DENSO F-IoT ひとを幸せにするモノづくり

加藤 充

加藤 充
ダントツ工場推進部長

大学院修士課程修了後、デンソーに入社。 以来、モータ製造に関する技術/システム開発、工程設計、グローバル展開に従事。

“モノ”は 美しい心を持つ“人”によって創り上げられるもの。 使う人が真に欲し、持ち・使うことで歓び、愉しさを覚える美しいモノやサービスは、 清い心や独創的感性、スキルを持つ “人” からしか創出されません。

そんな唯一無二の存在である “人” に有益な情報をタイムリーに届け、 これまでにない価値を創造、素早く具現化し続けるモノづくりWorldを作るのがデンソー流 Factory IoTです。

一般に言われているような、IoTを使い効率化・省力化を追求する“無機質な”工場・モノづくりではなく、 “人”の創造性に火をつけ、新たなモノ・サービスを作り出し続ける「価値積層型の工場づくり」、 その過程を通じて自らが成長を感じ、改善・改良を自律的かつ自由闊達に進める「躍動するモノづくり」を目指します。

時差や物理空間のギャップを越えてリアルタイムで情報を受発信できるIoTの特徴をフルに活かし、 デンソー流 Factory IoTをグローバルに実現。

作る人、使う人が“たくさんの幸せ”を感じるIoTシステムの構築を志し、果敢に挑戦、思いっきり仕事を楽しんでいます。

Teresa L Hansen

Teresa L Hansen DENSO MANUFACTURING MICHIGAN,INC
TAC IoT Department

私は1989年にDMMI(DENSO Manufacturing Michigan, INC.)に入社しました。ウェスタン・ミシガン大学で電気工学を専攻していた時、DMMIの初のインターンとなり、大学に在籍しながらQuality Department(品質部門)で働きました。卒業後、フルタイムの品質エンジニアとなり、サプライヤーやお客様と大量生産の課題や新製品立ち上げプロジェクトに取り組みました。2004年には内部監査・QS9000認証部門に移り、ISO/TS16949に準拠するよう品質管理システムを再構築しました。並行して、ISO/TS16949準拠の業務プロセスと顧客要求の間のデータをつなぐ、電子ネットワークの構築をアサインされました。その結果、2004年にEPIQS(Engineering, Production, Inspection, Quality, Safety)システムが誕生し、私はその最初のプログラマーとなりました。2016年にはTAC IoT部にアサインされ、私のEPIQS開発チーム(6名のソフトウェア開発エンジニア)はTAC IoTチームの一員となりました。

デンソーのSmart Factoryを創る仕事をしています。EPIQSシステムは、日本を含め23の工場から3013名のユーザーが使用しています。相互に結合されたデータテーブルを共有する20のモジュールがあり、今後も追加していく予定です。さらに、パートナーベンダーと協力して、生産現場の機械を接続し稼働データをリアルタイムで収集しようとしています。EPIQSと機械稼働データから、直接的・間接的な生産性を大きく改善できるのではと期待しています。

EPIQSを補完するソフトウェア・テクノロジーベンダーとパートナーシップを築き、迅速に拡張し北米全域からグローバルにも展開できるようなデンソー流IoTソリューションを開発したいと思っています。デンソーのイノベーションと最先端の技術を組み合わせれば、世界で最もスマートな"Smartest Factory"を創り上げられると考えています。私の小さなソフトウェアのコンセプトが、デンソーにとってとてつもなく強力なものに育っていくことは、私とTAC IoTチームの夢です。

EDUARDO MACIA ROLDAN

EDUARDO MACIA ROLDAN
DENSO BARCELONA S.A.
Production engineering Department
Maintenance & Facilitiy, Safety/Health Department
HEAD OF DEPARTMENT ,GENERAL MANAGER

私はDENSO BARCELONAの生産技術部でGeneral Managerを担っています。ここで生産技術者として働き始めて20年になりますが、幾つかの業務、プロジェクト、職責を経てデンソー内のキャリアを積んできました。当時、世界でもっとも重要な自動車一次サプライヤーの一つで働くことは、大きな志望動機となりました。常に最先端の技術に触れ続けることは、どんなエンジニアにとっても大きなチャレンジであり、それは、プロフェッショナルキャリアと人間的価値の両方を成長させてくれます。デンソーは、この機会を与えてくれました。

EUでもっとも競争力のあるエレクトロニクス製造会社となるために、柔軟で、自動化され、結合され(IoT)、スマートな工場を、最高に優秀な従業員達(とくにエンジニア)とともに実装しなければなりません。昨今、テクノロジーは非常に早く移り変わり、プロセスも継続的に変化しています。常に最適な技術的決断を下すことは成功の礎です。デンソー社員は、エンジニアとして、技術スキルもマネジメント能力も常に高いレベルを維持しなければなりません。

