関連づけたり紙面を区切っています。Dラインについての詳細はこちらを参照ください。
中頁デザイン(タイプフェイス)
中頁では機能性と可読性を十分に検討してタイプフェイスを効果的に使用してください。章、タイトル、小見出し、本文などを判別しやすいよう情報のレイヤーを明確に分けてカラー、ウェイト、サイズを使い分けてください。
「刊行物デザイン 基本デザイン要素」のルールに従い、適切に制作してください。
中頁デザイン(カラー)
中頁では機能性と可読性を十分に検討してコーポレートカラーを効果的に使用してください。章、タイトル、小見出し、本文などを判別しやすいよう情報のレイヤーを明確に分けてカラーを使用すると効果的です。一例として、扉頁にコーポレートカラーを使用した例を示します。
「刊行物デザイン基本デザイン要素」のルールに従い、適切に制作してください。
中頁デザイン(グラフと表組み)
中頁デザインにおけるグラフと表組みに関する一例を示しています。並列な関係を示す円グラフにはデンソーレッドとプライマリーカラーを使用しています。表組みは線の太さを変更したり隣接する項目の境界の間隔を広げて判読性を高めています。
「刊行物デザイン 基本デザイン要素」のルールに従い、適切に制作してください。
禁止事例
表紙・中頁デザインにおける禁止事項を示しています。デンソーのブランドイメージを正確かつ効果的に伝えるため、禁止事項に配慮し制作してください。
ユニバーサルデザイン
あらゆるステークホルダーに情報を等しく伝えるために、刊行物をデザインする上で、ユニバーサルデザインに配慮することが重要です。下記のユニバーサルデザインに関連する重要なポイントを参考にして制作してください。
レイアウト
ページレイアウト上で一定以上の余白を確保することで、文書構造を把握しやすくなり、可読性を高めることができます。
紙面全体面積に対し30%程度以上の余白面積を保つように心がけてください。
行間隔
行間隔は、印刷物の読みやすさを決定づける大切な要素のため、日本語の場合、行送りは文字サイズの175%を標準とし、最低でも150%を確保してください。英文の場合、行送りは文字サイズの120%を最低限確保してください。
グラフ・表組
重要な部分を強調したり、数値を表す位置を工夫するなど、簡潔でわかりやすい表現を心がけてください。
また、PDF配布を行う刊行物では、モノクロプリンターで出力する場合も考慮したデザインが求められます。
配色
視覚特性は人によってさまざまなタイプがあります。白内障の方や視力の低下した高齢者は、低明度(特にブルー系)の色の違いを判別しづらい傾向があります。また、色弱と呼ばれる色覚特性の方は、赤・緑・青の区別がつきにくいという特徴があります。このため文章や図表内で使用する色は、視覚特性に配慮した選択を行ってください。
色覚特性参考例
見え方は個人差が大きいので実際とは異なる場合があります。
下記に挙げる色覚ユニバーサルデザイン支援ソフトでは、色覚タイプ別の色の見え方をシミュレーションし、判別しにくい配色をチェックすることができます。
UDing(日本語)
http://www.toyoink1050plus.com/tools/uding/
Copyright © 2014 TOYO INK CO.,LTD.
環境配慮
デンソーでは、事業のさまざまな場面で環境活動を推進しています。この理念のもと制作する印刷物は、常に環境配慮の視点を持つことが重要です。
下記の環境配慮に関連するポイントを参考にして制作してください。
用紙
さまざまなタイプの環境配慮型用紙がありますので、各国や地域において最も適切な用紙を選択してください。特にCSRレポートでは、環境活動報告も含まれるため、環境配慮型用紙を使うことを推奨します。
一般的な環境配慮型用紙とその特性(参考例:日本)
- 森林認証紙(*)森林認証を得た森林の木材を原材料にしている
- 再生紙 古紙を再利用して生産されている
- 非木材紙 非木材のパルプ(ケナフ・バガス等)を原材料にしている
- 間伐材用紙・製材端材用紙 間伐材や製材端材などの木材を原材料に利用している
また、製紙会社では製紙過程における化石燃料由来によるCO2排出を抑えたり、漂白・塗工等の薬品添加を抑えるといった環境負荷へのさまざまな配慮がされています。それぞれの環境特性や適性を総合的に判断し、できるかぎり環境配慮に対応した用紙を使用してください。
森林認証とは
- FSC認証(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)
- PEFC森林認証(Programme for the Endorsement of Forest Certifi cation Schemes)
上記は、地球環境保全の点から「適切で持続可能な管理」がされている森林を認証する国際機関です。
各機関によって認証された森林の木材および製品には、ロゴマークが付与されます。
印刷・加工
さまざまな環境配慮型インキ(大豆油インキ、再生植物油インキ、VOCフリーインキ、UVインキなど)から、最適なインキを選択してください。また、環境配慮に対応した印刷手法や、リサイクルを容易にする製本・加工法など、環境配慮の視点で優れた手法をできる限り採り入れてください。