【2025年4月】
【Highlights:安心】
デルフィーとデータ駆動型スマート農業推進に向けて基本合意
デンソーと、オランダに本社を置くデルフィーは、それぞれの強みを生かし、作物の生育に必要なデータを集約・活用することで、栽培環境と栽培方法を最適化するデータ駆動型スマート農業*1 の推進に向けた取り組みの検討を開始するため、基本合意書を締結しました。
両社は今回の基本合意を基に、2030年までにデータ駆動型スマート農業の実現を目指し、世界中で安定的で持続可能な農業の実現に向けた取り組みを加速させていきます。
*1 データ駆動型スマート農業とは、センサーやIoTデバイスを活用して農業データを収集し、AIやビッグデータ解析を通じて農業における栽培プロセスを最適化する手法です。
【5月】
【Highlights:企業基盤】
トヨタグループ5社、AI・ソフトウェアの人財育成とイノベーションを加速
デンソー、アイシン、豊田通商、トヨタ自動車、ウーブン・バイ・トヨタの5社(以下、トヨタグループ5社)は、AI・ソフトウェア人財の育成を強化する「トヨタソフトウェアアカデミー」を発足しました。関連してトヨタでは、AIの研究や開発などへの投資を大幅に拡大し、イノベーションを加速する「グローバルAIアクセレレーター(GAIA)」を始動しました。トヨタグループ5社は、AI・ソフトウェア人財の育成で連携し、未来に向けたもっといい商品を開発することで、世界中のお客様に安全・安心と移動の自由を提供してまいります。
【6月】
【Highlights:環境】
自動車産業における再生材利用の拡大を目指し、 BlueRebirth協議会を設立
~自動車産業におけるサーキュラーエコノミー実現に貢献~
デンソー、東レ、野村総合研究所、本田技研工業、マテック、リバーは、使用済み自動車(ELV:End-of-Life Vehicles)の自動精緻解体*1 を起点としたCar to Car*2 実現のため、6社が発起人となり、動静脈*3 が融合したバリューチェーンの構築を目指す「BlueRebirth(ブルーリバース)協議会」を設立しました。
当協議会では、2035年に向けて自動車リサイクル産業を、自動車産業における資源循環型の新たなバリューチェーンの一翼を担う「再生原料製造業」へと進化させ、Car to Carの実現を目指します。
*1
自動精緻解体:ロボティクス技術やAIの認知・判断技術を駆使して、精緻な解体・選別を自動で行うこと。
*2
Car to Car:自動車のすべての部品を再生原料に戻し、新車の製造に活用し循環させること。
*3
動静脈:経済活動を動物の血液循環に例えた呼称であり、資源を加工して製品などを生産する産業を「動脈産業」、使い終わった製品を集め、再販売、再加工などを通して、再び社会に流通させる産業を「静脈産業」という。
【7月】
【Highlights:安心】
持続可能な農業の実現に向け、アクシア・ベジタブル・シーズの全株式取得
デンソーは、安定的な食料の生産と供給の実現を目指し、オランダの種苗メーカーであるアクシア・ベジタブル・シーズの全株式を取得しました。今回の全株式取得は、デンソーによる食農分野への進出を加速させるものです。
今後、デンソーとアクシアは相互に連携し工業化技術を種苗開発に取り入れることで、栽培の自動化やあらゆる気候に適した高品質なトマト品種の開発を進めていきます。また、デンソーの持つ画像認識技術やAI技術を活用することで、アクシアの開発期間を短縮し、付加価値の高い種苗をより早く市場に投入していきます。
【8月】
【Highlights:安心】
ドリームインキュベータとインドで製造・モビリティ分野向け統合デジタルプラットフォームの社会実装事業を開始
~UNIDOの産業協力プログラムに採択~
デンソーとドリームインキュベータは、両社が共同で行う「製造・モビリティ分野向け統合デジタルプラットフォームのインド社会実装事業」が、国際連合工業開発機関(UNIDO)の「グローバルサウス諸国への日本からの技術移転を通じた産業協力プログラム」*1 に採択されました。
本事業は、インドの製造業における物流やCFPなどのサプライチェーンの最適化と、自動車のアフターマーケットにおけるユーザーの利便性向上につながるバリューチェーンの構築を目指すものです。また、本事業の参加パートナーの生産性向上と競争力強化に加え、インド製造業の競争力強化に資する人材育成にも貢献しようとするものです。
*1 :UNIDO(United Nations Industrial Development Organization)は、日本の経済産業省による資金拠出のもと、グローバルサウス諸国における日本企業による大型実証の実施をサポートすることにより、グローバルサウス諸国と世界における技術革新、サプライチェーンの強化、産業インフラの確立を推進するプログラム「グローバルサウス諸国への日本からの技術移転を通じた産業協力プログラム」を実施しています。
【9月】
【Highlights:環境】
JERAと国内初となる火力発電所内でのSOEC水素製造実証を開始
デンソーとJERAは、JERA新名古屋火力発電所にて、デンソーが開発した水電解装置SOEC*1 (電解電力*2 :200kW)を活用した水素製造実証試験を開始しました。
