デンソー、インドにテク二カルセンターを設置~事業成長を支える技術開発体制を構築~
株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、インド グルガオン市にテク二カルセンター(技術開発拠点)を2011年末に設置します。成長著しいインドの自動車市場において、更なる事業拡大に向け、市場ニーズに適した設計や現地で完結する設計の推進等を通じて、より一層の顧客サービスの充実と製品の競争力の向上を目指します。総投資額は約30億円を計画しています。
テクニカルセンターは、インド国内の販売を行っているデンソー・セールス・インド(略称:DSIN)の一部門として設置します。これまで主に日本国内で行っていたインド市場向けの製品開発機能をテク二カルセンターに移管することにより、インドの市場や顧客ニーズに対して、現地で営業、技術が一体となった迅速な対応が可能となります。パワトレインや電気、電子、情報安全システム、小型モータの自動車分野の製品開発を担う同センターと、本年9月に設立を予定しているカーエアコン等の熱機器分野の設計業務を行う、デンソー・スブロス・サーマルエンジニアリングセンター・インド(以下:DSEC)により、インド事業の成長を支える技術開発体制を構築していきます。
DSINは、昨年来、インド国内の競争力強化を目的として、事業企画・調達・法務・人事などの機能についてグループ各社の支援を実施してきており、テクニカルセンターを含めたこれらの体制の強化に伴い社名をデンソー・インターナショナル・インド(以下:DIIN)に変更する予定です。
インド テク二カルセンターの概要
1.所在地 | インド グルガオン市 |
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2.所長 | 野尻 孝男(のじり たかお) |
3.設置時期 | 2011年末 |
4.投資額 | 約30億円 |
5.延床面積 | 5,040㎡ |
6.従業員数 | 約70人(2015年見込み) |
<参考>デンソーのインド事業について
1984年にインドでの事業を開始。DSIN(販売会社)の他、カーエアコン、燃料噴射装置、スタータ、オルタネータなどを生産する子会社が4社、カーエアコン等の熱機器分野の設計業務を行う子会社(DSEC、2010年9月設立予定)があります。
インド テク二カルセンター(イメージ図)
以上