デンソー、ブラジルにテク二カルセンターを設置~事業成長を支える技術開発体制を構築 ~
株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、デンソー・ド・ブラジル・リミターダ社(略称:DNBR)が現在新工場を建設しているサンタバーバラ・ドゥ・オエステ市に、2012年初にテクニカルセンター(技術開発拠点)を設立します。
今回のテクニカルセンター設置は、成長が著しい南米の自動車市場において、南米向けのエアコン、スタータ、オルタネータ、パワトレイン機器関連製品などの製品開発を現地で行うことにより、南米市場におけるニーズを今まで以上に反映し、競争力のある製品を迅速に開発していくことをねらいとしています。
2015年までの総投資額は約40億円で、2015年時点での人員規模は約100人を予定しています。
また、デンソーには南米において現在、ブラジルに5社、アルゼンチンに1社の生産拠点がありますが、テクニカルセンター機能の追加に加え、各拠点にある営業・技術・事業企画・調達などの機能について順次DNBRに集約し、南米全体の今後の事業成長を支える体制を構築していく予定です。
デンソーは、日本以外に既に北米、欧州、タイ、中国にテクニカルセンターを設置しており、更に、2011年末を目処にインドにも新たにテクニカルセンターを設立すべく準備を進めています。急速な市場と技術の変化に対応するため、ブラジルを含め、日本及び海外6カ所のテクニカルセンターにおいて、各地域ごとの市場のニーズを見極め、そのニーズにあった製品を開発することで、より一層の顧客サービスの充実と製品競争力の向上を目指します。
ブラジル テク二カルセンターの概要
1.所在地 | サンタバーバラ・ドゥ・オエステ市 (DNBR 新工場敷地内) |
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2.設置時期 | 2012年初 |
3.投資額 | 約40億円 |
4.延床面積 | 8,000㎡ (設立時) |
5.従業員数 | 約100人(2015年見込み) |
<参考>
デンソーの南米での事業について
1980年にカーエアコン、コンプレッサなどの製造販売を行うDNBRを設立しました。以降、二輪車用点火製品の製造販売を行うデンソー・インダストリアル・ダ・アマゾニア・リミターダ社やオルタネータ、モーターの製造販売を行うデンソー・マキナス・ロタンテス・ド・ブラジル・リミターダ社などを順次設立してきました。現在では、ブラジルに5社、アルゼンチンに1社という生産体制にて事業を展開しています。
テクニカルセンターの完成予想図

テクニカルセンターの位置

以上