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デンソー、第15回ITS世界会議に出展

2008年11月13日

 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、11月17日(月)から11月20日(木)まで、米国ニューヨークで開催される第15回ITS世界会議の展示会に出展します。ジャコブ・K・ジャビッツ・コンベンションセンターでの製品展示のほか、会場前の公道でカーメーカなどが実施する車車間、路車間通信のデモンストレーション向けに、無線機を提供します。

 展示会場のデンソーブースでは、「環境」「安全」「快適利便」の3分野で、人・クルマ・社会を情報でつなぐ高度道路交通システム(ITS)に関連した製品や取組みを紹介します。

 環境分野では、ドライバの運転データを収集し、携帯電話を使ってエコドライブを教示するエコドライブモニタやタクシー位置データなどを使って渋滞情報などをリアルタイムに示す高精度な交通情報システムなどのコンセプトを紹介します。

 安全分野では、ドライバの視線方向を検知する視線認識技術や、カーナビゲーションの道路情報に基づいてヘッドランプの向きを調整するAFS(ヘッドランプコントロールシステム) といった将来技術を体験できるデモンストレーション機器を展示します。
 その他、歩行者検知機能付のナイトビュー(夜間視界支援)システムを搭載した全画面フルカラーTFT液晶のメータや、ミリ波レーダセンサや画像センサなどを使ったセンシングシステムなどを展示します。

 快適利便の分野では、車両が盗難にあった場合、車両駐車後、エンジンが再起動できないようにする機能を持つリモートセキュリティシステムを紹介します。また、北米市場向けに開発されたカーナビゲーションシステムを含め、デンソーのナビゲーション事業の世界展開状況を紹介します。

 会場前で実施するデモンストレーションで使用されるデンソーの無線機も展示します。デンソーは、日米欧で通信技術の標準化活動に参加するとともに、実験のためのインフラ協調用無線機を開発し、インフラ協調システムの実用化に向けて取り組んでいます。

 デンソーは、ITS技術を活用し、クルマ、人そして社会が共存し、人々が豊かさを感じることができる先進的なクルマ社会の創造を目指しています。

 ITS世界会議は、各国・地域のITSに関係した研究開発を行う研究者、企業、行政の関係者が、論文発表、講演、技術展示等を行うもので、1994年のパリ大会からアジア・太平洋、アメリカ、欧州の順番で毎年開催されています。


第15回ITS世界会議 デンソーブース外観イメージ

以上