フードバリューチェーン(農業)
事業のありたい姿
『いつでも』『どこでも』『だれでも』安全で美味しく、そして環境にやさしい食の提供を実現するソリューションを世界のあらゆる地域に提供するため、技術と発想で新たな価値を提供し、安心・安全に暮らせる社会に貢献します。
フードバリューチェーン事業は、気候変動や就農人口減少といった社会課題の解決に向け、パートナーとの連携を強化しながら持続的に成長しています。種苗、施設、栽培、運営に加え、モビリティで培ったセンシングやAIエージェントといった技術を融合し、企画から運用・アフターケアまで一貫したワンストップソリューションを提供しています。これにより、収量予測や病害の予兆把握を通じた安定的な計画生産を実現し、生産者に安心と信頼を提供します。各事業の自律的な成長を基盤に、グローバルでの連携と統合価値を高めることで、再現性と収益性を両立した事業モデルを確立し、安心で豊かな食の未来づくりに貢献していきます。
事業の強み
•自動車分野で培ったセンシング・自動化を農業に応用し、施設園芸の工業化による安定・計画生産の実現
• 環境(Certhon)、種苗(Axia)、栽培・運営(FoodVentures)を統合し、お客様の事業計画から生産・販売までを一貫(ワンストップ)で提供
事業内容・取り組み
ハウス事業
欧州地域においてエネルギー高騰によるニーズが顕在化しているお客様に対して、温調制御や人工光による省エネ提案でハウス一体型提案を進めています。また、欧州外エリアに対し、グループ会社化したFoodVenturesと連携し、栽培技術まで含めたワンストップソリューション提案で大口案件を具体化していきます。
主要製品
農業ハウス
生産者のニーズに合わせた大規模ハイテク農業ハウス。温度・潅水・光・CO₂などの生育環境を高度に制御することで、高品質な作物を安定的かつ効率的に生産することが可能。地域特性や天候条件、栽培作物に応じたハウスの設計により、生産者のニーズに最適化された栽培環境を実現します。
中規模セミクローズドハウス「プロファームTキューブ®」
統合環境制御装置「プロファームコントローラー」
デンソーアグリテックソリューションズ
種子事業
優れたトマトの種子開発の技術を有するAxiaをグループに迎えました。これによってデンソーの持つデジタル・自動化技術とAxiaが持つ育種専門知識を融合することで、安心で高品質な種子を早期に開発しお届けする体制を構築できるようになりました。トマト以外にも品種を広げ、また欧州地域以外にもソリューションを提供できるよう新たなアライアンス活動を加速化していきます。
主要製品
トマト種子
安定・計画生産を支える施設栽培向けトマト種子。遺伝子分野の専門知識を活用し、高い耐病性、優れた味、高品質、そして高収量を実現する品種を開発。デジタル・自動化技術を育種に応用し開発期間を短縮することで、高付加価市場投入と安定供給に貢献します。
データ駆動型栽培・営農技術の開発
DELPHYとの協業により、私たちがこれまで培ってきた、センシング技術やデジタル技術に栽培ノウハウを統合することで、計画生産を可能とする革新的な栽培ソリューションの実現に向けて新たな一歩を踏み出しました。 モビリティの画像認識を活用した植物データを取得するセンシング技術の磨き上げとグループ会社の栽培ノウハウを融合させ、収量予測や病害虫の発生を予兆する栽培管理AIエージェントの基盤構築に向けて取り組んでいきます。
主要製品
営農コンサルタント
グローバルで持続可能な温室運営ソリューション。持続可能かつコスト効率の高い野菜生産を実現するための最適技術(Right-Tech)ソリューションを提供しています。多様な気候条件下で、施設園芸に関する運営ノウハウと経験を通じて、世界の施設園芸の発展を加速させることを目指しています。
パートナー共創と人づくり
FVC事業では、「人づくり」と「パートナーとの共創」を両輪とし、事業成長の加速と社会価値の創出に取り組んでいます。
パートナー共創の領域では、これまでCerthon、Axia、FoodVenturesの子会社化を通じて事業基盤を拡充してきました。今後もワンストップソリューションの構築に向けて、戦略的かつ連続的なM&Aを推進し、バリューチェーン全体をつなぐエコシステムを強化していきます。また、栽培領域における高度化を実現するため、社内外の知見と技術を融合し、栽培デジタルプラットフォームの開発を進めていきます。
人づくりの面では、グループに加わった各社の優秀な人財同士が連携し、それぞれの強みや専門性を掛け合わせることで、新たな価値とシナジーを創出し続けます。多様なバックグラウンドを持つ人財が相互に刺激し合う環境を整備することで、持続的なイノベーションの実現を目指しています。さらに、これらの取り組みをより迅速に推進するため、欧州に事業本部を移し、パートナーおよびお客様に近い場所で市場動向を的確に捉え、スピード感ある意思決定と事業運営を行っていきます。 FVC事業は、人とパートナーの力を結集し、グローバルに競争力のある持続可能な食の社会の実現に貢献していきます。