本実証においては、デンソーの熱マネジメント技術を応用し、SOECから排出される熱量を最小限に抑えることで、世界最高水準の電解効率による水素製造の実現に取り組みます。今後は、この実証試験の結果をもとに、SOECの次世代燃料製造装置としての実用化に向けた取り組みを加速すべく、200kWから数千kWへの電解電力の拡大を目指してまいります。
*1
SOEC(Solid Oxide Electrolysis Cell / 固体酸化物形水電解装置):セラミック膜を電解質として高温で動作し、水蒸気を電気分解して水素を製造する装置。
*2
電解電力:水の電気分解に投入する電力
【Highlights:安心】
テュフ ラインランド ジャパンと持続可能な製品づくりの実現とデジタルプロダクトパスポート推進に向けて覚書を締結
デンソーとテュフ ラインランド ジャパンは、電池をはじめとする工業製品の持続可能な製品づくりの実現とそれに寄与する「デジタルプロダクトパスポート*1 (以下、DPP)」の推進を目指し覚書を締結しました。
エコデザイン規則および欧州電池規則への適合性評価のための検証・認証サービスやDPPの取り組みなどに関して、戦略的パートナーとして包括的に連携していくことに合意しました。
両社は、幅広い連携によってバッテリーパスポートをはじめとするDPPの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現へ貢献していきます。
*1 デジタルプロダクトパスポート: 製品の持続可能性を証明する情報として、製造元、使用材料、リサイクル性、解体方法など、製品のライフサイクルに沿ったトレーサビリティを確保するためにさまざまな情報が記録されたデジタル証明の総称。
【Highlights:安心】
地域情報配信サービス「ライフビジョン」が「フェーズフリーアワード2025」オーディエンス賞を受賞
一般社団法人フェーズフリー協会が主催する「フェーズフリーアワード2025」にて、「ライフビジョン」がオーディエンス賞を受賞しました。今回オーディエンス賞を受賞したライフビジョンは、「誰でも」「簡単」「確実に」をコンセプトにしています。高齢化が進む地域において自治体と住民をつなぐ情報配信サービスとしてすでに90以上の自治体で導入されており、単なる情報伝達手段ではなく、地域ごとの課題に合わせて柔軟に仕様が変えられる点が評価されました。また、大きな画面と高い操作性で高齢者にも使いやすいユーザーインターフェースも高く評価されました。
今後もデンソーは、全国の自治体でのライフビジョンの導入を目指すとともに、地域社会の課題解決に貢献していきます。
【10月】
【Highlights:企業基盤】
第63回技能五輪全国大会および 第45回全国アビリンピックで金賞を獲得
技能五輪全国大会において、「旋盤」「工場電気設備」「自律移動ロボット」での金賞3個を含む、10個のメダルを獲得。また全国アビリンピックにおいて、「電子機器組立」で金賞1個を含む、3個のメダルを獲得しました。
なお、第1回から第63回全国技能五輪全国大会までの銅賞以上の獲得数は延べ611個(内、金賞 163個)、デンソーが初参加した第27回から第45回全国アビリンピックまでの銅賞以上の獲得数は延べ41個(内、金賞20個)です。
【11月】
【Highlights:企業基盤】
「PRIDE指標2025」において最高評価のGoldを4年連続で取得
一般社団法人work with Prideが策定する、日本の職場におけるLGBTQ+などの性的マイノリティへの取り組みの評価指標である「PRIDE指標2025」において、最高位の「Gold」を4年連続で取得しました。
【Highlights:安心】
デルフィーとデータ駆動型スマート農業推進に向けて共同開発契約を締結
~安定的な計画栽培を実現するシステムの開発を本格化~
デンソーと、オランダに本社を置くデルフィーは、データ駆動型スマート農業*1 に向けて、安定的な計画栽培を実現するシステムの開発を本格化させていくために、共同開発契約を締結しました。
このたび両社は、安定的な計画栽培を実現するシステムの開発に共同で取り組むことに合意し、作物の正確な生育データを自動取得する技術と、取得したデータを活用した高精度な収量予測モデルを開発し、デルフィーが開発・販売している栽培管理ソフトウェアQMS*2 に実装します。
今後、両社の技術を融合し、高精度な収量予測が可能な栽培管理ソフトウェアの開発と社会実装に取り組んでいきます。
*1
データ駆動型スマート農業とは、センサーやIoTデバイスを活用して農業データを収集し、AIやビッグデータ解析を通じて農業における栽培プロセスを最適化する手法です。
*2
QMSの紹介は、こちら(英語サイト)をご覧ください。
【12月】
【Highlights:環境】
2025年度省エネ大賞にて2案件が資源エネルギー庁長官賞を受賞
デンソーによる「工場インフラ規格緩和による省エネ改善」と、デンソートリムによる「徹底した地下水活用による省エネ推進」の取り組みが評価され、2025年度省エネ大賞において共に「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。
【Highlights:環境】
国内初となる「バッテリー温調モジュール」を開発
~業界トップレベルの冷却性能で燃料電池大型トラックの実用化に貢献~
