DRIVEN BASE

DENSO Corporate Identity Design System

DENSO Corporate Identity Design System

制作要件

対象OS・ブラウザ

Webサイトを訪れるユーザーは異なる環境下でサイト閲覧します。制作前に、以下の内容に沿って具体的なOSやブラウザのバージョンを定義し、サイト公開前後に各環境下で表示確認をしてください。

オペレーションシステム(OS)

OS名 バージョン
Windows メーカーにサポートされているバージョン
Mac メーカーにサポートされているバージョン
Android 世界的にシェアの高いバージョン
iOS 最新バージョン

ブラウザ

OS名 ブラウザ名
Windows
  • Internet Explorer 最新バージョン

  • Microsoft Edge 最新バージョン

  • Google Chrome 最新バージョン

  • Mozilla Firefox 最新バージョン

Mac
  • Apple Safari 最新バージョン

Android
  • Google Chrome 最新バージョン

iOS
  • Mobile Safari 最新バージョン

OSやブラウザバージョンの選び方

表示確認の対象とする環境の選定基準として以下を参考にしてください。
・ブラウザベンダーのサポート状況
・ブラウザシェアの確認ツール(StatCounterNet Applications

アクセシビリティ対応

Webサイトに訪れるユーザーの閲覧環境や障害の有無に関わらず、必要な情報を取得できるよう、アクセシビリティ(アクセスや利用のしやすさ)に留意しましょう。

アクセシビリティの水準は、WCAG 2.1で定義された等級AおよびAAの達成基準をベースに対応項目を検討します。提供するコンテンツや運用負荷を考慮し、各項目の対応有無を検討してください。
また、制作の過程で、各対応項目がクリアできているかを確認してください。

達成基準の例:1.4.1 色の使用(等級A)

良い例:円グラフ
4つの色を用いた円グラフで、それぞれの色の領域に引き出し線を用いて何の領域かが分かるようにする。引き込み線で示すことによって、色の違いが分からないユーザーもデータを読み取ることができる。

悪い例:円グラフ
同じように4つの色を用いた円グラフだが、凡例でしか色の説明が示されていないため、色の違いが分からないユーザーはデータを読み取ることができない可能性がある。

各国の法規制も無視できない状況に

Webサイトを展開する地域やターゲット、サイトやコンテンツの内容によっては、各国が進める法規制に注意しましょう。
例えば、アメリカでは「障害を持つアメリカ人法(ADA)」があります。障害を持つユーザーがサイト利用できないことで、訴訟する件数が増加(2017年 814件 → 2018年 2,285件)しています。(参考記事はこちら

SEO対応

  • requirements-img-seo

Webサイトやコンテンツが、検索エンジンにきちんとインデックス(登録)され、ユーザーが検索するキーワードに対応して、検索結果のなるべく上位に表示されるようにSEO(検索エンジン最適化)を踏まえて制作を進めましょう。

対応の基準として、世界中で圧倒的なシェア*を占めるGoogleが展開する「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」を参照し、各項目の対応有無を検討してください。また、制作の過程で、各対応項目がクリアできているかを確認してください。
* 中国のみBaiduがシェアトップ

これらの対応は、必ずしも検索結果の上位表示を約束するものではありません。競合となるサイトの数やコンテンツ内容など、さまざまな要因によるものだと理解してください。

多言語展開するときは、言語指定を忘れずに

複数言語を展開するサイトやコンテンツでは「hreflang」タグを記述します。これにより、各言語に対応したページが存在することを検索エンジンに伝え、ユーザーの言語設定に合ったページを検索結果に表示できるようになります。

例:<link rel="alternate" hreflang="lang_code" href="url_of_page" />

注意するポイントとして、「地域」は異なるが「言語」は共通する場合、ページの中身によっては重複コンテンツと見なされるため、「canonical」タグを併用するようにしてください。

例:<link rel="canonical" href="https://example.com/dresses/green-dresses" />

PDFファイルのSEO対応

PDFファイルのプロパティにある「タイトル」「サブタイトル」は、HTMLファイルの「meta title(メタタイトル)」「meta description(メタディスクリプション)」と同様に扱われ、検索結果の見出しと説明文に引用される可能性が高まります。
参考として、Googleにインデックス登録が可能なファイル形式はこちらをご覧ください。

