デンソー、中国でディーゼル車用コモンレールシステムを生産する 新会社を設立
株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、6月1日に中国の江蘇省常州市でコモンレールシステム(ディーゼル車用燃料噴射装置)を生産する新会社を設立しました。新会社の社名は、電装(常州)燃油噴射系統有限公司で、デンソーが100%出資します。総投資額は約40億円で、建屋は2007年10月に着工し、2008年8月に完成する予定です。2009年7月に生産を開始し、2012年度で約180億円の売上を見込んでいます。
中国では、環境保護への関心の高まりを背景に排出ガス規制が強化されていくと見られています。ディーゼルエンジンはトラックや商用車に多く搭載されていますが、デンソーは規制強化への対応としてコモンレールシステムの需要が高まっていくと考えています。そして、特にニーズの高い大型ディーゼル車向けのコモンレールシステムを現地生産し市場に供給することにより、環境に優しい中国自動車社会の実現に貢献していきます。
デンソーでは現在、海外においてはハンガリー、タイの2拠点でコモンレールシステムを生産しており、新会社は3拠点目となります。
新会社の概要
1.社名 | 電装(常州)燃油噴射系統有限公司 DENSO (CHANGZHOU) FUEL INJECTION SYSTEM CO., LTD. |
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2.会社設立 | 2007年6月1日 |
3.所在地 | 江蘇省常州市 常州国家高新技術産業開発区 |
4.資本金 | 25.4百万US$(約28億円) |
5.出資比率 | 株式会社デンソー 54.3% 電装(中国)投資有限公司 45.7% |
6.投資額 | 約40億円 |
7.社長(総経理) | 貴船 貢(現、電装(広州南沙)有限公司 副総経理) |
8.事業内容 | コモンレールシステム(ディーゼル車用燃料噴射装置)の製造 |
9.従業員数 | 約450人(2012年計画) |
10.売上目標 | 約180億円(2012年計画) |
以上