DENSO ADAS / AD 安心できる、自動運転

#4自動運転とADASの違いは

自動運転と運転支援の違いは、ズバリ人間の関与の大きさです。どこまでが人間の責任で、どこからクルマの側が手を差し伸べてくれるのか。これが両者の間を隔てています。

ADASの狙いは改めて言うまでもなく、事故を回避できるシーンをできる限り増やしていくことです。たとえば多くの先進国では、実際に起きた事故の調査、分類が進められています。こんなかたちの事故がどのぐらい起きています、想定されるスピードはどれぐらいで、何割は死亡事故に繋がっています…といったように、事故の詳しい状況が掴めてきています。そこに、ADASのある一機能を導入すると、そのうち何%の事故を防ぐことができるか、定量化することができます。その積み重ねのゴールは、それをすべてゼロにすること。つまりADASの進化とは、事故が起こっている原因空間をいかに塗りつぶしていくか、対策していくかということになります。

もちろん機能の向上だけでなく普及も大きなカギです。ADASについては、これが永遠の課題と言えます。かつてシートベルトの普及に非常に長い時間がかかったようにドライバ一人一人の安全運転に関する意識変化にも長い時間が掛かることが見込まれます。

実はその点では、自動運転の普及に大きな期待がかかっています。自動運転は、ユーザーにとってメリットが明確なので、ADAS以上にユーザーに選択してもらいやすいと言えます。そして、自動運転が可能なクルマは、当然ADASも非常に高いレベルを達成できています。自動運転ができるほどのセンサーや制御機器がついていれば、それは、手動運転時にも高いレベルのADASを実現していることになる。ADAS普及の後押しとしても、自動運転は魅力的というわけです。自動運転がブームになれば、同時にADASが一気に普及することになります。それは間違いなく、事故を減らすことに繋がるでしょう。