DSIコンソーシアム、次世代規格DSI3技術仕様Version 1.0を発表
DSI(Distributed Systems Interface)コンソーシアムは、この度、自動車電子制御ユニット(ECU)とセンサ/アクチュエータ(作動装置)を結ぶ通信規格で、DSIの次世代規格となるDSI3技術仕様Version 1.0の策定を完了しました。
DSIコンソーシアムは、2009年9月に株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明、以下デンソー)、フリースケール・セミコンダクタ社(本社:米国テキサス州、会長兼CEO:リッチ・ベア、以下フリースケール)、TRWオートモーティブ・ホールディングス社(本社:米国ミシガン州、社長兼CEO:ジョン・C・プラント、以下TRW)の三社が、DSI規格の推進と発展を目的に設立した団体で、設立以降、参加企業がそれぞれの専門知識を発揮し、業界を超えた団体として積極的に次世代規格の策定を進めてきました。
今回策定を完了した新たなDSI3規格は、安全性が重視される自動車電子制御ユニットとセンサ/アクチュエータとの接続におけるシリアルデータ通信規格で、将来の車両制御における機能の拡張と大幅な性能向上に対応できます。主なアプリケーションとしては、エアバッグのみならずその他の車載システムを想定しています。
コンソーシアムのメンバー企業であるデンソー、フリースケールおよびTRW、ならびにパートナー企業は、すでにDSI3規格に準拠したシステム/コンポーネント・ソリューションの開発に着手しており、2013年には量産を開始する予定です。DSI3規格については、DSIコンソーシアムの公式サイトhttp://www.dsiconsortium.org (英語)にて詳細をご紹介しています。
DSIコンソーシアムでは、さらなる活動を推進するために、常時新たなパートナー企業の参加を受け入れています。関心のある企業は当団体の公式サイトからお問い合わせをいただくことで詳細な情報を入手いただくことができます。コンソーシアムでは、技術分野やマーケティング分野を対象に個別の作業グループが結成されており、今後もDSI規格の策定と推進を主導していきます。
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