DRIVEN BASE

CHRO MESSAGE

「実現力のプロフェッショナル集団」を目指し人と組織の力で企業価値を向上

CHRO(Chief Human Resource Officer) 取締役・経営役員 伊藤 健一郎

新しい価値提供の源泉、人と組織の実現力

デンソーは、1949年の創業以来、“人”を最も重要な経営資本と位置付け、 人財の育成に力を注ぎ、人を大切にする人的資本経営を実践してきました。長きにわたり、社員が健康で安心して働ける職場環境の整備だけでなく、より高みを目指して成長し続けるための育成に注力してきた結果として、デンソーの競争力の源泉である、まだこの世に存在しないモノを生み出す力、答えのない課題に向き合い解決策をつくり出す力、すなわち“実現力”が培われてきました。

カーボンニュートラルへの挑戦といった大きな環境変化の只中で、将来にわたり新しい価値を生み出し続けるには、人と組織の実現力がカギになります。社員と役員、部下と上司の距離が近く、忌憚のない意見を交わし、社員一人ひとりが自己新記録を目指して輝く個となり、互いに高め合い・調和することで、「実現力のプロフェッショナル集団」として成長を続けることができるのです。

そして何より、人的資本経営を実行する原動力は、労使相互信頼のもとに育まれた自由闊達で活気あふれる職場風土と、社員の行動指針であるデンソースピリットです。2024年に創立75周年を迎えるにあたり、これまで培ってきた人的資本の強みのさらなる継承に向け、グローバル各地域の歴史や原点を地域史として編さんするとともに、「DENSO Culture Day」と銘打ち、国や地域を超えた社員間のデンソーらしさの共有・対話を進めています。

人と社会の幸せのために行動し、その解決策を具現化し、自らの夢や志を実現していくプロフェッショナル集団として、地域・社会の皆様に共感していただける企業づくりと、お客様に喜んでいただける価値創造を目指し、邁進していきます。