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デンソー、インドネシアに新工場を建設~拡大するインドネシア市場においてより競争力を強化~

2012年9月11日

 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、インドネシアにおける自動車生産の拡大に対応するため、インドネシア西ジャワ州ブカシ県に新工場を建設します。
 新工場は、デンソー・インドネシア社のファジャール工場(仮称)で、エンジン制御ECU、VCT(Variable Cam Timing /可変カムタイミング)などのエンジン制御関連製品、スターター、オルタネーターを生産する予定です。新工場は2014年2月の稼動開始を予定しています。

 デンソーは、1975年にデンソー・インドネシア社を設立し、約40年近くインドネシアで事業を行っています。現在、カーエアコン、ラジエーター、スパークプラグ、フィルターなどを2工場(スンタ工場・ブカシ工場)で製造しており、新工場は、3番目の工場になります。

 デンソーは、インドネシアをアジアの成長市場と位置づけ、新工場建設等、生産能力を増強することで、インドネシア現地生産比率を引き上げ、顧客対応能力向上により、投資・雇用面でインドネシア経済に貢献していきます。

 新工場の概要は以下のとおりです。

1.名称 デンソー・インドネシア社ファジャール工場 (仮称)
PT. DENSO INDONESIA Fajar plant
2.所在地 インドネシア・西ジャワ州ブカシ県
3.投資額 約1兆400億ルピア(約94億円)
4.従業員数 約1,300人 (2016年3月計画)
5.敷地面積 200,000㎡
6.建屋面積 24,000㎡
7.業務内容 エンジン制御ECU、VCT、スターター、オルタネーターの製造

<参考>
1. デンソー・インドネシア社の概要

1.名称 デンソー・インドネシア社
PT. DENSO INDONESIA
2.所在地 インドネシア ジャカルタ市
3.社長 山内 豊
4.設立 1975年5月
5.資本金 23億4,500万ルピア(約2,110万円)
6.出資比率 DENSO INTERNATIONAL ASIA PTE. LTD. (68.3%)、
P.T. ASTRA OTOPARTS (25.7%)、豊田通商株式会社 (6%)
7.売上高 約4兆5,570億ルピア(約410億円) (2011年度)
8.従業員数 約2,600人 (2012年3月時点)
9.業務内容 カーエアコン、ラジエーター、スパークプラグ、フィルターの製造

2.インドネシアにおけるデンソーの事業について

デンソーのインドネシア事業は、現在では、カーエアコン、ラジエーター、スパークプラグ、フィルターなどを製造する「デンソー・インドネシア」、および販売会社である「デンソー・セールス・インドネシア」の2社において事業を展開しており、およそ2,750人の従業員がいます。

新工場のイメージ図

以上