DRIVEN BASE

COA HVAC

車室内を快適に保つために、風の温度や風量、吹き出し口の調整を行うカーエアコン(HVAC: Heating Ventilation and Air-Conditioning)。環境への意識の高まりから、エネルギー効率の向上や、小型軽量化に取り組むことで、車室内の快適性と環境性能を両立させた、COA HVACを開発しました。

特徴

車室内の熱をリユース、暖房エネルギーを低減

暖房は、通常エンジンの排熱を利用しています。アイドリングストップ車やハイブリッド車など排熱量の少ない車両では、暖房エネルギー確保のためにエンジンを始動し、燃費に悪影響を与えていました。COA HVACでは、一度温めた空気を車室外に逃がさず再循環することで、必要な暖房エネルギーを低減。燃費向上を実現しています。

テクノロジー

  • ブロアユニット

ブロアユニット

足元の空気を循環させながら、車両上部の窓付近へは新鮮な外気を送り込む2層ブロア構造を採用。ブロアはファン内部を上下に仕切る2段構造になっています。また、最適な風の流れをかなえる翼形状を開発し、小型・高効率化も実現。これまでの製品と比べ、換気による熱損失を30%、小型化20%、消費電力20%の低減を達成しました。