株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、カーネギーメロン大学ワイタカー記念全学教授 金出 武雄氏と技術顧問契約を締結しました。
当社は、大きな社会問題となっている交通事故を減らすため、安全分野の技術開発に力を入れており、その中でも、自動運転につながるセンシング技術の開発を強化しています。
このたび、人工知能、コンピュータービジョン、ロボット工学の世界的権威である金出教授と技術顧問契約を締結することで、自動車における画像認識、機械学習分野の技術開発を一段と加速させていきます。
デンソーは、交通事故のない社会の実現を目指し、これまで技術・製品開発に取り組んできました。そしてこれからも今まで培ってきた技術を活用し、ドライバー、歩行者をはじめとする、世界中のすべての人にとって安心で安全なクルマ社会の実現に取り組んでいきます。
1974年京都大学工学博士修了後、京都大学助教授を経て、1980年にカーネギーメロン大学ロボット研究所高等研究員に就任。同研究所の准教授、教授を経て、1992年から所長を務める。2006年にはカーネギーメロン大学に生活の質工学研究センターを設立し、センター長に就任。
日本では2001年から産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター長を兼務し、現在は特別フェロー。また、文部科学省管轄 人工知能(AI)研究拠点「AIP(Advanced Integrated Intelligence Platform Project)センター」の特別顧問も務める。
C & C 賞、Joseph Engelberger 賞、JARA賞、人工知能学会業績賞、Otto Franc賞、Marr賞、ベンジャミンフランクリン協会 バウアー賞、IEEE 国際計算機視覚会議 Azriel Rosenfeld Lifetime Achievement Award、大川情報通信基金 大川賞、IEEE ロボットとオートメーション・ソサイティ パイオニア賞、京都賞