デンソー、初のサステナビリティボンドを発行 ~米ドル建て普通社債でグローバルに資金を調達し、サステナビリティ経営を加速~
株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、サステナビリティ経営のさらなる推進に向けて、デンソーグループとして初めて、サステナビリティボンドを発行することになりました。サステナビリティボンドとは、資金の使途を環境・社会双方の持続可能性に貢献する事業に限定して発行される債券であり、今回デンソーは、米ドル建てにて発行します。
デンソーは創業以来、社会課題解決と事業を両立させるサステナビリティ経営を実践してきました。デンソーの社是には、「最善の品質とサービスを以て社会に奉仕す」という一節があり、事業活動を通して社会に貢献するデンソーの創業の精神が記されています。また、2017年に策定したデンソーグループ2030年長期方針では、「地球にやさしく、すべての人が安心と幸せを感じられるモビリティ社会の実現」に向け、「環境」「安心」の提供価値を最大化することに加え、社会から「共感」される新たな価値を創造するという方針を掲げ、事業活動を行っています。
2020年には、「環境」領域において、2035年までに「CO₂排出実質ゼロ」、つまりカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。さらに、「安心」領域では、「交通事故ゼロ」の世界の実現に向けて挑戦を続けています。デンソーにとってサステナビリティ経営は、創業以来、脈々と受け継いできた経営の根幹であり、成長の原動力です。
今回のサステナビリティボンドで調達した資金は、電動化事業や先進安全・自動運転事業における、幅広い投資資金への充当を想定しています。また、デンソーとして初めて米ドル建て普通社債で資金を調達することにより、資金調達手段の多様化・増強も同時に図ります。
今後もデンソーは、サステナビリティ経営を加速させ、さらなる企業価値の向上に努めるとともに、持続可能な社会の実現に貢献します。
1.発行概要
(1)発行体 | 株式会社デンソー |
(2)条件決定日 | 2021年9月9日 |
(3)発行日 | 2021年9月16日 |
(4)通貨 | 米ドル建て |
(5)発行年限 | 5年 |
(6)発行額 | 5億米ドル |
(7)発行利率 | 1.239% |
(8)主幹事 | Morgan Stanley, BofA Securities, Citigroup |
(9)ストラクチャリング・エージェント* | Citigroup |
(10)第三者評価機関 | Vigeo Eiris |
サステナビリティボンド・フレームワークの策定およびセカンドオピニオン等外部の第三者評価の取得に関する助言等を通じて、サステナビリティボンドの発行支援を行う者
2.サステナビリティボンド・フレームワークの策定
サステナビリティボンドの発行にあたり、国際資本市場協会(ICMA)が定めるガイドラインに基づき、(1)資金使途、(2)プロジェクトの評価・選定、(3)調達資金の管理、(4)レポーティング等の方針を記載したサステナビリティボンド・フレームワークを策定しました。
https://www.denso.com/jp/ja/-/media/global/about-us/sustainability/library/evaluation/202107_denso-framework_j.pdf?rev=6a5ece1bb08f40dab48f6b52efdb3866
なお、本フレームワークは、第三者評価機関Vigeo Eirisよりセカンドオピニオンを取得しています。
https://www.denso.com/jp/ja/-/media/global/about-us/sustainability/library/evaluation/202107_ve_spo_j.pdf?rev=f3b96cba08c947b29487a36876f4a3c7
本リリースは、当社の証券発行に関して一般に情報を公表するための文書であり、米国における証券の募集を構成するものではなく、また日本国内外を問わず投資勧誘を目的に作成されたものではありません。当該証券は、1933年米国証券法に基づき登録がなされたものでも、将来登録がなされるものでもなく、1933年米国証券法に基づき登録を行うか、登録の免除規定に該当する場合を除いて、米国において当該証券の募集又は販売を行うことは許されません。日本およびその他の地域においても、金融商品取引法若しくは適用される証券法に従って本証券の届出または登録がなされていないため、これらの法令に基づいて本証券の届出もしくは登録が求められる場合には、これを行うかまたはその免除を受ける場合を除いて、本証券の募集又は販売を行うことはできません。