岩崎 弘利

岩崎 弘利 技術開発センター/技術企画部 担当部長 博士(工学) (株)デンソーアイティーラボラトリ CTO

このプロジェクトは、先端の人工知能技術をデンソーの事業領域に適用し実用化していくための研究プロジェクトです。 自動運転、安全運転支援をはじめとして、クルマと人を繋ぐHMIやグローバルでの生産性向上を狙った生産技術などの領域に適用していきます。 めざすのは、「賢い道具」として人の活動を支える人工知能の実現です。 自動車業界ではいま、多くのイノベーションが興りつつあります。 それに伴い、これまで異業種、例えば電器メーカーやWeb業界などで人工知能の研究に携わってきた技術者にとっても、即戦力として活躍できるフィールドが広がっています。 デンソーには最新設備はもちろん、蓄積された走行データ、テストコースなどが完備され、ハードやソフトの技術者が互いに密に連携できる環境も整っています。 なにより、仕事を通して、新しい交通社会を創造するという社会的意義を感じていただけるはずです。 プロジェクトリーダーとしては、メンバー一人ひとりのチャレンジしたいという想いを集め、ドライブしていきたい。 そのため、技術者どうしが積極的にディスカッションし、アイデアをブラッシュアップしていける風土が大切であると考えています。 合い言葉は「世界一の技術をつくり出そう」。 その目標に向かい、これからも全員で走り続けていきます。

金出 武雄氏

金出 武雄氏 技術顧問 カーネギーメロン大学 ワイタカー記念全学教授

デンソーとは共同研究などで長いお付き合いがあり、技術に対する地道な取り組み方、特に信頼性に対する追求には学ぶものがあります。 技術は世の中に使われ、社会に役立ってなんぼのものです。世の中に貢献できるよう新しい発想や価値を生み出していきたいものです。

坂東 誉司

坂東 誉司 DENSO International America, Inc., Silicon Valley Innovation Center, Manager, 2007年入社

博士課程在学中に機械学習を用いたドライバーモニタの共同研究開発をデンソーと進めており、修了後もこの分野でものづくりに携わりたいと考えていたため入社を決めました。 現在は多様な状況において適切に運転支援を提供するために、蓄積した道路環境・運転行動データからのコンテキスト情報抽出とアプリケーション開発を手がけています。例えば、適切な車線変更タイミングの決定や周囲のクルマとの意志疎通など、人がどう判断し、次にどんな行動をとるのかをクルマが予測できるように、人とクルマのインタラクションを支援する技術。人のようにふるまえるロボットをつくるのが幼い頃からの夢なので、人の思考・行動を機械に移す技術に面白さを感じます。 デンソーには、なにごとにも積極的にチャレンジできる風土があります。シリコンバレーへの赴任を決めた際にも周囲の人たちにたくさんサポートしてもらいました。シリコンバレーでは現地のスタートアップで働く技術者との接点も多く、日本とは違う自由なコミュニケーションの中で新しいコラボレーションも生まれています。 交通事故死傷者ゼロの社会を実現するためには、クルマが人を理解し、人が受け入れやすい安全運転支援が必要です。今後も、その技術開発に少しでも貢献していきたい。それがわたしの目標です。

尾崎 智章

尾崎 智章 技術開発センター/基礎研究所/基礎研究3部 担当係長 2013年入社

以前はオフィス機器メーカーで画像LSIの研究開発を手がけていました。デンソーが交通事故死傷者ゼロをめざして、高度運転支援システムや自動運転技術の開発に力を入れていると知り、「これまでの経験を活かして社会的意義の高い仕事をしてみたい」と入社を決めました。 現在は5年後・10年後の実用化に向けて、より高度な画像認識システムの実装技術開発に取り組んでいます。障害物を認識してただ停止するだけではなく、クルマが状況を理解・判断して、危険回避のための制御まで可能にするハードウェアの開発をめざしています。より効率的に安全に、人間の感覚に近いスムーズな運転支援を実現するにはどうしたらいいか。目標に向けてさまざまなアプローチが考えられるため、試行錯誤する難しさもありますが、完成していない分野だからこその楽しさも感じられます。部門内には半導体や電気メーカーなどからの転職者も多く、刺激を受けられる環境。意見交換も活発で、気がねなく議論し合えるので、若手から中堅、ベテランまで共通認識を持ちながら、プロジェクトを進めていける風土です。 開発している人工知能技術が、将来のクルマの性能改善に寄与し、世の中に貢献できる可能性をすこしでも広げていきたい。「これはお父さんの手がけた技術だよ」と、息子に自慢できる日が来たら嬉しいですね。

桑島 洋

桑島 洋 東京支社/電子基盤先行開発室 担当係長 2009年入社

大学院では人工知能、機械学習について研究し、外資系IT企業でのパッケージソフト開発を経てデンソーへ入社しました。海外現地法人ではなく、本社の研究開発部門で働きたいというのが入社動機でした。 現在は将来の人工知能を搭載したシステムの品質基盤の構築を手がけています。最新技術である人工知能を使いながら高品質を追求するという自動車業界のチャレンジの中で、未だ研究段階にあり、技術が確立されていない人工知能を搭載したシステムの品質をどう定義し保証していくか。人々の安心安全に関わる製品ですから、開発者が責任を持ってリリースでき、ユーザが納得して使える品質保証が必要です。 昨年まで社内制度を利用して、2年間スタンフォード大学でディープラーン二ングを学ぶ貴重な経験をさせていただきました。シリコンバレーで現地の大企業やスタートアップの技術者と積極的に交流し、最先端の技術やイノベーションを生む文化を吸収できました。このとき得た技術や社内外のつながりは、今の仕事に役立っています。 今後も、人工知能や品質工学の分野で活躍する社内外の技術者と協働しながら、高度運転支援や自動運転を支える人工知能の品質基盤の構築をめざします。さらにそれが「世界標準」として認められれば、世界の自動車業界にとって画期的なことです。その先にまた、新しい未来が広がるはずです。