よくあるご質問

二輪車ユーザー

トライアル車両との相性は?

アクセルレスポンスやトルクの向上が期待できます。

トライアル車はほとんどの車両が「IWシリーズ」で適合します。低熱価を使用する例が多いですが、イリジウムパワーの熱価バリエーションはIW16から対応がありますので、走りに応じて選択してください。着火性に優れるイリジウムパワーは、アクセルレスポンスやトルクの向上が期待できます。最近ではトライアル車両における取り付けスペースの小型化に伴い、小型プラグの希望が増えています。この場合にはIKタイプにトライしてください。ただし、プラグコードと碍子のすき間には防水が必要でしょう。

イリジウムプラグを2サイクルに使用した場合の寿命は?

3000~5000kmを目安に交換を。

4サイクルに比べ、2サイクルの方が電極消耗は多くなります。その消耗量は4サイクルの1.5~2倍と推定され、プラグ寿命についても同様に、2サイクルの方が短寿命となります。イリジウムは高融点の電極材ですが、火花消耗、高温(酸化)消耗もします。二輪車にイリジウムプラグを使用する場合の寿命はカタログ値で3000~5000kmを推奨しています(この数値はさまざまな運転条件を想定して決めていますが、レースユースではこの限りではありません)。上記のことから2サイクルエンジンでは3000km程度での交換が望ましいと考えます。

プラグ先端にターミナルが付いているのはなぜですか?

あらゆるユーザーを想定して装備しています。

イリジウムパワーはプラグターミナルを標準装備しています(一部タイプを除く)。これは、プラグコードの中にはターミナルが必要となるタイプもあるためで、あらゆるユーザーを想定してデンソーでは製品仕様を決めています。

二輪車にイリジウムパワーを装着したら「パンッ」と鳴るのはなぜですか?

2種類の原因が考えられます。

始動時の「パンッ」という爆発音の原因は以下の2種類が考えられます。

  • マフラーからのアフターファイアー
  • キャブレター吹き返しによるバックファイアー

同一の車両でプラグ交換前に同様の症状が出ていなければ、原因はアフターファイアーと推定されます。

アフターファイアーが発生する原因は
(1)吸気負圧の異常な高まりにより、燃焼が不安定なとき(エンジンブレーキ状態)
(2)点火装置の不具合(点火時期不適、点火ミスなど)
(3)混合気が濃すぎる(キャブレター不調、チョークのかけすぎなど)
(4)バルブタイミングがずれている

発生状態が始動時であれば上記(2)~(4)のいずれかが原因と思われます。具体例としては(2)は点火時期ずれ、(3)はエアクリーナー汚れ、チョークの引きすぎがあります。
イリジウムプラグは着火性が良くなるため「チョークを引かなくても始動できる」という声をよく聞きます。もしチョークを全開まで引いているようでしたら「半開」あたりで始動されたら症状が改善するかもしれません。

古いバイクとの相性はどうですか?

スパーク時の要求電圧が低いので相性抜群。

イリジウムパワーはスパーク時の要求電圧が低いため、電気系が弱い旧車との相性も抜群に良いといわれています。ただし、著しく電気系(点火系)が弱っている車両は、プラグギャップを0.1mm程度狭くした方が良い場合もあります。