DRIVEN BASE

デンソー、入社式を挙行

2015年4月1日

 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、本日午前9時30分から本社体育館において、新入社員655人の入社式を行いました。
辞令交付の後、社長の加藤 宣明、デンソー労働組合執行委員長のあいさつに続き、新入社員代表が誓いの言葉を述べました。

社長あいさつの要旨

 日本経済は昨年の消費税増税の影響もあり、やや足踏み状態となっています。 一方で、海外では、新興国の成長スピードが鈍化したものの、米国経済が好調で、世界経済全体としては、 緩やかな成長となっています。自動車業界においては、FCVに代表される次世代のパワートレインや高度運転支援、自動運転など、 環境や安全分野を中心に技術革新のスピードが速まり、異業種からの参入も相次ぐなど、技術開発競争が一段と激しさを増してきています。

 こうした中、当社は、新たな価値の創造を通じて社会に貢献し、世の中の人々から信頼と共感を得られる企業になりたいと考え、 2020年の目指す姿として「デンソーグループ2020年長期方針」を策定しました。この長期方針では、“地球と生命を守り、 次世代に明るい未来を届けたい”というスローガンを掲げ、“地球環境の維持”と“安心・安全な社会づくり”に、 より強い使命感を持って取り組んでいくことを宣言しました。

今日から、デンソーの一員となった皆さんにも、長期方針の実現のため掲げた3つの意識改革のポイントを、 今後の会社生活の中で意識していただきたいと思います。
 まず1つ目は「新たな私に挑む」です。これから始まる会社生活の中では、様々な困難や試練に直面することもあるかと思います。 そうした困難を乗り越えるには、これまでの経験に基づく考え方や姿勢といった自分自身の殻から一歩を踏み出す勇気が必要です。 新たな自分を信じて何事にも積極的に挑戦し、自らの未来を、そしてデンソーの未来を切り開いてほしいと思います。
 2つ目は「可能性を信じる」です。皆さん一人ひとりの能力や行動力には大いに期待していますが、大きなプロジェクトなど、 会社の仕事には一人では達成できないこともたくさんあります。そのようなときには職場の仲間を信頼し、チームワークを発揮し 取り組んで欲しいと思います。多くの人との信頼関係のもと、お互いの可能性を信じて、共に高い目標に挑戦していってください。
 そして3つ目は「個性を高め合う」です。デンソーグループには、国籍、性別、年齢、経験、文化の異なる14万人の世界の仲間がいます。 この多様な仲間たちが、本音で考え方や意見をぶつけ合うことで、これまでにない新たな価値を生み出していると信じています。 みなさんも、自分自身の個性を生かし、職場の仲間に刺激を与えるとともに、先輩や仲間の意見を聞くことによって、 新たな気づきを得て、お互いに個性を高めあってほしいと思います。