当社は、創業以来、品質においてわずかな妥協もせず、常に時流に先んじた技術・製品開発を行うことで、新しいクルマ社会の実現に寄与してきました。ここでは、当社がこれまでに取り組んできた技術革新の歩みを、世界初製品の数々とともにご紹介します。
- 1949年トヨタ自動車から分離独立し、日本電装株式会社を設立
- 1954年技術養成所を設立
- 1987年CDデジタルマップ付き、カーナビゲーションシステム
- 1994年マトリックス型2次元コード(QRコード)
- 1995年コモンレール式燃料噴射システムの量産化に成功
- 1997年中心極にイリジウム合金を使用し、極細の電極でかつ寿命延長を実現したイリジウムプラグ
- 1997年縦と横の2次元にビームをスキャンする2次元スキャンレーザレーダ
- 2000年ステータコイルに角型半導体(SC)を採用。レギュレーターの1チ
ップ化も同時に行い、小型・軽量・高効率・高出力を実現
- 2000年ラジエータとコンデンサを一体化した、クーリングモジュール
(SFCM)の量産化に成功
- 2001年自然冷却(CO₂)を利用したヒートポンプ式給湯機
- 2002年アウターカム式サプライポンプによって噴射圧を180MPaまで高め
たディーゼルコモンレールシステムを実用化
- 2003年膨張弁の機能とコンプレッサの機能を兼ね備えた世界初のエジェク
タを開発。膨張弁を使用後、損失していたエネルギーを有効活用
- 2003年衝突時の被害を軽減するプリクラッシュセーフティシステムのミリ
波レーダ、プリクラッシュ制御ECUを開発
- 2004年アイドルストップ中の快適空調と省燃費の両立を実現する電動コンプレッサを開発
- 2004年水銀を使用しない環境配慮型のディスチャージヘッドランプ対応バラストを開発
- 2006年従来、油圧で制御していたVCTのモータ駆動による電動化に成功。性能向上に加え、燃費改善・環境負荷低減に貢献
- 2006年乗車直後の乗員表面温度を測定しエアコン制御に貢献する、マトリックスIR(赤外線)センサを開発
- 2007年両面積層冷却構造を採用した小型・高出力インバータを開発
- 2008年近赤外線の映像を用いた歩行者検知機能付きの夜間運転支援システム「ナイトビュー」を開発
- 2009年環境対応として、世界で初めて植物(菎麻)由来の樹脂製ラジエー
タタンクを開発
- 2009年縦横2方向に操作可能なリモートタッチコントローラを開発
- 2009年エジェクタを搭載したカーエアコンシステムを開発
- 2010年各吸気ポート(空気吸入口)1つずつに2つのインジェクタを備え、燃料を噴射する際の燃料粒径を従来よりも小さくしたa-UCインジェクタを開発
- 2011年エンジンが惰性で回転中でも始動を可能とし、再始動までの待ち時間を最大1.5秒程度短縮可能なISS用タンデムソレノイドスタータを開発
- 2011年世界最高水準の噴射圧、微粒化技術、噴霧形成技術、高い耐久性を実現した20MPa直噴インジェクタおよび高圧ポンプを発売
- 2012年デンソー独自の巻線構造を採用したモータジェネレータを開発
- 2012年車室内をドライバー席と助手席、後部座席の3つのゾーンに分け、乗員がドライバーのみの場合には、ドライバー席だけの空調が可能なカーエアコンシステムを開発
- 2013年世界最高水準*の噴射気圧を実現した、ディーゼルエンジン用の2,500気圧コモンレールシステムを開発
*コモンレールシステムにおいて。2013年6月時点、当社調べ。
- 2014年大幅な標準化を実現し、世界で初めて小型車から高級車まで、カーメーカや販売地域をまたいで搭載可能な新型カーエアコンユニットを開発
- 2014年世界で初めて吸気絞りバルブとEGRバルブを一体化し、従来品より体積を50%、コストを20%低減したEGRバルブユニットを開発
- 2014年独自の特許技術により品質不良を大幅に低減した、世界最高品質のSiCパワーデバイスを開発