DRIVEN BASE

デンソー、福島県郡山市にデンソーエアリービーズの新たな練習用体育館を建設

~地域と共生し、未来につなぐ体育館~

2025年5月30日

株式会社デンソー(以下、デンソー)は、女子バレーボールチーム「デンソーエアリービーズ」の新たな練習拠点として、福島県郡山市に体育館を建設することをお知らせします。本施設は、2027年7月の竣工を目指して建設を進めてまいります。

デンソーは、福島県および郡山市と2017年11月にホームタウンパートナー協定を締結*1し、小学生を対象とした大会「エアリービーズ杯」の開催やバレーボール教室を通じ、市民の皆さまと交流を続けてきました。そして2024年4月、世界最高峰を目指す大同生命SV.LEAGUE WOMENへの参入とSVライセンス*2の取得に伴い、メインホームタウンを郡山市に移転*3し、2025-2026シーズンからは、郡山市にてレギュラーシーズンの試合を開催します。

本施設は、ホームタウン移転に伴い、選手が地域に密着しながら練習を行う拠点として活用いたします。天井高や専用床材の採用などSVリーグの要項を満たしたうえで、輻射熱を利用した空調システムなど選手のパフォーマンス向上を後押しする設計としています。また、地域貢献の一環として平時はバレーボール教室などのイベントを継続して開催し、有事には地域の皆さまの避難所としても活用できます。さらに本施設は、カーボンニュートラルの取り組みとして国内の体育館施設で初めて*4、創エネルギー量が消費エネルギー量を上回るZEB*5を達成する見込みです。

デンソーは、グループ会社である株式会社デンソー福島と共に、郡山市をはじめとする福島県の皆さまとの連携を強め、バレーボールをはじめとするスポーツ振興と、住民の皆さまが安心して暮らせる地域づくりを両立させることで、さらなる地域社会への貢献を目指してまいります。

■新設体育館概要

建設予定地 福島県郡山市豊田町102番2 
 敷地面積  約10,000㎡
 建屋面積(延床面積)  約5,200㎡
 建屋コンセプト  地域と共生し、未来につなぐ体育館
[3つの機能配置]
① SVリーグにふさわしい練習施設
② 地域住民が平時/有事で活用できる施設
③ カーボンニュートラルを実現する施設
 用途  ・エアリービーズおよびジュニアチームの練習使用
・イベント開催(バレーボール教室やファン感謝祭など)
・災害などの有事における防災拠点
 建築着工日  2026年2月
 竣工予定日  2027年7月

*1デンソー、バレーボールで福島県と ホームタウンパートナー協定締結 | ニュース | DENSO - 株式会社デンソー / Crafting the Core /
*2 SV.LEAGUE WOMENの参加資格。トップリーグにふさわしい設備や機能を備えた競技環境の整備、地域に根付いた活動の実施、クラブの財務体質や組織体制などがSVライセンス交付規則に基づき審査され、1年間資格が付与されます。
*3 エアリービーズ誕生の地であり、50年以上にわたりホームタウンとしてきた愛知県西尾市は「マザーホームタウン」として、これまで通り公式戦の試合開催やバレーボール教室などの連携を継続します。
SVリーグ参入およびメインホームタウン移転について – デンソーエアリービーズ/バレーボール/Vリーグ/女子
*4 ゼネコン調べ
*5 「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の略称


■コメント:デンソーエアリービーズ 監督 辻健志
この度、福島県郡山市にエアリービーズの練習拠点となる新体育館建設にあたり、多大なご協力をいただいた関係者の皆さまに、深く御礼申し上げます。地域の皆さまと共生し合える環境、そしてチームと地域の未来につながる体育館で『頂』を目指して練習できる事を、今から心躍らせ、待ちわびています。
皆さまと新体育館でお会い出来るのを楽しみにしています。

■コメント:総務・人事本部担当 上席執行幹部 神戸千隆
デンソーは、震災直後にデンソー福島の工場を避難所として開放し、その後、震災復興や地域振興において、福島県および郡山市の皆さまと深いご縁を築いてまいりました。今回の新体育館建設は、そうした歩みの延長線上にあるものであり、地域の皆さまとともに未来を創るプロジェクトであると考えております。
今後とも地域の皆さまとともに成長し、誇りを共有できるチーム・会社であり続けるべく、全力を尽くしてまいりますので、ご支援・ご声援を賜りますようお願いいたします。

  • Alt

    体育館完成予想図:北面に設置した正面玄関

  • Alt

    体育館完成予想図:北東に臨む俯瞰図