電動大型トラック*1 においてバッテリーの温度管理を担い、車両の走行性能向上やバッテリー寿命の延長などの実用性向上に貢献する国内初の製品「バッテリー温調モジュール」を開発しました。本製品は、国内初の燃料電池大型トラック量産モデル「日野プロフィア Z FCV」*2 に搭載されています。
今回開発した「バッテリー温調モジュール」は、バッテリーに冷温水を供給し、バッテリー内部の温度制御を行う製品です。本製品は、バッテリーの温度制御に必要な複数の機能をモジュール化し、車両の空調システムとは独立して動作することで、バッテリーに特化した最適な温度制御を実現しました。
今後も熱マネジメントのコア技術を生かした製品開発を進め、環境にやさしい車両の普及を後押しするとともに、モビリティの進化と持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
*1
電動大型トラック : バッテリー電動大型トラック(BEV)、燃料電池大型トラック(FCV)、プラグインハイブリッド大型トラック(PHEV)などを含む
*2
日野自動車、燃料電池大型トラック「日野プロフィア Z FCV」新発売 | ニュース・お知らせ | 日野自動車株式会社
【Highlights:安心】
メディアテックと車載用SoCの共同開発契約を締結
~自社仕様による「オリジナルのSoC」でモビリティの知能化を加速~
次世代の車載用SoC(System on Chip)の開発を加速させるため、半導体設計メーカーのメディアテックと共同開発契約を締結しました。
今回の開発契約締結を通じて、デンソーはさまざまな運転シーンに応じたシステムの理想的な動きを考慮しながら、車載用SoCに求められる機能や要求仕様の決定と、それらを踏まえたSoCの基本設計(アーキテクチャ設計)を行います。そして、メディアテックはこれまでのSoCの開発実績を生かし、詳細設計や検証などを担当します。
両社の連携により、デンソーのシステム視点の設計力とメディアテックの半導体設計力を組み合わせ、デンソーオリジナルのSoCを実現します。このSoCは、車載システムを制御する統合モビリティコンピュータ向けに利用することを目指します。
【2026年1月】
【Highlights:企業基盤】
2025年度「IT賞」においてIT奨励賞(経営・業務改革領域)を初受賞
プラスアルファ・コンサルティングとともに、公益社団法人企業情報化協会が主催する2025年度(第43回)IT賞において、「IT奨励賞(経営・業務改革)」を受賞しました。
IT賞は、ITやデジタル技術を活用して、優れた業務改革や社会貢献を実現した活動体(企業・団体など)を称える表彰制度です。
今回の受賞テーマである「IT・デジタル技術を活用した、デンソーグループのソフトウェア人財開発の取り組み」は、データ活用を取り入れた、ソフトウェア技術者のキャリア形成と成長を支援する取り組みです。デンソーでは、2021年から技術者が自ら学び続ける仕組みとしてキャリアイノベーションプログラムを本格的に運用しており、国内外のデンソーグループのソフトウェア技術者が、より高度かつ多様なスキルを獲得し成長し続けることを後押ししています。
【2月】
【Highlights:企業基盤】
東洋経済「CSR企業ランキング2026年版(第20回)」で総合ランキング1位を獲得
東洋経済新報社が発表した、「CSR企業ランキング2026年版(第20回)」*において、総合1位の評価を獲得しました。
これからも環境や安心に関するさまざまな社会課題の解決に向けて、技術とモノづくり、そして人の力で、お客様や取引先さまをはじめとしたステークホルダーの皆さまと共に挑戦し続け、持続可能社会の発展に貢献していきます。
* 東洋経済「CSR企業ランキング」は、CSR(企業の社会的責任)と財務の両面から「信頼される会社」を総合評価するランキングで、今回は1656社を対象に実施。「人材活用」「環境」「企業統治+社会性」「財務(収益性、安全性、規模)」の4分野から評価されるもの。
【3月】
【Highlights:環境】
CFP算定アプリケーションがABtCの「アプリケーション認証」を取得
デンソーが開発したカーボンフットプリント(CFP)算定アプリケーションが、一般社団法人自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター(ABtC*1 )が運営する認証プログラムにおいて「アプリケーション認証」を取得しました。
本アプリケーションは、取引先とのデータ連携により、製品の製造過程全体におけるCO2排出量を体系的に算出・管理し、証明することを可能にするものです。
このたび、ABtCの認証を取得したことによって、デンソーの開発したCFP算定アプリケーションがABtCのデータ連携基盤に安全に接続できることが認められ、ウラノス・エコシステムのユースケースに対応するアプリとなりました。企業や組織が互いに信頼性を確保しながら、ABtCのデータ連携基盤を介してCFPデータを共有・連携することが可能になります。
これによりデンソーは、欧州のCatena-X、日本のウラノス・エコシステム双方で推進されるデータ連携基盤へ安全に接続できるアプリの認証を取得した、世界初の企業となりました。
*1 Automotive and Battery Traceability Center Association, Inc.
