デンソー、コモンレールシステムの新実験棟を建設
株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、善明製作所(愛知県西尾市善明町)内にコモンレールシステム(ディーゼル車用燃料噴射装置)の性能評価などを行う実験棟を建設します。総投資額は約80億円で、建屋は2009年5月に着工し、2010年3月に完成、同年4月から稼動する予定です。
現在、コモンレールシステムの国内における実験・評価は、すべて本社内の施設で行っていますが、生産工場のある善明製作所内に新たに実験棟を建設することにより、開発・設計段階の実験は本社、量産に向けた性能評価、耐久試験などは善明で行い、開発のスピードアップを図ります。
デンソーは、新実験棟の建設とともに、設備の増強も行い、開発体制を強化することにより、バイオ燃料など多様な燃料への適応、更に厳しさを増す排出ガス規制や燃費規制に対応していきます。
新しい実験棟の概要は以下の通りです。
概要
1.建屋面積 | 約9,000㎡ |
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2.投資金額 | 約80億円 |
3.稼動開始 | 2010年4月 |
4.事業内容 | コモンレールシステムの性能評価、耐久試験 |
<ご参考>善明製作所の概要
操業開始 | 1998年9月 |
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敷地面積 | 約32万㎡ |
建物面積 | 約7.8万㎡ |
従業員数 | 1,021人(2008年3月31日現在) |
生産品目 | コモンレールシステム |
以上