我々は新しい時代に立っており、エンジニアとしてこれらの新しい課題、とくにIoTの領域:コネクティビティ、Big Data、マニファクチュアリング4.0(MES)、セキュリティ等々に取り組んでいかねばなりません。もう一つ明らかな方向は、効率化、品質向上、安全性向上のためのプロセス自動化です。新しい協業ロボット(Collaborative Robots)は幾つかの興味深い可能性を示しています。AOI(Automatic Optical Inspection) はより高速・簡単・高精度な製品検査を実現し、AIC(Automatic Intelligent Vehicles)のような新物流システムはパーツや製品の移送のムダを一掃するかもしれません。

私の夢は、最高の製造工場を、新しい技術、とりわけIoTと自動化を駆使して、最も有能なエンジニアチームとともに実現し、世界で最高のグローバル自動車部品サプライヤーとなることです。

矢ヶ部 弾

矢ヶ部 弾 ダントツ工場推進部 Factory IoT推進課 担当係長 2016年入社

2011年3月の東日本大震災後、エネルギーの重要性が問われ、それに関する新規事業に従事。そこで経験した事業の先駆者としてのやりがいや達成感が忘れられず、工場IoTという新規事業を経験できるDP Factory IoT革新室への応募を決断しました。

大学卒業後、大手電機メーカ系SI'erにて製造業向け設計情報システム、電力会社向け配電及びメータリングシステム、またエネルギーマネジメントシステムの開発に従事。その後、銀行システム部に転職し、日本最大の法人向けインターネットバンキングシステムのセキュリティ関連開発に従事。

工場IoTのコンセプトは、工場のあらゆる情報、とくに5M1E(※)を収集し、製品不良の削減、設備不良による稼働率ロス防止を図るためのシステムを構築すること。そのシステムのアーキテクチャの設計、開発を担当しています。IoTは枯れた技術ではないため、まずはアジャイルでシステムを構築し、要件や技術を見直しながらトライ&エラーで検証を行っています。2018年度までには、国内外の工場の情報をつなげ、製品不良や設備不良削減を図ることで、工場を運営している人が、カイゼンに時間を費やせるようなシステムを作り上げていくことを、自身の使命としています。

(※) Man(作業者)、Machine(機械・設備)、Material(原料・材料)、Method(作業方法)、Measurement(計測)、Environment(環境)

デンソーの考えるIoTは、デンソーの工場内にとどまらず、製品の設計から工程・ライン設計、アフターサービス、自動運転技術との情報連携、またパートナーやOEM、さらには社会との情報連携を目指しています。IoTを通じて、国内外問わず様々な分野で活躍できるエンジニアを目指しています。

高田 あさ美

高田 あさ美 ダントツ工場推進部 Factory IoT推進課 担当係長 2016年入社

父親の緊急搬送をきっかけに、故郷に帰りやすい土地への転職を決意。DP(デンソープロジェクト)という社をあげたプロジェクトで、最先端の技術を利用したシステムを作り上げることに魅力を感じ、DP Factory IoT革新室に応募しました。

大学卒業後、銀行系SIerにて主に行内を支えるネットワーク開発に従事。

経営層(事業部長)や工場を統括する工場長、工場現場での生産技術者や作業者など、工場を運営するすべてのエンドユーザーから、負担なく親しみを持って使ってもらえるツールの選定、画面仕様の設計開発に従事。IoTによって情報がつながり、いままで以上に高度な働き方への変革が必要となっています。そのために、工場を運営しているすべての人の嬉しさを追求した仕組みづくり、導入支援を使命としています。

デンソーのIoTは、社をあげたグローバルレベルでのプロジェクトです。デンソーには新たなチャレンジを応援する土壌があり、新たな経験をするチャンスもたくさんあります。自己成長のためにも、現在やっている業務にとどまることなく、まだ経験したことのない海外工場とのやりとりや、新技術での開発に積極的にかかわっていきたいと考えています。

野木 大輔

野木 大輔 ダントツ工場推進部 Factory IoT推進課 2010年入社

大学卒業後、デンソー工機部に配属。組立系設備を中心に社内生産設備の制御設計に従事。入社4年目に工機部門のアジアマザー拠点であるDNTHへトレーニー出向。アジア地域の生産ラインについて、構想から設計、調整に至るまでグローバルな設備設計者としてのイロハを学びました。帰任後、現職へ異動。海外経験で痛感した情報共有の難しさや人材の流動性の問題を打破すべく、Factory IoTに従事。

人を中心に据えたデンソー流Factory IoTを実現すべく、3工場を対象としたモデル活動において、カイゼン活動の第一線に立つ方に向けたシステムの構築をしています。現状の焦点は、工場内の変化を起点とした改善プロセスの促進と、デンソーの強みである人のノウハウの形式知化、グローバルでのベストプラクティスの有効活用。そのためにデータとして何を収集し、どのように意味づけ&蓄積し、人とどのように共有すべきかの検証に取り組んでいます。

従来の工場の概念を覆す工場をデンソーで実現することが夢。モノづくりを通して人と人とがボーダレスに活発に知的好奇心を刺激し合うような工場づくりを目指しています。そのためにはIoTが欠かせないキーであると信じています。IoTによって人づくり・モノづくり・コトづくりを成立させる場づくりができたらと考えています。