データ保護規制への対応

欧州のGDPREU一般データ保護規則)やカリフォルニア州のCCPA(消費者プライバシー法)をはじめ、個人データやプライバシー保護を目的とした法律が各国で整備されています。準拠していない場合、ユーザー・閲覧者からの苦情や当局からの調査指導・制裁金を受ける危険性があるため、複数言語や外国ユーザー・閲覧者にも展開するサイトは特に注意が必要です。 デンソーのコーポレートサイトでは、GDPRおよびCCPAに対応しています。新規でWebサイトを制作する場合は、展開する国・地域や取り扱う個人情報の種類・使用目的を踏まえて、必要な対応を検討しましょう。具体的な対応で悩む部分があれば、DNJP法務部に相談してください。

対応ツールの紹介

以下、対応ポイントです。これらの対応には、必要な機能が揃ったコンセントツールの導入が不可欠です。

  • 個人データを取得する前の事前同意

  • 取得している個人データの開示

  • 取得後の個人データの管理

以下、代表的なコンセントツールです。

    • requirements-img-one-trust

    One Trust

    デンソーのコーポレートサイトで導入されています。

    One Trust


    • requirements-img-cookiebot

    Cookiebot

    Hondaのグローバルサイトなどが採用しています。

    Cookiebot


    • requirements-img-civic

    CIVIC

    イギリスの公的機関ICOなどが採用しています。

    CIVIC


コーディングルール

基本方針として、Web 標準に準拠し、仕様に則ったマークアップを原則とします。その他、コーディングに関する最低限のルールを以下に記載します。

準拠仕様

HTML CSS JavaScript
バージョン 文書型はHTML5を採用 CSS3を採用 Webサイトごとに
適切なバージョンを選択
文字コード UTF-8(BOMなし)
改行コード CR+LF

マルチデバイス対応

  • requirements-img-rwd

PC・タブレット・スマートフォンの各端末で、最適なレイアウトで閲覧できる状態を目指してください。何かしらの意図があり、ターゲットや閲覧環境等が限定的なサイトは例外とします。(業務システムで利用端末がPCのみの場合など)
対応手法は特別な理由がない限り、レスポンシブWebデザインを推奨します。

記述に関するルール

基本事項

  • 要素、属性、属性値はすべて半角英数小文字で記述

  • 余白のコントロールで改行は挿入しない

  • 必要に応じて、ソースコード内にコメントを残し、可読性を担保する

リンク指定

  • 同一ドメイン内へのリンクには新しいタブを開かない

  • サブドメイン・別ドメインへのリンクは_blankを指定

  • PDFなどのドキュメントファイルのリンクは_blankを指定

titleタグ

titleタグに、各ページ固有のタイトルを指定します。ページタイトルは、Googleなど検索ポータルサイトでの検索結果やブラウザのタイトルバー等に表示されます。
以下の内容を基本設定として記述してください。

例)サイトトップ

<title>DENSO Global Website</title>

例)カテゴリトップ(第2階層)

<title>About Us | DENSO Global Website</title>

例)第3階層以降の下層ページ

<title>Our Strengths | About Us | DENSO Global Website</title>

metaタグ

<meta name="description">

ここにページ内容を説明する概要文を記述します。ページごとにユニークな内容を記述してください。この概要文は、Googleなど検索ポータルサイトでの検索結果に表示されることがあります。
文章量は、スマートフォンが約70文字、PCが約115文字が目安のため、大体70文字程度で伝わる内容にしましょう。

<meta name="keywords">

検索順位に影響しないため、設定は不要です。

OGPタグ

SNS等でシェアされたときに、ページ内容を正しく伝えるOGPタグを設定しましょう。

<meta property="og:title" content="●●●" />

<title>と同じ場合は省略可。<title>と違う内容を表示する場合は記述が必要

<meta property="og:description" content="●●●" />

<meta name="description">と同じ場合は省略可。<meta name="description">と違う内容を表示する場合は記述が必要

<meta property="og:url" content="●●●" />

省略可。例外的にページ URLと変える場合は絶対パスで記述が必要

<meta property="og:type" content="●●●" />

サイトトップのみ「website」、その他ページは「article」と記述

<meta property="og:image" content="●●●" />

サイト共通または各ページ個別の画像を設定。画像のファイルパスは絶対パスで記述

<meta property="og:site_name" content="●●●" />

サイト名を記述する

Webフォント

基本的にDENSOフォントを使用してください。
HTMLテンプレートを使う場合は、ダウンロードファイルに含まれています。

HTMLテンプレートを使わない場合は以下からダウンロードしてください。
ダウンロードファイルに含まれているサンプルのスタイルシートを参考に設定してください。