DRIVEN BASE

デンソー、大安製作所に工場を増設 ―安全システム用センサとセラミック部品を生産―

2006年3月22日

 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、大安製作所(三重県いなべ市)敷地内に安全システム用センサとセラミック部品を生産する工場を増設します。本年7月に着工し、2007年6月に完成、2007年8月から順次、生産を開始する予定です。2010年までの総投資額は約260億円です。

 今回の増設は、車両生産台数および、安全・環境関連部品装着率の増加に対応するため、生産能力の増強を図るものです。
 安全システム用センサは大安製作所内の既存工場からの生産移転であり、また、セラミック部品である排ガス浄化用モノリス担体、DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)は、本社地区から大安製作所への生産移転です。セラミック部品については、現在大安製作所で生産している点火プラグ、O2(酸素)センサなどと集約し、生産の効率化を狙います。

 増設する工場の概要は以下の通りです。

概要

1.建屋面積 56,000m2
2.総投資額 約260億円(2010年まで)
3.生産品目 安全システム用センサ(エアバッグ衝突検知センサ)
セラミック部品(モノリス、DPF)
4.生産台数 エアバッグ衝突検知センサ:300万台/月
モノリス:50万台/月
DPF:2万台/月
(以上、2010年度計画)
5.稼動開始 2007年8月
6.従業員数 約700人(2010年度計画)

<ご参考>大安製作所の概要

1.操業開始 1982年
2.所在地 三重県いなべ市大安町門前1530
3.生産品目 点火装置、走行安全機器、点火プラグ、O2センサ、各種アクチュエータ・センサ
4.従業員数 3,810人(2005年3月31日現在)
5.敷地面積 855,000m2
6.延床面積 319,000m2

以上