デンソー、インドネシアに新工場を建設~拡大するインドネシア市場においてより競争力を強化~
株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、インドネシアにおける自動車生産の拡大に対応するため、インドネシア西ジャワ州ブカシ県に新工場を建設します。
新工場は、デンソー・インドネシア社のファジャール工場(仮称)で、エンジン制御ECU、VCT(Variable Cam Timing /可変カムタイミング)などのエンジン制御関連製品、スターター、オルタネーターを生産する予定です。新工場は2014年2月の稼動開始を予定しています。
デンソーは、1975年にデンソー・インドネシア社を設立し、約40年近くインドネシアで事業を行っています。現在、カーエアコン、ラジエーター、スパークプラグ、フィルターなどを2工場(スンタ工場・ブカシ工場)で製造しており、新工場は、3番目の工場になります。
デンソーは、インドネシアをアジアの成長市場と位置づけ、新工場建設等、生産能力を増強することで、インドネシア現地生産比率を引き上げ、顧客対応能力向上により、投資・雇用面でインドネシア経済に貢献していきます。
新工場の概要は以下のとおりです。
1.名称 | デンソー・インドネシア社ファジャール工場 (仮称) PT. DENSO INDONESIA Fajar plant |
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2.所在地 | インドネシア・西ジャワ州ブカシ県 |
3.投資額 | 約1兆400億ルピア(約94億円) |
4.従業員数 | 約1,300人 (2016年3月計画) |
5.敷地面積 | 200,000㎡ |
6.建屋面積 | 24,000㎡ |
7.業務内容 | エンジン制御ECU、VCT、スターター、オルタネーターの製造 |
<参考>
1. デンソー・インドネシア社の概要
1.名称 | デンソー・インドネシア社 PT. DENSO INDONESIA |
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2.所在地 | インドネシア ジャカルタ市 |
3.社長 | 山内 豊 |
4.設立 | 1975年5月 |
5.資本金 | 23億4,500万ルピア(約2,110万円) |
6.出資比率 | DENSO INTERNATIONAL ASIA PTE. LTD. (68.3%)、 P.T. ASTRA OTOPARTS (25.7%)、豊田通商株式会社 (6%) |
7.売上高 | 約4兆5,570億ルピア(約410億円) (2011年度) |
8.従業員数 | 約2,600人 (2012年3月時点) |
9.業務内容 | カーエアコン、ラジエーター、スパークプラグ、フィルターの製造 |
2.インドネシアにおけるデンソーの事業について
デンソーのインドネシア事業は、現在では、カーエアコン、ラジエーター、スパークプラグ、フィルターなどを製造する「デンソー・インドネシア」、および販売会社である「デンソー・セールス・インドネシア」の2社において事業を展開しており、およそ2,750人の従業員がいます。
新工場のイメージ図

以上