株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、電波を使って車両や歩行者などを検知するミリ波レーダーの技術開発を加速するため、同分野において最先端技術を開発する米国のスタートアップ企業Metawave(本社:カリフォルニア州)に出資しました。

デンソーは、自動運転や安心で安全なクルマ社会の実現に向け、車両の周辺状況の「認知」に必要な車両の目となるセンサーの開発に取り組んでいます。

ミリ波レーダーは、ミリ波帯の電波を用いて周囲の状況を探知する走行環境認識センサーです。衝突が不可避な状況を検知してブレーキをかけるシステムや、先行車との車間距離を一定に保って走行するシステムのセンサーとして使用されています。デンソーのミリ波レーダーは、車両や歩行者を認識する画像センサーとあわせて、2018年1月に発売されたトヨタのアルファード・ヴェルファイアにも搭載されています。

今回出資するMetawaveは、レーダーの検知範囲の拡大、認識性能の向上、小型化を実現するためのコア技術を所有しています。デンソーは本出資によりミリ波レーダー開発を加速させます。

デンソーは、交通事故のない社会の実現を目指し、技術・製品開発に取り組んできました。これからも今まで培ってきた技術を活用し、ドライバー、歩行者をはじめとする、世界中のすべての人にとって安心で安全なクルマ社会の実現に取り組んでいきます。