【Highlights:環境】
電動車の性能向上実現に向け、ネクストコアテクノロジーズへ出資
~鉄基アモルファス系合金を活用したモーターコアの量産確立を目指す~
ネクストコアテクノロジーズ(以下、NCT)に対し、次世代のモータージェネレーター(以下、MG )*1 の競争力強化の鍵となる鉄基アモルファス系合金*2 を活用したモーターコア*3 分野における共同開発を目的として、このたび出資を行いました。
今回の出資を通じて共同開発を加速させ、NCTが有する同合金を用いたモーターコアに関する材料・加工技術と、デンソーがこれまで培ってきたMGの製品開発に関する知見を融合し、高効率な次世代MG向けモーターコアの量産確立を目指します。これにより、次世代MGのさらなる高性能化を実現し、電動車の航続距離延伸や走行性能向上に貢献していきます。
*1
モータージェネレーター(MG):BEV,PHEV,HEVに搭載され、始動や走行時の主動力であるとともに、減速時には発電を行う、電動車の中核を担うモーター
*2
鉄基アモルファス系合金:金属でありながら、原子配列が規則正しく並んだ結晶構造を持たない「非晶質(アモルファス)」状態の材料で、鉄損(電力損失)を大幅に低減できるという特長がある。一方で、硬く脆いという特性を持ち、加工や量産が難しいという課題がある
*3
モーターコア:モーター内部で磁束を通すための鉄心(積層鋼板)で、薄い電磁鋼鈑を多数積み重ねて作られる部品。モーターの性能・効率・発熱に大きく影響する
【Highlights:環境】
国内初、「地域CO2循環型e-メタン供給」の共同実証を開始
デンソー、東邦ガス、アイシンは、国内初となる「地域CO2循環型e-メタン供給」(以下「地域CO2循環」)の共同実証を開始しました。
本実証では、e-メタン*1 の国際的な環境価値の認証に向け、まずはガス利用者が排出するCO2から製造したe-メタンを活用することで、SHK制度*2 における基礎排出係数ゼロメニュー*3 の適用を目指します。また、本実証では由来の異なるCO2*4 を取り扱うため、各由来のCO2から製造されるe-メタンのトレーサビリティ確保に向けた計量・管理方法を確立し、品質管理などに関する技術課題の検証も行います。
3社は、今後も地域CO2循環の社会実装に向けた取り組みを共同で推進し、地域におけるカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
*1
再生可能エネルギー由来の水素などとCO2を用いて合成したものをe-メタンと呼びます。排気ガスなどから回収したCO2を原料としてe- メタンを製造することで、燃焼(利用)時にCO2が排出されても、大気中のCO2の総量は実質的に増加しません。
*2
「地球温暖化対策の推進に関する法律(通称:温対法)に基づく温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」の略称です。
*3
e-メタンを原料とした都市ガスの使用について、そのエネルギーの使用に伴う排出量を、制度上の算定において『ゼロ』として評価することができるものです。
*4
アイシンからの工場由来CO2、デンソーからの工場由来CO2、および知多市南部浄化センターからのバイオ由来CO2の3種類です。
【Highlights:企業基盤】
第10回ものづくり日本大賞にて内閣総理大臣賞を受賞
第10回ものづくり日本大賞において、当社社員である清水源樹が内閣総理大臣賞を受賞しました。
清水は、2024年に開催された第47回技能五輪国際大会において、「産業機械」(日本代表)で金メダルを受賞しました。その実績により、ものづくりの将来を担う高度な技術・技能者として認められ、同賞を受賞しました。
デンソーは、第1回ものづくり日本大賞で内閣総理大臣賞を受賞して以来、今回で10回連続の受賞となります。