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デンソー、CDPから「気候変動」「水セキュリティ」の両分野で最高評価を獲得

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、国際的な非営利団体CDP*1(本部:イギリス ロンドン市)が実施する環境分野の取り組み評価において、「気候変動」および「水セキュリティ」に対する取り組みと、その情報開示に優れた企業として、最高評価である「Aリスト」に選定されました。デンソーが「Aリスト」に選定されるのは、「気候変動」分野では今回が初めてとなり、「水セキュリティ」分野では2021年度に引き続き2回目となります。

デンソーは、2030年の長期方針で「地球に、社会に、すべての人に、笑顔広がる未来を届けたい」というスローガンを掲げ、「環境」と「安心」分野における提供価値の最大化に向けて、サステナビリティ経営を加速させています。「環境」の分野では、近年、世界的なテーマになりつつある脱炭素やカーボンニュートラルへの対応として、日本政府が掲げる目標「2050年カーボンニュートラル実現」を大きく前倒し、「2035年生産活動におけるカーボンニュートラルの実現」を目標に掲げました。また「モノづくり」「モビリティ製品」「エネルギー利用」の3つの領域でカーボンニュートラルな社会の実現への貢献に向けて活動を推進しています。

今回の「Aリスト」選定は、デンソーの多角的な取り組みが結実したものだと考えています。デンソーはエネルギー消費量の多い製造業に携わる企業の責務として、以前より地球環境の維持と事業活動の両立を目指し、製品開発や生産だけでなく、あらゆる分野で環境負荷の低減に取り組んできました。2022年は、環境性能の高いモビリティ製品・システムの普及や、大気中のCO2回収や再利用に関する新技術の開発などの分野において、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によるグリーンイノベーション基金なども活用しながら*2、持続的な事業の成長と、深刻な環境問題解決の両立に貢献する取り組みを進めています。また、自社にとどまらないサプライチェーン全体での環境活動の推進や、社会的な関心の高まりを踏まえて新たに役員報酬へESG評価を導入するなど、幅広く、タイムリーに施策を展開しています。

これからもデンソーは、サステナビリティ経営を通じて、さらなる企業価値の向上に努めるとともに、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

*1 CDPは、英国の慈善団体が管理する非政府組織(NGO)であり、投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営しています。
*2 当社は以下3件についてグリーンイノベーション基金事業に採択されています。
2022年2月25日 「次世代パワー半導体デバイス製造技術開発(電動車向け)事業」
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101513.html
2022年4月19日 「次世代蓄電池・次世代モーターの開発」
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101535.html
2022年5月13日 「工場排ガス等からの中小規模 CO2 分離回収技術開発・実証」
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101541.html

 

■関連情報
デンソーのサステナビリティ
https://www.denso.com/jp/ja/about-us/sustainability/
環境への取り組み
https://www.denso.com/jp/ja/about-us/sustainability/environment/
環境戦略 (2021年5月開催「DENSO DIALOG DAY 2021」資料)
https://www.denso.com/jp/ja/-/media/global/about-us/investors/business-briefing/2021-green_jp.pdf
CDPスコアについて
https://www.denso.com/jp/ja/about-us/sustainability/environment/cdp/
投資家向け情報
https://www.denso.com/jp/ja/about-us/investors/